2017年11月5日、愛知県蒲郡市のスパ西浦モーターパークにて「ヨーロッパフォードミーティング2017(Europe Ford Meeting 2017、通称EFM2017)」が開催されました。
当日は目の覚めるような秋晴れで、海沿い故に風は若干あるものの絶好のイベント日和。朝、7:30を過ぎたあたりから当日組が徐々に到着、8:30には60台(フォード車は約50台)あまりの参加車両が会場入りしました。フォードジャパンは残念ながら撤退してしまいましたが「フォード車ファン」の並々ならぬ想いが伝わってきます。
コアカーズを運営する大阪府堺市の輸入車販売会社 YMコーポレーション(以下、YMワークス)は「フォード エスコートRS Mk1 メキシコ」と「フォード レーシング プーマ」を出展、「エスコート Mk1」はデモ走行も行い、注目を集めました。
この記事の目次
ヨーロッパフォードミーティング(EFM)について
ヨーロッパフォードミーティングは、前述のようにフォーカスやフィエスタをはじめとする、ヨーロッパフォードが開発・生産し、欧州各国で高い評価を得ているモデルの愛好者を中心とした全国規模の交流会です。
2013年に第1回が三重県のモーターランド鈴鹿で開催され、サーキットでの同乗試乗、体験走行、フォードジャパンの協力によるフォード新型モデルの展示・試乗会等が行われました。遠方からの参加者も多く、会場近くの施設での前夜祭も企画されています。その後、2015年(奈良県:名阪スポーツランド)、2016年(神奈川県:MAZDAターンパイク箱根)で開催され、今回が4回目。
レアなラリーレプリカ車やチューニング・カスタムモデルも数多く参加するのもこのイベントならではの特色です。現車をじっくり見たり、オーナーから直接話を聞いたりすることは、EFMの楽しみのひとつとなっています。
イベント時の様子
前夜祭の様子
遠方からの参加者が多いのもEFMの特徴です。今回も近くのリゾート施設である「三河湾リゾートリンクス」にて懇親会を兼ねた夕食会とYM代表、小椋によるトークショーが行われました。
当日メイン駐車場の様子
冒頭でもご紹介したように、8:30にはほとんどの参加者が会場入り。配置図に従ってクルマが並べられていき、受付が行われます。
車種構成の主軸は新旧フィエスタ。1.0Tエンジン搭載車以外にもST Mk7やS1600 134、Mk6等、多彩な顔触れ。続いてRS、STをはじめとするフォーカス勢といったところ。
クーガもMK1、Mk2が揃い、珍しいところではKaやモンデオST220の姿も。エスコート コスワースは4台が各地から集まりました。
YMワークスのお客様を中心としたプジョー勢も一大勢力。その他クリオ、エリーゼ、911、944、ランエボX等が参加。挨拶とミーティングの後は思い思いの時間を過ごします。
デモ走行
この日のサーキット走行の先陣を切ったのはYMワークスのデモカーである「エスコートRS Mk1」。これまで何度もご紹介していますが、1975年式のラリーカーをイギリスより輸入し国内での通常走行が可能なようにYMワークスで仕上げてきた車両です。
ちょっとした移動はこれまでも行ってきたものの本格的な走行は今回が初めて。YMチーフメカ中村が直前までキャブ調整を入念に行ったこともあり、低音の効いた排気音とともに高回転までキッチリ回るエンジンに仕上がりました。
サーキット走行
デモ走行の次はサーキット走行会(体験走行)です。グループAではスポーツモデルであるフォーカスRS、ST、フィエスタSTはもとより標準仕様のフォーカス等も走行を楽しみました。BグループではエスコートRS コスワース勢を筆頭にフィエスタS1600が参加したほか、プジョー106勢とともにYM中村も自身の205GTIで久しぶりの走行となりました。珍しいところではクーガも計4台が参加、SUVとはいえベースのフォーカスを継承したハンドリングは健在のようです。
参加車両すべての画像がありましたのでギャラリー形式でご覧ください。
集合写真他
当日の模様はネコパブリッシング系の「ティーポ(Tipo)」、「カーマガジン(CarMagazine)」にも掲載される予定です。集合写真も取材スタッフのご協力を得て盛り上げたものに。最後に関係者挨拶を経て解散となりました。幹事をはじめスタッフの方々もお疲れ様でした。
展示車紹介
フォード エスコートRS Mk1 メキシコ(Ford Escort RS Mk1 Mexico)
欧州フォードのスポーツモデルのマイルストーンとなった名車、エスコートRS Mk1。
イギリスでレストアされた1975年製造の個体を日本に並行輸入し、日本上陸後はYMワークスで日本への車検適合はもちろん、日本の道路事情に合わせるとともに、YMワークスとしての品質水準に合致させるべく、徹底したブラッシュアップを行っています。今回のデモ走行を無事乗り切ったことで販売へ目途も立ちそうです。
フォード レーシング プーマ(Ford Racing Puma)
1999年から2001年にかけてフォードのラリーチームによって500台が生産された特別なプーマでWRCで活躍したキットカーのベース的存在。
大型のブリスターフェンダーと前後バンパーが与えられたインペリアルブルーのボディにブルーアルカンターラを多用した内装が特徴です。エンジンは1.7L Zetec SEを基本的に踏襲していますが、アルコン製ブレーキ、特別なサスペンション、強化されたギアボックス、Janspeedの手による排気系が装備されています。
この個体もイギリスで販売されていた車両を輸入、YMワークスにて日常的仕様に耐えうるよう大幅に手を入れてから販売したものです。
※楽しみにされていた方には申し訳ありませんが、展示を予定していたフィエスタ WRC R5 レプリカは諸般の都合で展示ができませんでした。
各種イベントでは輸入車に関するご相談等を承っています
YMワークスでは今回に限らず各種イベント会場で並行輸入車のご購入相談、車検・整備・修理から各種チューニングのご相談を承っております。気になるモデル、お乗りのお車で気になることがありましたらお気軽にご相談下さい。
ユニルオパールオイルの特価販売も実施!
EFM2017当日は輸入元、日本ユニバイトさんのご協力により ユニルオパール(Unilopal)製品20%OFF!の特価販売も実施しました。ご存知のようにユニルオパールにはオイルにシビアなEcoBoost系エンジン向けとしてフォードのメーカー認証を受けた製品をラインナップしています。多くのお客様がマネージヤー山川氏に相談されていました。
なお、今回YMワークスにてのオイル交換のご予約をいただきましたお客様からのご連絡もお持ちしております。(ここをタップまたはクリック)
関連情報
●ヨーロッパフォードミーティング公式サイト:http://euroford.wp.xdomain.jp/
●スパ西浦モーターパーク公式サイト:http://www.itoracing.co.jp/snmp/
●ユニルオパール(日本ユニバイト)公式サイトでの記事:http://unilopal.jp/blog/archives/2130
●三河湾リゾートリンクス公式サイト:http://www.linx-xspa.co.jp/
※本記事は2017年11月8日時点の情報を元に作成しております。最新の情報に関しては直接ご連絡にてご確認ください。また、記載情報の誤りがある場合はお知らせください。