【並行輸入車】BMW 2シリーズ グランツアラーを徹底解説。MT、3気筒ディーゼルなど日本未導入仕様を並行輸入します。

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2シリーズ グランツアラー 走行イメージ

家庭を持ち家族が増えたとき「走りを諦めてミニバンにチェンジしなければならないのか?」という話題は、クルマ好き同士で論議される永遠のテーマかもしれません。

ファミリー世代を中心にミニバンが圧倒的に支持され、各メーカーがしのぎを削って多くのモデルをラインナップしている日本では、今やミニバンがファミリーカーの代名詞となりました。しかし、ミニバンに走りの楽しさを求めることは本当にできないのでしょうか?

今回はBMW2シリーズ グランツアラーを紹介します。走る歓びには特別なこだわりがあるBMWが作った2シリーズ グランツアラーは「走る楽しさを諦めないミニバン選び」のひとつの回答になるかも知れません。

今回は2シリーズ グランツアラーを徹底解説します。日本にも正規輸入されているグランツアラーですが、日本未導入のコンパクトディーゼルを搭載した216dを、3ペダルの6MTとの組み合わせで、イギリスから右ハンドルで並行輸入してみませんか?

2シリーズ グランツアラーの特徴

2シリーズ アクティブツアラー

2シリーズ アクティブツアラー

2シリーズ グランツアラー(以下グランツアラー)は、コンパクトMPVクラスに属するBMW初の3列シートミニバンです。

ベースとなるのは、BMW初のFFモデルとして、ひと足早くリリースされた2シリーズアクティブツアラーです。グランツアラーはこれをロングホイールベース化した兄弟モデルとなります。型番もアクティブツアラーのF45に対して、グランツアラーがF46と近いことからも近似性が伺えます。

ホイールベースは2,670mmから2,870mmへ110mm延長され、Bピラー以降のルーフやリアドアなどが新たに専用設計されています。プラットフォームは、同じBMWグループであり、FFレイアウトを採用しているMINIと同じMKLプラットフォームを採用しています。

2シリーズ グランツアラー

2シリーズ グランツアラー

グランツアラーは2015年のジュネーブショーでワールドプレミアされました。FRレイアウトに対して並々ならぬこだわりを持つBMWからリリースされた、FFレイアウトの3列シートミニバンの存在は、市場に大きなインパクトを与えました。しかし、発売以降好調なセールスを記録していることからも、グランツアラーが市場で熱望されていた一台であったことが伺えます。

ミニバンが人気の日本市場へも早速正規輸入されていますが、残念ながら今回紹介する低燃費でコンパクトな3気筒ディーゼルエンジンモデルや、MTモデルは導入されていません。

2シリーズ グランツアラー CM動画(約30秒)

 

 

エクステリア

機能的でありながらBMWらしさを失わないデザイン

2シリーズ グランツアラー

2シリーズ グランツアラー

FFレイアウトにより実現した短いボンネットと、広い室内空間を実現するワンモーションのキャビンを組み合わせた、ミニバンらしい機能的なフォルムがグランツアラーの特徴です。

エンジン縦置のFRレイアウトを採用し、短いフロントオーバーハングと、長いノーズを特徴としてきたBMWのサルーン系モデルとは大きく異なるシルエットです。しかし、キドニーグリルを中心とした精悍なシャークデザインは、誰が見てもひと目でBMWと分かるものです。

2シリーズ グランツアラー

アクティブツアラーに対して延長されたルーフ

前述の通り、グランツアラーはアクティブツアラーをベースにホイールベースを伸ばし、Bピラー以降は専用設計です。アクティブツアラーと比べると、全長は210mm長くなり、全高も50mm高くなっています。これらの違いは全て2列目の余裕と3列シート化の実現のために割かれています。

ルーフラインは、アクティブツアラーと比べ終端の傾斜を抑え、3列目シートの頭上空間を確保しています。この処理は、フォードがミニバンのS-MAXギャラクシーの間で使った方法に近いものがあります。

 

インテリア

ミニバンならではの便利さと品質感を両立

2シリーズ グランツアラーのインテリア(スポーツ)

2シリーズ グランツアラーのインテリア(スポーツ)

インテリアは、プレミアムブランドらしい質感の高さを備えています。トリムの詳細は後述しますが、グレードごとに異なるものが使われており、スポーティな方向にも、ラグジュアリーな方向にもユーザーの要望に応えることが可能です。

インパネデザインは、iDriveのロータリーノブを中心としたもので、サルーン系モデルと同じテイストです。

日本のベストセラーミニバンのように、徹底的にスペース効率を極めた広大さとは違いますが、3列シートミニバンの中では比較的コンパクトなボディを考えると、十分な室内空間が確保されていると言えます。また、長時間の移動においても疲れの少ない、少し固めでしっかりしたシートも美点のひとつです。2列目シートは40:20:40の比率で分割可倒になっているため、載せる荷物によって3列目と一緒にすべて倒して広大なラゲッジスペースにしたり、中央部のみ倒して長尺物を積むなど、フレキシブルな対応が可能です。

3列目シートは2人掛けですが、これは少し小ぶりです。そのためイメージとしては、5シーター+2シーターという使い方がいちばん適していそうです。一般的な4人若しくは5人家族の場合、普段使いに加えて、たまに親子3世代が一緒に移動するとき「あと2席」あることの差は大きいと考えられます。

2シリーズ グランツアラーの3列目シート

2シリーズ グランツアラーの3列目シート

しかしこの3列目シートは、小ぶりでもフルサイズのチャイルドシートが2脚取り付けが可能なため、お子さんが多い家庭でも対応することができます。この3列目シートは、欧州ではオプション扱いになっている仕向け地もありますが、イギリス仕様では日本と同じく全車標準装備されています。

 

パワートレイン

日本未導入の魅力的なディーゼルエンジン

2シリーズ グランツアラー エンジンルーム

2シリーズ グランツアラー エンジンルーム

グランツアラーのパワーユニットは、ガソリン/ディーゼルの両方が設定されています。どのエンジンも気筒あたりの理想排気量と言われる、1気筒あたり500ccのモジュラーユニットです。

【ガソリンエンジン】

  • 直列3気筒1.5L ツインパワーターボ 136PS(★)
  • 直列4気筒2.0L ツインパワーターボ 192PS(★)

【ディーゼルエンジン】

  • 直列3気筒1.5L ツインパワーディーゼルターボ 116PS
  • 直列4気筒2.0L ツインパワーディーゼルターボ150PS(★)
  • 直列4気筒2.0L ツインパワーディーゼルターボ190PS

★は日本市場に正規輸入されているユニットですが、注目は日本に導入されていない、直列3気筒1.5L ツインパワーディーゼルエンジンです。これは以前BMW 116dでも紹介した、BMWの新世代ディーゼルエンジンで、欧州複合値で28.6km/Lという優れた燃費性能を発揮します。さらに、3気筒でありながら振動が少なく、軽量コンパクトな、BMWの自信作です。

トランスミッションは、日本にも導入されている変速が滑らかな6速もしくは8速ATのほか、イギリス仕様では6速MTも選択可能です。

 

足回り

FF化を感じさせない、BMWならではのセッティング

2シリーズ グランツアラー

2シリーズ グランツアラー

サスペンション形式は、フロント=マクファーソン・ストラット、リア=マルチリンクです。駆動方式はFFがメインで、220dにのみAWDモデルであるxDriveが設定されています。(イギリス仕様の場合)

そして一番気になるのは走りでしょう。

今まで、走る歓びのためにFRレイアウトに拘ってきたBMWにとって、FFで重心の高いミニバンは未知の領域です。しかし、BMWのチューニングはFF化のネガを感じられないものに仕上げられました。

特に注目したいのは、パフォーマンスコントロールと呼ばれる総合制御の存在です。例えば、コーナリング中にアンダーステアの兆候を感知すると、コーナー内側、外側の両輪をコントロールし、FF特有の癖を解消し、快適なコーナリングを実現しています。BMWとして初のFFモデルとは思えないほど高い完成度のこのシステムには、過去15年ほどに渡るMINIのノウハウが存分に生かされているのかも知れません。

硬めで引き締まった筋肉質な乗り心地は、一般的にコンフォートを重視する日本のミニバンとは違うアプローチですが、BMWならではの「駆け抜ける歓び」を求めるユーザーには、満足行くものに仕上がっているはずです。

 

グレードと装備

4つのグレードで構成されるイギリス仕様

2シリーズ グランツアラー 「スポーツ」インテリア

2シリーズ グランツアラー 「スポーツ」インテリア

イギリス仕様のグレードは基本的に各モデル4グレード設定されています。

  • 標準グレードの「SE」
  • スポーティーな装いの「スポーツ」
  • 高級感をプラスした「ラグジュアリー」
  • 足回りなど本格的に手を入れた「Mスポーツ」

標準グレードとなるSEは、16インチアルミホイール、デュアルゾーンオートエアコンをはじめ、ジェスチャー対応電動テールゲートやバックセンサーなどの便利装備を標準で備えています。

これに加えてスポーツでは、17インチアルミホイールや、赤いステッチや差し色が入ったシートなどが装備されます。ラグジュアリーでは明るい色で高級感のある本皮シートやウッドパネルが装備されます。

日本仕様でも用意されるMスポーツは、専用チューンのサスペンションや18インチアルミホイールなど、スポーツよりも本格的な内容になっています。

 

総評

クルマ好きも家族も満足できるBMWからの回答

グランツアラーは、BMWがはじめてリリースしたFFレイアウトの3列シートミニバンです。BMWにとって経験のないジャンルですが、社是である「駆け抜ける歓び」はグランツアラーにもしっかりと受け継がれていますし、かつてからのBMWファンだけでなく、今までBMWを選ばなかったユーザーへの訴求力もあるモデルとなってます。

走る歓びを楽しむオーナーが、家庭を持ち、子育てに参加し、やがてユーティリティに優れたミニバンが必要になったとき、走る歓びを諦める必要はありません。最新のディーゼルエンジンによる優れた経済性も兼ね備えた2シリーズ グランツアラーは、子育て真っ只中の方にこそ、積極的に選んでいただきたいモデルに仕上がっています。

2シリーズ グランツアラー コンセプト動画(約2分20秒)

 

 

欧州3列シートミニバン、グランツアラーのライバルは?

フォルクスワーゲン トゥーラン

フォルクスワーゲン トゥーラン

グランツアラーのライバルには、同じコンパクトMPVをベースにした3列シートモデルである、フォルクスワーゲン トゥーランや、フォード グランドC-MAXが挙げられます。

トゥーランは、日本へはゴルフ トゥーランの名前で正規輸入されています。名前の通り、FFのCセグメントの王者として不動の地位を誇るゴルフゴルフ SV(日本未導入)とベースを共にしています。最新のMQBプラットフォームを採用した剛性感あるボディと、安定した走行性能に定評があります。2シリーズ グランツアラーとはボディサイズも近く、欧州はもちろん、日本市場でも最大のライバルとなるモデルです。

フォード グランドC-MAX

フォード グランドC-MAX

フォード グランドC-MAXは、トゥーランと同じくCセグメントのフォーカスをベースとしたコンパクトMPVのミニバンモデルです。ベースとなるフォーカスは走りの良さは折り紙つきで、これはグランドC-MAXにも引き継がれています。そして後席スライドドアを備えている点は、グランツアラーやトゥーランに対するアドバンテージと言えそうです。品質感という点ではプレミアムブランドであるBMWには及びませんので、高級感も重視される方にはとっては少し物足りないかも知れませんが、リーズナブルな価格設定は魅力的です。

どちらのモデルも日本のミニバンとはひと味違う魅力を持っています。これらライバルも並行輸入できますのでお気軽にお問い合わせください。

 

おすすめは、216d Sport Gran Tourer Manual 右ハンドルモデル

グランツアラーを選ぶなら、日本に導入されていない216d Sport Gran Tourer  6MTの右ハンドルモデルをおすすめします。

低燃費でコンパクトな直列3気筒1.5Lツインパワーディーゼルは、エンジン本体がコンパクトで、重くなりがちなディーゼルエンジンとしては軽量なため、鼻先が軽くなりハンドリングが軽快になります。駆動系などの重量物がフロントに集中しがちなFFレイアウトにとって、フロントを軽くすることは、FF車の癖を抑える点でも効果があるのです。

トランスミッションは日本未導入の6速MTをおすすめします。日本で販売されているミニバンにはMTの設定がありませんから、走りを愉しみたいオーナーにとって魅力的な選択肢となるはずです。

ここでは、赤いパイピングが施されたスタイリッシュなインテリアをもつスポーツグレードをおすすめしますが、プレミアム性をさらに高めたラグジュアリーグレードや、2.0LディーゼルのAWDモデルなども並行輸入できますので、気になる組み合わせがあれば、お気軽にお問い合わせください。

走りの歓びを諦めないミニバン選びの回答として、BMW 2シリーズ グランツアラーを検討されてみてはいかがでしょうか?

 

BMW 2シリーズ グランツアラーの日本国内での乗り出し価格は?

BMW 2シリーズグランツアラーのイギリスでの販売価格は、直列3気筒1.5Lディーゼルと6MTを組み合わせたスポーティな内外装の216d Sport Gran Tourerで27,195ポンドです。イギリスより並行輸入した場合の日本国内の乗り出し価格は、諸経費込で、460-500万円(2016年10月20日為替レート1ポンド127円にて計算)くらいになりそうです。下に、最新為替連動による日本国内での乗り出し価格の目安を表示させていますので、ご参考にしてください。

2シリーズグランツアラーの216dは、正規輸入されていないので、入手するには並行輸入が現実的な方法です。

  • 車名
  • 国内乗り出し価格目安
    (税込・諸費用込)

国内乗り出し価格目安は、ご覧の時点での為替レートにて算出しております。 金額が表示されない場合は、しばらく経ってから再度アクセスをお願いします。

 

スペック表

BMW 2シリーズグランツアラーのカラーやサイズなどスペックは以下をご確認ください。+ボタンで詳細が表示されます。

BMW 2シリーズグランツアラー 216d Sport Gran Tourer Manual £27,195
車名 BMW 2シリーズグランツアラー / BMW 2SERIES GRAN TOURER
サンプルグレード 216d Sport Gran Tourer / 6MT
英国販売価格 £27,195
型式
初度登録 国内未登録新車
車検 受け渡し
走行距離
ハンドル
ドア数 5
カラー アルピンホワイト(標準色)
ブラック(標準色)
ミネラルホワイト(OP/MTL)
グラシアシルバー(OP/MTL)
プラチナシルバー(OP/MTL)
ミネラルグレー(OP/MTL)
アトランティックグレー(OP/MTL)
メディテレーニアンブルー(OP/MTL)
スパークリングブラウン(OP/MTL)
ブラックサファイア(OP/MTL)
フラメンコレッド ブリリアントエフェクト(OP/MTL)
インペリアルブルー ブリリアントエフェクト(OP/MTL)
エストリルブルー(OP/MTL)Mスポーツのみ設定

※OP:有料オプション
※MTL:メタリック塗装

全長x全幅x全高 4,556× 1,800 × 1,641 mm
ホイールベース 2,780 mm
トレッド(前/後) 1,561 mm / 1,562 mm
車両重量(乾燥) 1,495kg
乗車定員 7名
トランスミッション 6MT
エンジンタイプ 直列3気筒12V直噴ディーゼルターボ
総排気量/内径x行程 1,496cc/84.0mm×90.0mm
圧縮比 16.5
最高出力 85kW(116PS)/4,000rpm
最大トルク 270Nm(27.0kg-m)/1,750rpm
燃料タンク容量 51L
燃費 約28.6km/L(欧州複合基準)
ブレーキ形式(前/後) ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ/ホイール 17インチホイール
最高速度 192km/h
0-100km/h加速 -秒
特記事項 ※一部推定値、非公式情報を含んでいる場合があります。

 

車両詳細画像ギャラリー

BMW 2シリーズグランツアラーのカタログ ダウンロード

BMW 英国 2シリーズグランツアラーのオフィシャルサイト(BMW UK 2SERIES GRAN TOURER)
 ※カタログのリクエストもこのページからできます・要登録

 

BMW 2シリーズグランツアラーの欧州ディーラーリンク

BMW 英国 2シリーズグランツアラーのオフィシャルサイト(BMW UK 2SERIES GRAN TOURER)
BMW 英国 2シリーズグランツアラーのコンフィグレーター(BMW UK 2SERIES GRAN TOURER)

 

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