インフィニティ QX70を解説、日本未導入SUVの概要やスペック、価格他、正規輸入の可能性や並行輸入情報も掲載。

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スタイリッシュに纏められたエクステリア/インテリアに気持ちの良い走り。これはインフィニティの全てのモデルに通じるアイデンティティですが、そのなかで最も濃く味わえるのがこの一台かも知れません。

今回は右ハンドルで味わえる、インフィニティのクロスオーバーSUV「QX70」を紹介、並行輸入の方法についても掲載します。

モデルの概要

QX70はインフィニティのSUVレンジのなかで2番目に大きなモデルになります。QX70はそもそも「インフィニティFX」の名前で販売されていたモデルでした。

インフィニティ QX4(日本名:テラノ・レグラス 1997年)

インフィニティ QX4(日本名:テラノ・レグラス 1997年)

インフィニティ FX45コンセプト(2001年)

インフィニティ FX45コンセプト(2001年)

初代モデルのデビューは2003年。2001年のデトロイトショーで参考出品されたコンセプトカー、インフィニティFX45コンセプトを具体化したものと言われています。インフィニティのSUVには、クロスカントリーモデルの日産テラノをベースとするQX4がありましたが、これとは異なり乗用車系のFR-Lプラットフォームを採用。スポーツカーとプレミアムSUVが融合した「クロスオーバーSUV」という新ジャンルの一台でして。まるでスポーツクーペのような流麗なラインと、SUVの離れした走りを楽しめるFXは北米市場で瞬く間に人気モデルとなり、インフィニティの主力車種の一台にまでなりました。

インフィニティ FX(初代モデル:2003年)

インフィニティ FX(初代モデル:2003年)

インフィニティ FXベッテル・エディション(2代目モデル:2012年)

インフィニティ FXベッテル・エディション(2代目モデル:2012年)

2代目モデルのデビューは2008年。初代モデルの面影を色濃く残した2代目は、デザインもメカニズムもさらに熟成が進められました。2代目のトピックは、北米だけでなく欧州やアジアでも販売開始されたことです。イギリスでは2011年から販売開始され、はじめて右ハンドルモデルがラインナップされました。2014年からはインフィニティの新ネーミングルールに則り、QX70にリネームされています。

インフィニティのQX(SUV)ラインでは、QX80に次ぐ大きなサイズですが、英国市場向けにQX80の設定がないため事実上QX70が右ハンドルで乗れる最大サイズのモデルなります。プラットフォームは初代同様FR-Lプラットフォームを採用。このプラットフォームを使う車種に、Q50(日本名:スカイライン)、Q70(同:フーガ)などがあります。生産は全て日本の日産自動車栃木工場で行われ、全世界に輸出されています。

メイドインジャパンとなるQX70ですが、FX時代も含めて日本市場には導入されていません。

インフィニティ QX70 紹介動画(約30秒)

ハイライト

エクステリア

流麗さのなかに垣間見える力強さ

インフィニティ QX70

インフィニティ QX70

QX70のシルエットは、SUVのなかでもクーペとSUVの中間のような雰囲気で、各部をリファインしつつもヒットモデルとなった初代FXのイメージを色濃く残しています。インフィニティの各モデルに通じる曲線と矩形を巧みに組み合わせた流麗なボディラインは、ボディがワイドアンドローなこともあり、シャープでありつつも内に秘めた力強さが垣間見えます。実際のボディサイズは全長4,865mm×全幅2,134mm×全高1,680mmという堂々としたものですが、重苦しくならないエクステリアデザインが施されています。

インフィニティ QX70(サイド)

インフィニティ QX70(サイド)

インフィニティ QX70(リア)

インフィニティ QX70(リア)

ボディデザインと同じく、QX70にマッチョさを感じる理由のひとつは、組み合わされるホイールではないでしょうか。ベースグレードの20インチをはじめ、上級グレードには21インチブラックアルミホイールが設定されており、力強いデザインに負けない足回りを演出しています。

インフィニティ QX70 デザイン紹介動画(約40秒)

インテリア

ドライバーズオリエンテッドでスポーティな演出

QX70のインテリア

QX70のインテリア

SUVとしては着座位置が低く、このクルマがスポーティなクロスオーバーモデルであることに気づかされます。インパネデザインは、ほかのインフィニティのモデルと同じくドライバーズオリエンテッドなもの。インパネ中央には、歴代インフィニティモデルに共通の上品なアナログ時計が配置されています。

シートはフルレザーが標準装備。ホワイト、ジャワ、グラファイトの3色が設定されます。インテリアトリムはラグジュアリーなメープルアクセントと、スポーティでクールなブラックラッカー/アルミニウムのコンビネーションの2種類が設定されています。

QX70のインパネ

QX70のインパネ

QX70のラゲッジルーム

QX70のラゲッジルーム

そして、インフィニティのモデルで採用され続けるBOSEプレミアムサウンドシステムも、プレミアムグレードに標準装備されています。

パワートレイン

今だからこそ味わいたい日産製マルチシリンダーエンジン

イギリス仕様のパワーユニットはガソリンエンジンのみで、一部仕向け地にあるディーゼルエンジンの設定はありません。

  • V型6気筒3.7L 自然吸気ガソリン VQ37VHR 320PS
  • V型8気筒5.0L 自然吸気ガソリン VK50VE 390PS
V6 3.7L VQ37VHRエンジン

V6 3.7L VQ37VHRエンジン

V8 5.0L VK50VEエンジン

V8 5.0L VK50VEエンジン

どちらも日産製のパワーユニットです。V6のVQ37エンジンは可変バルブタイミングのVVELを採用し、レスポンスの良さが魅力です。日本でもフーガやスカイラインに設定されています。V8のVKエンジンは、かつてシーマやプレジデントに4.5LのVK45エンジンが設定されていましたが、現在の日本向けモデルに設定はありません。2トン以上あるQX70の巨体をたった5.8秒で100km/hまで加速させる怒涛のパフォーマンスを秘めています。今となっては希少なマルチシリンダーの大排気量自然吸気エンジンを味わえるのがQX70の魅力のひとつです。

駆動系はFRをベースとしたAWDで、2WDの用意はありません。トランスミッションは変速がスムーズと評判の、パドルシフト付き7速オートマチックのみが設定されています。

サスペンション

巨体でもスポーティな身のこなし

サスペンションはフロントにダブルウィッシュボーン、リアにはマルチリンクを採用しています。さらに、全グレードにアクティブダンパーが設定されています。これは少し硬めでスポーティなセッティングになっており、まるでスポーツカーのような身のこなしで路面を駆け抜けることができると評判です。

大きなボディサイズだけどスポーティな身のこなし。これは、インフィニティのオリジンとなるQ45から連綿と続くこのブランドのアイデンティティと言えます。

参考スペック

INFINITI QX70S Premium 3.7 AWD


寸 法 ▶︎全長×全幅×全高=4,865×2,134×1,680mm
     ホイールベース:2,885mm トレッド前/後 1,635 x 1,640mm
エンジン▶︎水冷ガソリン V型6気筒 フロント縦置き
     3,696cc -mm x -mm -:1 235kW/7000rpm 360Nm/5200rpm 
駆動方式▶︎AWD  7速AT
懸架装置▶︎前:ダブルウィッシュボーン
    ▶︎後:マルチリンク
ブレーキ▶︎前:ベンチレーテッドディスク 後 ディスク
タイヤ ▶︎前:-/- R- 後:-/- R-
燃料容量▶︎90L 車両重量▶︎2,012kg 最高速度▶︎233km/h 0-100km/h加速▶︎6.8秒
燃 費 ▶︎7.9km/L(欧州複合基準)-km/L(JC08モード日本仕様参考値) 
価 格 ▶︎52,200ポンド(イギリス仕様車)

※その他の仕様のスペック詳細はカタログ情報(リンク)をご覧ください

ライバルモデル

クロスオーバーSUVであるQX70のライバルとして、BMW X6とメルセデスベンツ GLEクーペを挙げます。

BMW X6

BMW X6

メルセデスベンツ GLEクーペ

メルセデスベンツ GLEクーペ

X6はQX70と同じくスタイリッシュなクーペSUVです。現在まで続くSUVのジャンルの人気は、レクサスRX(日本名:ハリアー)とBMW X5が火をつけたと言われていますが、このX5ベースにクーペとSUVを掛け合わせたのがこのX6です。流麗なボディラインが魅力ですが、もちろんそれだけでなく、ディーゼルやハイブリッドもある多彩なパワーユニットもセリングポイントのひとつでしょう。

GLEクーペは、かつてのMクラスの後継車種としてデビューしたGLEクラスをベースに、クーペボディを纏ったモデルです。これは前述のBMW X5とX6の関係に近いもので、スタイリッシュなボディラインが印象的です。やはり気になるのはAMGモデルの存在でしょう。AMG GLE 63 S 4MATIC Coupeは、V型8気筒5.5Lツインターボをエンジンを搭載し、QX70のV8モデルを凌ぐ600PS近くを発揮します。SUV界屈指のモンスターマシンです。

バイヤーズガイド

グレードは標準グレードとなるQX70 GTと、21インチアルミホイールなどが設定されるスポーティグレードのQX70Sがあります。

GT/SにはそれぞれPremiumグレードが設定されており、これにはBOSEプレミアムサウンドシステムなどが標準装備されます。さらにSにはDesignグレードが設定され、これにはブラック塗装の21インチアルミホイールが標準装備されます。

QX70を選ぶなら、QX70S PremiumモデルにV6 3.7Lエンジンの組み合わせは如何でしょうか。日本で展開されていないV8エンジンも魅力的ではありますが、VQ37VHRエンジンのレスポンス良さはドライバーズクロスオーバーとしての性格を重視したチョイスです。

QX70の日本導入の可能性

SUVが人気でかつ、このような大型SUVが日産のモデルにないため、QX70は日本市場で支持を得られそうですが、インフィニティの新世代SUVが日本で導入された実績がないため、残念ながら導入される可能性は低いと考えられます。

並行輸入という選択肢

日本市場では販売されていないQX70ですが、並行輸入を行えば日本で所有することができます。

一例としてコアカーズを運営する並行輸入者販売店のYMワークスでは、最新の為替レートを反映したQX70S Premium 3.7 AWDモデルの乗り出し価格を案内しています。下記表では最新の為替レートに基づいた価格を表示しています。

現在、英国内のグレード整理・価格改定に伴う調整作業中です。日本国内での乗り出し価格の目安はお問い合せ下さい。

国内乗り出し価格目安は、ご覧の時点での為替レートにて算出しております。 金額が表示されない場合は、しばらく経ってから再度アクセスをお願いします。

また並行輸入に関しては、関連記事も併せてご覧ください。

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※本記事は2018年3月3日時点の情報を元に作成しております。最新の情報に関しては直接ご連絡にてご確認ください。また、記載情報の誤りがある場合はお知らせください。

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