【並行輸入車】アウディ RS7を徹底解説。日本未導入仕様で並行輸入します。

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ドイツのプレミアムブランド御三家のひとつとして、今やすっかり定着したアウディ。同社が支持される理由は、そのプレミアム性と、走りの良さにあります。アウディの走りのイメージは、1980年代のラリーシーンで大活躍したクーペモデル、ビッククワトロで構築されたと言っても過言ではないでしょう。

生い立ちもジャンルも異なりますが、今回ご紹介する一台には名車「ビッグクワトロ」の面影が感じられます。流麗な4ドアクーペモデル「A7スポーツバック」のなかでも最もホットなモデル「アウディRS7」。美しいエクステリアとはうらはらに、過激なまでの高性能を内包するRS7を徹底解説します。

アウディ RS7の特徴

アウディ 100クーペS(1970年)

アウディ 100クーペS(1970年)

RS7は、アウディのスペシャリティモデルのなかでもっとも大きい4ドアクーペであるA7スポーツバック(以下A7)をベースに、ハイパワーなエンジンや専用サスペンションなどを奢ったハイパフォーマンスモデルです。

はじめにベースとなるA7を簡単に紹介します。現在販売されているモデルがA7としては初代モデルとなりますが、かつてからアウディは大柄なクーペモデルをラインナップしていました。1970年代の初代アウディ100にラインナップされていた100クーペは、とても流麗なボディラインをもつ優雅なクーペモデルでしたし、今回のキーワードとなっているビッグクワトロも、1980年代のアウディを象徴するハイパフォーマンスカーとして君臨したクーペモデルです。

A7のコンセプトモデルは、2009年のデトロイトショー参考出品されたスポーツバックコンセプトがモチーフとなっています。市販モデルは翌年の2010年に販売開始され、日本市場では2011年に正規輸入が開始されました。A7はA6サルーンをベースとしています。生産もA6と同じドイツ・ネッカーズルム工場です。

アウディ RS7(自動運転実験車両)

アウディ RS7(自動運転実験車両)

2015年には、アウディの自動運転技術の実験車両としても採用されています。無人かつ完全自動運転で実際のサーキットを無事故で走行するだけでなく、プロドライバーに迫るラップタイムまで叩き出し、アウディの技術力の高さをアピールしました。

同年に大規模なマイナーチェンジが行われ、現在はこのモデルが日本へも正規輸入されています。2016年現在、RS7の日本仕様は最もスペックの高いRS7 Performanceのみが導入されています。

RS7は前述のようにA7をベースにしたハイパフォーマンスモデルであり、A7シリーズのフラッグシップモデルとしての役割も担っています。アウディの特別なスポーツモデルにのみ冠される「RS」の称号ですが、RS7もその名に恥じない特別なモデルに仕上がっています。

A7との違い、そしてRS7の圧倒的なパフィーマンスや専用装備など、日本に導入されていない仕様についても各項目で解説します。

アウディRS7 コンセプト動画(約2分)

エクステリア

見るものを魅了する4ドアクーペボディ

アウディ RS7(リアから)

アウディ RS7(リアから)

RS7はテールゲートをもつ5ドアのハッチバックですが、メーカー自身は「4ドアクーペ」と名乗っています。ワイド&ローな構えや、Bピラーレスのサッシュレスドアの採用などにより、ファストバックに近い形状を実現しています。リアかけての流麗なボディラインは特に印象的ですが、A7/RS7のデザイナーは、同社のグループ傘下でもあるランボルギーニの名車「ミウラ」のボディラインを意識したのだそうです。

EセグメントのA6をベースとしていることもあり、RS7の全長は5mを超えますが、これが伸びやかさを一層際立てています。ボディは大柄ですが、アウディが得意とするアルミ素材と抗張力合板を多用することで、サイズに対して軽量に仕上がっています。

RS7専用装備としては、フロントスポイラーや、ハニカムデザイングリル、専用リアディフューザーや、ルーフスポイラーなどがあります。テールエンドに覗く迫力のあるエクゾーストパイプも、このクルマがタダモノではないことを物語っています。

 

インテリア

RSシリーズのフラッグシップに相応しい上質さと快適性

アウディ RS7 インテリア

アウディ RS7 インテリア

ベースとなるA7のインテリアは、上質な素材で仕立てられたプレミアムなものですが、RS7ではダッシュボードにカーボンパネルを使用するなどして、クールかつスポーティな雰囲気に仕上げられています。また、アウディのRSモデル共通のフラットボトムレザーマルチファンクションステアリングや、専用のシフトレバーなども装備されます。

クーペボディの場合リアシートが狭くなりがちですが、そもそもA7/RS7のベースとなったA6のボディサイズが大きいことに加え、ホイールベースも2,900mm強と長く、足元の空間にはなかなかの余裕があります。頭上の空間こそ余裕綽々とは言えないものの、シートのサイズはたっぷりしており、快適な移動が可能です。

また、リアシートを倒すと大容量のラッゲージルームが出現します。大きなテールゲートを備えることもあって、使い勝手も良好です。

 

パワートレイン

怒涛のパワーを発揮する V8 4.0L TFSIエンジン

RS7に搭載されるV8 4.0L TFSIエンジン

RS7に搭載されるV8 4.0L TFSIエンジン

搭載されるエンジンは、V型8気筒4.0L TFSI ガソリンターボエンジンで、通常モデルの560PSと、オーバーブーストモードを備えたRS7 Performance専用の605PSの2種類があります。

このパワーユニットは、アウディのなかでもかなりハイスペックなユニットで、その出力はR8/R8Plusに積まれるV10 5.2L FSIエンジンの540PS/610PSに迫ります。RS7のパフォーマンスは凄まじく、0-100km/h加速はPerformanceグレードで3.7秒(通常モデルは3.9秒)と、TT RSと同等の加速力を誇ります。

それでありながら、性能を追求したハイパフォーマンスモデルにありがちな気難さはなく、いつどんなシチュエーションでもアクセルペダルを踏み込んだ途端、ドライバーが必要とする加速を瞬時に得られます。

そして、ただハイパワーなだけでなく、環境についても十分考慮されています。このV8 4.0L TFSIエンジンは、高速巡航時など大パワーが不要なシチュエーションで、8気筒のうち半分を休止させるシリンダーオンデマンドを採用しています。欧州複合燃費で10.5km/Lと、そのパフォーマンスからは想像できない低燃費を実現しています。

組み合わせられるトランスミッションは、DSP(ダイナミック シフト プログラム)付きの8速ATであるS Tiptoronicのみです。最近流行のデュアルクラッチミッションではなく、高出力対応の多段ATですが、大パワーを生かしたグランドツーリング性能も求められるRS7にとって、どこまでも滑らかな変速を実現する多段ATがクルマの性格に合っているのかも知れません。

 

足回り

クワトロだからこそ実現できる圧倒的なトラクション性能

クワトロが実現する高次元な走り

クワトロが実現する高次元な走り

RS7には、アウディが誇る4WDシステム、クワトロのみが用意されています。また、RS7には専用のスポーツディファレンシャルが装備されています。これは、通常モデルのディファレンシャルに対して、油圧制御の多段クラッチと追加ギアを使用することで、より最適なトルク配分を実現するものです。オーバー/アンダーステアを抑えた正確なハンドリングと、路面を選ばない極めて安定したトラクション性能をドライバーに提供します。

サスペンションは、フロントがダブルウィッシュボーン、リアはトラペゾイダルと呼ばれる構造を取り入れた変形ダブルウィッシュボーンが採用されています。RS7にはこれに加えて、ダイナミック ライド コントロール(DRC)付きスポーツサスペンションプラスが標準で装備されています。

 

グレードと装備、オプション

走りのために用意された特別な装備

RS7には、通常モデルのRS7 Sportbackのほか、パフォーマンスを最大限に高めたRS7 Sportback Performance がラインナップされており、日本へはRS7 Sportback Performanceのみが正規輸入されています。

RS7専用装備は、インテリアやエクステリアの項目でも紹介しましたが、Performanceグレード専用装備は以下のとおりです。

<Performanceグレード専用装備>

  • 21インチダブルスポークアルミホイール
  • オーバーブーストモード(560PS→605PSへ最大出力のアップ)
  • Valconaレザー/アルカンターラコンビシート(通常モデルはValconaレザーシート)
  • チタンフィニッシュのミラーハウジング(通常モデルはポリッシュ仕上げのアルミタイプ)

ほかにも共通のオプションでは、一例として以下のようなオプションがあります。

<安全装備のオプション>

  • アダプティブクルーズコントロール
  • アクティブレーンアシスト
  • アウディサイドアシスト
  • ナイトビジョン

<快適性能のオプション>

  • バングアンドオルフセンのアドバンスドサウンドシステム
  • Apple CarPlayに対応した、アウディ スマートフォンインターフェース

などがあります。パックオプションでは、以下のような走りを予感させるアイテムも用意されています。

  • カーボンスタイリングパッケージ
    クワトロロゴ入りの、フロントスポイラーやサイドフラップ、リアディフューザーをカーボン塗色とするパッケージオプションです。
  • マットアルミニウムスタイリングパッケージ
    サイドフラップや、リアディフューザー上部などをマット仕上げのアルミ部品になるパッケージオプションです。

このほかにも、ハイエンドオーナーの要望に応えるオプションが多数用意されていますので、好みに合わせた組み合わせを選んでみてください。

 

総評

過激な性能を内包したグランドツアラー

アウディ クワトロ(通称:ビッククワトロ)(1980年)

アウディ クワトロ(通称:ビッククワトロ)(1980年)

街に佇んでいるときのRS7は、街行く人々が息をのむような、エレガントな4ドアクーペに見えます。しかし一度アクセルを踏み込めば、ボンネットに収められた4.0L V8ターボエンジンがドライバーを熱い走りの世界へといざないます。もちろん、ただ速いだけでなく、良く躾けられたクワトロシステムが天候に左右されない素晴らしいトラクション性能を発揮し、グランドツアラーとしても一級の性能を発揮します。

ここで思い出されるのは、かつての名車「ビッククワトロ」です。このクルマは冒頭に述べた通り、1980年代に卓越したAWDのクワトロシステムによってラリーで大活躍し、ラリーの歴史を塗り替えたモデルです。そして市販モデルのビッククワトロは、洗練されたクーペボディと、パワフルなターボエンジン、そしてアウディ自慢のクワトロシステムにより、抜群に走りの良いモデルでもありました。

RS7はラリーなどの競技車ベースではなく、生い立ちも性格もビッグクワトロとは違いますが、その根底にはアウディのクーペモデルならではのDNAが、脈々と受け継がれているのです。

アウディ RS7 Performance

アウディ RS7 Performance

アウディ RS7/RS6 コンセプト動画(約2分)

 

アウディ RS7のベストバイは?

日本に正規導入されているRS7 Sportback Performanceは素晴らしいモデルですが、通常モデルのRS7 Sportback もおすすめです。

通常モデルと言えども560PSはパワーは十分すぎるほどで、ライバルと比べても決して遜色しません。グランドツーリング性能をより重視し、乗り心地に寄与する20インチアルミの組み合わせも魅力的ですし、サイドのサポートの張り出したスポーツシートではなく、よりゆったりした掛け心地のコンフォートシートが選択できることも魅力です。ドライバーもパッセンジャーも快適にグランドツーリングを楽しめるハイパフォーマンスモデルとして、そんな選択肢もよさそうです。

もちろん、パフォーマンスを追及されるオーナーにはPerformanceグレードや、内外装を自分好みにコーディネートをされたい方には、フルオーダーメイドのAudi Luxuaryも選択できますので、お気軽にお問い合わせください。

眺めて美しく、乗って楽しいアウディRS7。一級品を求めるオーナーに相応しい一台です。

 

アウディ RS7のライバルは?

同じく4ドアクーペのハイパフォーマンスモデルとして、ポルシェ パナメーラと、BMW M6グランクーペを挙げます。

ポルシェ パナメーラ・ターボ

ポルシェ パナメーラ・ターボ

パナメーラは、長年ピュアスポーツカーやグランドツアラーを専門にリリースしてきたポルシェがはじめてリリースした4ドアクーペです。リアにハッチバックを持つボディであることも、RS7に近い点です。RS7の直接的なライバルとなるのは、V型8気筒4.0Lターボから550PSを発揮するパナメーラ・ターボになりますが、パナメーラ・ターボはRS7と比べて価格が大幅に高くなってしまいます。しかし、パナメーラはスポーツカー作りに長けているポルシェのモデルです。大柄なクーペにも一級品の走行性能を実現しているため、これを求めるオーナーもいらっしゃることでしょう。そしてパナメーラにはRS7にはないハイブリッドモデルもあるのも魅力のひとつです。

 

BMW M6グランクーペ

BMW M6グランクーペ

M6グランクーペは、最も美しいクーペとも称されるBMW6シリーズクーペをベースに4ドア化された6シリーズグランクーペのなかで、最もハイパフォーマンスなモデルです。BMWの各シリーズで最高のパフォーマンスを誇るモデルにのみ与えれる称号「M」の名を冠しています。最高出力は575PSとRS7に近いものの、駆動方式はFRのみとなり、走行安定性の面ではRS7に軍配が上がるかも知れません。しかし、FRはBMWにとってアイデンティティのひとつでもあり、運転を楽しむために敢えてFRを選びたい方も多くいらっしゃるかも知れません。

どちらのモデルも、走りを楽しみたいオーナーに深い満足を与えてくれるのは間違いないでしょう。

 

注目の並行輸入、アウディ RS7の乗り出し価格は?

アウディ TT RSの英国での販売価格は、RS7 Sportsbackの20インチアルミとベンチレーション付きコンフォートシートの組み合わせで、89,005ポンドです。日本に並行輸入した場合の乗り出し価格は、諸経費込みで1,460-1,500万円(2016年12月13日現在の為替レート1ポンド145円にて計算)となります。下に、最新為替連動による日本国内での乗り出し価格の目安を表示させていますので、ご参考にしてください。

ほかにも日本仕様で選べないオプションやボディカラー、フルオーダーのAudi Exclusive仕様の並行輸入も可能です。お気軽にご相談ください。

  • 車名
  • 2年保証付き
    国内乗り出し価格目安

  • (税込・諸費用込)

国内乗り出し価格目安は、ご覧の時点での為替レートにて算出しております。 金額が表示されない場合は、しばらく経ってから再度アクセスをお願いします。

 

スペック表

アウディ RS7のサイズやカラーなどスペックは以下をご確認ください。+ボタンで詳細が表示されます。

アウディ RS7 4.0TFSI S toronic £89,005
車名 アウディ RS7 /Audi RS7
エンジン、サンプルグレード Sportback 4.0TFSI S toronic
英国販売価格 £89,005
型式
初度登録 国内未登録新車
車検 受け渡し
走行距離
ハンドル
ドア数 5
カラー ベガスイエロー
ナルドグレー★日本未導入カラー
アスカリブルーM
フロレットシルバーM
グレイシアホワイトM
ミトスブラックM
デイトナグレーP
ミサノレッドP
セパンブルーP
パンサーブラック クリスタルエフェクト(OP)
プリズムシルバー クリスタルエフェクト(OP)
デイトナグレー マットエフェクト(OP)★日本未導入カラー
スペシャルボディカラー(Audi Exclusiveにてオーダーメイドが可能)
※OP:有料オプション
※M:メタリック塗装
※P:パールエフェクト塗装
全長x全幅x全高 5,012 x 1,911 x 1,419 mm
ホイールベース 2,915mm
トレッド(前/後) 1,634mm / 1,625mm
車両重量 1,930kg
乗車定員 5名
トランスミッション 8速tiptoronic
エンジンタイプ V型8気筒ガソリンターボ
総排気量/内径x行程 3,993cc / – x – mm
圧縮比
最高出力 560ps / 5,700-6,600rpm
最大トルク 700Nm / 1,700-5,500rpm
燃料タンク容量 75L
燃費 約10.5km/L(欧州複合基準)
ブレーキ形式(前/後) ベンチレーテッドディスク / ベンチレーテッドディスク
タイヤ/ホイール 275/35 R20
最高速度 約250km/h
0-100km/h加速 約3.9秒
特記事項 ※一部推定値、非公式情報を含んでいる場合があります。

 

車両詳細画像ギャラリー

アウディ RS7のカタログダウンロード

アウディ RS7カタログ(AUDI UK RS7 Sportback)

 

アウディ RS7の現地法人・ディーラーリンク

アウディ 英国 RS7スポーツバックのオフィシャルサイト(AUDI UK RS7 Sportback)
アウディ 英国 RS7のコンフィグレーター(AUDI UK RS7 Sportback)

 

おすすめ関連グッズ

今回のグッズはミニチュアモデルです。本来ならばRS7のミニチュアを紹介したいところですが、残念ながら再入荷未定のようです。ここでは記事中のキーワードとしても登場した「ビッククワトロ」のミニチュアを紹介します。こちらは1/24というミニチュアモデルとしては大きいサイズですが、そのぶん各部の再現度は高く各ドアやボンネットは開閉可能で、エンジンルームも細かく再現されています。大型のミニチュアモデルとしては値段もお手頃なので、ディスプレイモデルとして、この名車をコレクションに加えてみるのもいかがでしょうか。

※本記事は2016年12月13日時点の情報を元に作成しております。最新の情報に関しては直接ご連絡にてご確認ください。また、記載情報の誤りがある場合はお知らせください。

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