ボクスホール クロスランドXを解説、日本導入の可能性や並行輸入の情報も掲載。

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ボクスホール クロスランドX

クロスランドXはオペル(イギリスではボクスホール)のBセグメント・クロスオーバーSUVです。

この記事では、イギリス仕様右ハンドルのボクスホール クロスランドXと、左ハンドルのオペル クロスランドXについて解説。日本で乗るための並行輸入情報についても触れています。

モデル概要

2017年3月のジュネーブモーターショーで公開されたクロスランドXは、2010年に登場したミニバン、2代目メリーバの後継に当たります。2代目メリーバはこのクラスでは珍しい両側観音開きドアを採用。乗降性に優れ、快適性やユーティリティにこだわったミニバンでした。(2017年現在はメリーバもカタログモデルとして併売されています)

ボクスホール クロスランドX

ボクスホール クロスランドX

ボクスホール/オペル メリーバ

ボクスホール/オペル メリーバ

オペルの英国販売ブランド ボクスホール メリーバを並行輸入いたします。小型ミニバン、観音開きドアが特徴。

ボクスホール/オペル メリーバ(Vauxhall/Opel Meriva)は、ゼネラル・モーターズ(GM)がヨーロッパで発売している、小型ミニバンです。現在のメリーバは2代目で、全長4.2m級の使いや...

その実質的な後継車であるクロスランドXは、コンパクトSUVへとスタイルを一新。オペル/ボクスホールには、同じセグメントに属するモッカXというSUVもありますが、この2車は似て非なるものです。

モッカXがゼネラルモーターズ(GM)のGM・ガンマⅡプラットフォームを採用しているのに対し、クロスランドXはプジョー 2008などと同じグループPSA(PSA・プジョー・シトロエン)のPF1プラットフォームを採用しています。このプラットフォーム共用は2012年に締結され(但し翌年には縮小された)GMとPSAの業務提携に端を発するものだと考えられます。しかし奇しくもクロスランドXが発表された2017年のジュネーブショーはオペル/ボクスホールがPSAの傘下に入った話題でもちきりとなり、クロスランドXは新しいパートナーシップを象徴するような存在となったのです。

なお全長4,275mmのモッカXに対して全長4,212mmと少し小さめのクロスランドXですが、室内空間は逆にクロスランドXの方が広くなっているのは、このプラットフォームの違いが影響しています。

 

ハイライト

エクステリア

都会的でスマートなデザイン

フロントセクションのデザインはモッカXと共通のイメージでまとめられていますが、クロスランドXの方がどちらかと言うと女性をターゲットにしているようで、親しみのある柔らかい印象となっています。サイドとリアセクションはモッカXとは全く異なるデザインで、より洗練された雰囲気です。

ボクスホール クロスランドX

ボクスホール クロスランドX

ボクスホール クロスランドX

ボクスホール クロスランドX

前後スキッドプレートの有無やホイールの大きさなどグレードによって多少の違いはありますが、オペルとボクスホール間で異なるのはエンブレム程度です。

 

インテリア

乗用車ライクな落ち着いた室内

インテリアは黒を基調とした落ち着いた雰囲気で、SUVというより乗用車と同じ感覚です。 ナビを中心としたオーソドックスな配置で、シンプルですっきりまとまったスイッチ類も好印象。

リアシートは60:40の分割可倒式を採用(40:20:40はオプション)し、通常時410L、リアシートの背もたれを倒せば1,255Lの荷室容量が得られます。

ボクスホール クロスランドX インテリア

ボクスホール クロスランドX インテリア

ボクスホール クロスランドX ラゲッジスペース

ボクスホール クロスランドX ラゲッジスペース

パワートレイン

全車FWD(前輪駆動)にガソリンとディーゼル、両方を用意

ボクスホール クロスランドX エンジンルーム

ボクスホール クロスランドX

クロスランドXにはガソリンとディーゼル両方のエンジンが用意されています。従来通りEcotecを名乗る燃費を重視した仕様を含めて、いずれもグループPSA製です。

ガソリンは直列3気筒1.2Lで、N/Aが81ps/118Nm、可変バルブタイミング機構付き直噴ターボが110ps/205Nmと130ps/230Nmの2種類。ディーゼルは直列4気筒1.6Lターボで99ps/254Nm、120ps/300Nmの2種類があります。

駆動方式はFWDのみで、ガソリンの81ps・110ps、ディーゼルの99ps仕様は5速MT、ガソリン130ps・ディーゼル120ps仕様が6速MTで、6速ATはガソリンの110ps仕様のみに設定されています。

 

サスペンション

誰もが運転しやすい足回り

ボクスホール クロスランドX

ボクスホール クロスランドX

クロスランドXに採用されているサスペンションは、フロントがマクファーソンストラット、リアがコンパウンド・クランク(カップルドリンク・アクスル)という、欧州CセグメントのFWD車で一般的なトーションビームの一種となっています。

オペル/ボクスホールがこのクロスランドXで目指したのは、親しみやすい街乗りコンパクトSUV。本格的なオフロード走破性やコーナーを意のままに曲がるハンドリングなどは他の車に譲り、クロスランドXは誰もが安心して運転できる足回りとハンドリングになっています。

整備された道路がほとんどを占める日本のような土地では、街中はもちろん高速道路を使った長距離ドライブも快適にこなしてくれます。

 

参考スペック

ボクスホール クロスランドX ELITE 1.2 Turbo(110ps)6AT
(イギリス仕様2017年モデル)


寸 法 ▶︎全長×全幅×全高=4,212 × 1,742 × 1,597 mm
     ホイールベース:2,604mm トレッド前/後 -x-
エンジン▶︎可変バルブタイミング機構付直噴3気筒ターボ
     1,199cc  – mm x – mm - 110ps/5,500rpm 205Nm/1,500rpm
駆動方式▶︎FF  6段AT
懸架装置▶︎前:マクファーソンストラット
    ▶︎後:トーションビーム
ブレーキ▶︎前:ベンチレーテッド・ディスク 後 ディスク
タイヤ ▶︎前:215/50 R17 後:215/50 R17
燃料容量▶︎45L 車両重量▶︎- 最高速度▶︎186km/h 0-100km/h加速▶︎11.8秒
燃 費 ▶︎18.5km/L(欧州複合基準)
価 格 ▶︎20,235ポンド(イギリス仕様車)

※その他の仕様のスペック詳細はカタログ情報(関連リンク)をご覧ください

 

ライバル

クロスランドXのライバルを挙げるなら、プジョー 2008とルノー キャプチャーの2車種は外せません。いずれも前輪駆動のみがラインアップされているBセグメントのクロスオーバーSUVです。

プジョー 2008はプラットフォームやパワートレインなどでクロスランドXとの共通点が多いモデルですが、クロスランドXがメリーバの後継を担うように、2008もまた207SWの後継を担っているなど、異なる車体形状のモデルの後継車としてクロスオーバーSUVに生まれ変わったという点でも共通点が見られます。ただ前身がステーションワゴンではなくミニバンという点において、室内空間のゆとりにはクロスランドXに優位性があります。グループPSA内で巧妙な棲み分けが出来ているとも捉えることができます。

プジョー 2008

プジョー 2008

ルノー キャプチャー

ルノー キャプチャー

ルノー キャプチャーに至っては、事実上の前身がミニバンであるグランモデュスという点で、よりクロスランドXに近いコンセプトを持っています。クロスランドXとキャプチャーを比較すると特に内装のコンセプトが大きく異なり、明るくポップなキャプチャーに対してクロスランドXは落ち着いた雰囲気です。ただしキャプチャーの場合サイドウィンドウが後ろに行くに従い天井方向に絞り込まれており、後席の横方向の視界にはやや圧迫感があります。したがって後席の開放感という点では、クロスランドXの方が優位性があるといえるかもしれません。

他にもBセグメントのクロスオーバーSUVは数多くありますが、通常のハッチバックの車体をそのまま流用している乗用車寄りのモデルや、4WDを設定して走破性をより高めたモデルに分かれるため、クロスランドXと真っ向から比較されるモデルは少ないかもしれません。

 

バイヤーズガイド

クロスランドXはクロスオーバーSUVですが、駆動方式は前輪駆動に限られます。とはいえ余裕ある最低地上高、そして横滑り防止装置の恩恵で、日本の積雪地でも生活道路ならば基本的には十分な走破性が期待できます。とはいえより走破性の高い4WDのモッカXが2017年現在は併売されているので、より高い走破性を求める場合はこちらを選択した方が良いかもしれません。

クロスランドXのポイントは広い室内空間と高いユーテリティー性にあります。存在感や設計哲学を日常生活に訴えかけてくるクルマも魅力的ですが、どちらかというと今までの日常生活にそっと寄り添ってくれるようなクルマを求められている場合にこそ、クロスランドXはうってつけの選択肢かもしれません。もちろん上質な内外装は、その日常生活の質を底上げしてくれることでしょう。

なおPSA製のエンジンは2017年時点ではガソリンの方が設計が新しく、3気筒ゆえの軽さも相まって、加速性能を含む動力性能はディーゼルよりもガソリンが優位です。ディーゼルは燃費の良さでガソリンに勝りますが、本体価格の差異や、日本で乗る場合は自動車税が1区分上がってしまうこともあり、燃料代で差額をペイするのは難しいかもしれません。グループPSAは1.5Lの新型ディーゼルエンジンの開発を続けており、クロスランドXへの搭載も期待できます。ディーゼル派にはこちらが本命となるかもしれません。

ボクスホール クロスランドX

ボクスホール クロスランドX

 

2017年現在のクロスランドXの日本導入の可能性

GMが2006年にオペルを日本市場から撤退させたのを最後に、オペルの各車種の日本への正規輸入は途絶えてしまいました。またボクスホールに関しては1970年のヤナセでの正規輸入終了を最後に途絶えています。

2017年にオペルとボクスホールの親会社はGMからグループPSAに変わりました。今後仮に正規輸入が再開される場合はPCJ(プジョー・シトロエン・ジャポン)が担うことになりますが、日本でのブランドの浸透度や需要、プジョーやシトロエンの各車種と競合すること、販売チャンネルを更に用意するか既設店をオペル/ボクスホールに対応する手間暇を考慮すると、当面の間は正規輸入再開の可能性が低いと考えられます。

 

並行輸入という選択肢

前述のように正規輸入の可能性が低いボクスホール クロスランドX/オペル クロスランドXですが、並行輸入を行えば日本で所有することができます。

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関連リンク

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※本記事は2017年8月1日時点の情報を元に作成しております。最新の情報に関しては直接ご連絡にてご確認ください。また、記載情報の誤りがある場合はお知らせください。

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