【並行輸入車】フィアット ティーポ ステーションワゴンを徹底解説。注目のニューモデルをひと足早く並行輸入します。

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フィアット ティーポステーションワゴン(フロント)

『ティーポ(TIPO)』というフレーズで何を連想されますか?

コアカーズをご覧になっている方でしたら、自動車雑誌『Tipo』を思い浮かべられる方も多いかもしれませんが、今回はそうではありません。“フィアット ティーポ”の名は、約20年ぶりに復活したネーミングなのです。

今回復活と相成ったティーポは、2000年代後半以降、小型車のヒット作を続けているフィアットの世界戦略モデルです。日本では 500やパンダなどファニーなモデルを中心としたラインナップということもあり、ティーポの正規輸入は今のところ未定です。今回はティーポのステーションワゴンを中心に徹底解説します。ひと足早くフィアットのブランニューモデルを並行輸入してみませんか?

フィアット ティーポの特徴

フィアット ティーポセダン

フィアット ティーポ セダン

フィアット ティーポはの初代モデルは1988年に発表、ハッチバックモデル「リトモ」の後継車種としてデビューしました。90年代の幕開けを目前に、フィアットの看板車種としてデビューしたこのクルマは「ティーポ」(英語でTypeの意味)と名付けられ、トリノのデザイン会社I.DE.Aがデザインしたボディはスタイリッシュなものでした。

初代ティーポは日本市場にも正規輸入されました。デジタルメーターを採用した1.6DGTをはじめ、DOHCエンジン搭載のスポーツモデル2.0-16vなども導入されています。欧州市場ではヒットし、1989年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しましたが、日本ではライバルのフォルクスワーゲン ゴルフが圧倒的に強く、販売台数は少なかったようです。

しかし、当時フィアットは「ティーポプロジェクト」という共通化プロジェクトを推進していました。その産物として、ブランドを跨ぎティーポをベースしたモデルは数多くあります。セダン版のテムプラやスポーツモデルのクーペフィアット、ランチアの2代目デルタやデドラ、そしてアルファロメオ 155などです。アルファロメオ 155は日本でも人気でしたので、ご存知の方が多いはずです。このバリエーションの広さからも、初代ティーポが1990年代のフィアットグループを支えたモデルであったとことがわかります。

1995年に後継車種 ブラーボ/ブラーバがデビューしティーポの名前は一旦途絶えます。そして20年の時を経て復活した2代目ティーポは、2015年のトルコ・イスタンブールモーターショーで、「エーゲ(EGEA)」の名前でワールドプレミアとなりました。プラットフォームは、500Lと同じFCAスモールワイドプラットフォームを採用しています。生産はクーボなどと同じくトルコ・トファスの工場です。

「余計な装飾よりも実直なものを」をスローガンに掲げる新型ティーポは、最近のフィアット 500や500Xなどとはコンセプトが違います。激戦区である欧州Cセグメントのシェア拡大を目指すと同時に、中東やアフリカ、南米などの新興国での拡販を狙った世界戦略車としての役目も担っているのです。ロープライスを実現すべくトルコ工場で生産を行っていますが、その本気度はワールドプレミアにトルコを選んだことからも伺い知れます。

なお、当初はセダンのみの発表でしたが、その後セダン以外のモデルが2016年のジュネーブモーターショーで発表されています。まだイギリスなど右ハンドル圏で未発売のため、現時点では左ハンドルモデルのみの生産となっています。

フィアット ティーポ ステーションワゴン CM動画(約50秒)

 

 

シャープさとグラマラスさを両立させたエクステリア

フィアット ティーポステーションワゴン(サイド)

フィアット ティーポ ステーションワゴン(サイド)

ティーポのエクステリアは5ドアハッチバック、ステーションワゴン、セダンの3種類が用意されています。欧州市場で人気のハッチバックとステーションワゴンに加えて、新興国市場で根強い人気のセダンを用意することで、さまざまな地域のニーズに答えています。

ティーポの開発や生産はトルコで行われていますが、デザインはイタリアのデザインスタジオで行われました。500ファミリーのようなファニーなデザインではなく、大型のグリルに切れ長のヘッドライトを組み合わせて、エッジの効いたシャープな印象を与えています。これに加えて、グラマラスな曲線の塊感も両立させています。最近マツダが提唱する「魂動デザイン」に通ずる質の高いデザイン処理がされているため、ティーポは決してローコストモデルに見えません。

サイズは、ステーションワゴンで全長4570mm✕全幅1790mm✕全高1510mmと、ちょうど良い大きさです。Cセグメントのメジャーモデルが軒並み大型化されていくなか、ティーポはセグメントの本質から外れていません。ステーションワゴンはハッチバックモデルより全長が200mm延長されていますが、この部分はそのままラゲッジの拡大に割り当てられています。

 

複数のファブリックが選べるインテリア

ティーポステーションワゴンのラゲッジは大容量です

ティーポ ステーションワゴンのラゲッジは大容量です

インテリアは仕立てもよく、グレードによって複数から選択できるファブリック地がモダンな印象を与えます。ダッシュボードのデザインや手触りも良く、ティーポより高価格なライバルと比べても勝るとも劣らない部分です。インテリアも、ローコストモデルにありがちな安っぽさはありません。

そして、ユーティリティの良さも美点です。ハッチバックモデルの440Lも十分な容量ですが、ステーションワゴンは550Lとさらに大容量で、助手席をたたむことで 180cmの長尺物を積み込めるラゲッジスペースを用意しています。

フィアット ティーポ 使い勝手紹介動画(約1分)

 

癒し系Fireエンジンから最新のMultiJet IIクリーンディーゼルまで幅広くラインナップ

パワーユニットは、ガソリン、ディーゼルそれぞれ設定されています。

ガソリンは2種類設定されています。

  • 直列4気筒1.4L 95PS
  • 直列4気筒1.4Lターボ 120PS

1.4Lは少し懐かしい、癒し系ユニットのFire16Vエンジンです。1.4LターボはT-Jetと呼ばれる最新のダウンサイジングターボユニットで、日本ではフィアット 500Xや、アルファロメオ ジュリエッタに搭載されているユニットに近いものです。

ディーゼルも、2種類設定されています。

  • 直列4気筒1.3Lディーゼルターボ 95PS
  • 直列4気筒1.6Lディーゼルターボ 120PS

両方ともMultiJet IIと呼ばれるクリーンディーゼルエンジンです。

トランスミッションはMTが標準ですが、1.6Lディーゼルモデルに、2ペダルの6速デュアルクラッチトランスミッションの「DCT」が設定されています。

 

良好な経済性

フィアット ティーポの燃費は、もっとも経済的な1.3Lのディーゼルで約24km/L(欧州複合モード)と発表されています。その他のモデルでも十分な経済性が期待でき、使い方にもよりますが、日本の道路環境でも10km/L台後半を維持するのは難しくないでしょう。

 

世界中の道路でしなやかに走れる足回り

フィアット ティーポステーションワゴン(リア斜めから)

フィアット ティーポ ステーションワゴン(リア斜めから)

フロントサスペンションはマクファーソンストラット、リアはトーションビームを採用しています。駆動方式は全車FFです。

この組み合わせはコンベンショナルなものですが、欧州車が得意とするグランドツーリングはもちろん、街中での乗り心地も優れており、イタリアの市街部にあるような石畳でもしなやかに走れます。さらにティーポは路面状況の良くない新興国市場での販売も視野に入れているため、多少の悪路でも巧みにいなせるタフさも持ち合わせているようです。

 

総評:『小型車の老舗フィアット』をじっくり味わえる

フィアット ティーポ5ドアハッチバック

フィアット ティーポ 5ドアハッチバック

近年、とくに日本市場では、500ファミリーのイメージから、フィアットは「カワイイクルマ」なメーカーというイメージをもたれているようです。しかし、フィアットの真の姿は「カワイイ」だけではありません。パンダのような実用車や、かつてのプント、ラリーで活躍した131など、一見派手さはないものの「極めてマジメな小型車」作りに長けているのがフィアットなのです。

「広く、燃費よく、そして安い」ティーポのようなクルマは、フィアットの本来の姿を味わえる一台と言えるでしょう。

分かりやすい可愛さとは違うベクトルのため、日本への正規導入は難しいかも知れませんが、小型欧州車ファンなら、ぜひ選んでいただききたい一台です。

  • フィアット ティーポステーションワゴン(フロント)

 

激戦区のCセグメント、ティーポのライバルは?

ティーポが属するCセグメントは、欧州ではライバルの多い激戦区です。そのなかでも、フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアントや、ボクスホール/オペル アストラ スポーツツアラーなどが直接的なライバルに挙げられます。各所の作りの良いゴルフ ヴァリアントや、走りの良いアストラ スポーツツアラーも魅力的ですが、代を重ねるごとにボディは大きくなり、高級化の一途をたどっているためティーポより高価です。

ローコストなステーションワゴンとしては、ダチア ロガンMCVが破格のプライスタグを付けていますが、ボディサイズが1セグメント小さいものになります。

ティーポ ステーションワゴンは、ローコストモデルらしからぬ品質を維持しながら、魅力的なプライスを実現しており、この点がライバルに対する強みと言えるでしょう。実際にメーカー自身もティーポに対して、『(フォードの)”フィエスタ”より少し高い価格で”フォーカス”並のサイズを実現』した、とアピールしています。

 

フィアット ティーポのラインナップ(5ドアハッチバック/セダン/ステーションワゴン)

フィアット ティーポのラインナップ(5ドアハッチバック/セダン/ステーションワゴン)

 

ティーポ ステーションワゴンのオプションとグレード

フィアット ティーポステーションワゴン(リア)

フィアット ティーポ ステーションワゴン(リア)

ティーポ ステーションワゴンは前述の通り、現時点で右ハンドルの英国仕様が販売されていません。左ハンドルのイタリア仕様では、ビジネス用途に適した実用グレードの「BUSINESS」、標準グレードの「EASY」、充実装備の上級グレードの「LOUNGE」の3種類が設定されています。

オプションは、グレードごとに各種パックオプションが設定されています。LOUNGEの場合は、リアカメラと、最近日本でも採用車種が増えつつある”Apple CarPlay”、”Android Auto”に対応した「Uconnect」と呼ばれるオーディオなどがセットになった「PACK TECH LOUNGE」や、トワイライトセンサー、プライバシーリアウィンドウ、レインセンサーなどがセットになった「PACK COMFORT LOUNGE」などがあります。

 

おすすめはステーションワゴン ラウンジ 1.4 95CV

充実装備の LOUNGE 1.4 95CV Euro6 MT をおすすめします。ティーポには多くのパワーユニットがあるのですが、1.4L 95PS 自然吸気のガソリンエンジンを選ぶのはいかがでしょうか? 最新のハイパワーユニットではありませんが、円熟の域に達している Fire 16Vはコスト的にも有利ですし、コンサバティブで真面目なティーポのコンセプトにもぴったりと言えます。

ほかにも標準グレードのEASYや、MultiJet IIディーゼルエンジンモデル、2ペダルのDCTモデルもそれぞれに魅力があります。今回はステーションワゴンを中心に紹介しましたが、もちろん5ドアハッチバックやセダンも並行輸入可能ですのでお気軽にご相談ください。

フィアットが世界で勝負を挑む、極めて真面目なCセグメント。あなたはどのタイプ(Tipo)をチョイスしますか?

フィアット ティーポ トレーラー動画(約1分15秒)

フィアット ティーポのラインナップ(5ドアハッチバック/セダン/ステーションワゴン)

フィアット ティーポのラインナップ(5ドアハッチバック/セダン/ステーションワゴン)

 

フィアット ティーポ ステーションワゴンの日本国内での乗り出し価格は?

フィアット ティーポステーションワゴンのイタリアでの販売価格は、充実装備の上級グレードである ステーションワゴン LOUNGE 1.4 EURO6 95CVで18,700ユーロです。左ハンドル仕様を並行輸入した場合の日本国内の乗り出し価格は、諸経費込で、320-350万円(2016年7月5日為替レート1ユーロ113円にて計算)くらいになりそうです。下に、最新為替連動による日本国内での乗り出し価格の目安を表示させていますので、ご参考にしてください。

ティーポステーションワゴンは、日本ではまだ販売されていないので、入手するには並行輸入が現実的な方法です。

 

国内乗り出し価格の目安:(税金・諸費用込)

※表示金額はご覧になっている時点での為替レートにて算出しております。
※輸入国からの輸送料、各種税金、検査費用、登録諸費、納車費用(大阪近郊)は全て含まれています。
※正式なお見積り、遠方への納車費用など、改めてご提示いたしますのでお問い合わせください。

金額が表示されない場合は、しばらく経ってから再度アクセスしてください。

 

スペック表

フィアット ティーポ ステーショワゴンのスペックは以下をご確認ください。+ボタンで詳細が表示されます。

フィアット ティーポ ステーションワゴン LOUNGE 1.4 95CV Euro6 6MT €18,700
車名 フィアット ティーポ ステーションワゴン / FIAT TIPO Station Wagon 
サンプルグレード LOUNGE 1.4 95CV Euro6 6MT
英国販売価格 €18,700
型式
初度登録 国内未登録新車
車検 受け渡し
走行距離
ハンドル
ドア数 5
カラー ビアンコジェラート(標準)
ブロンズマグネティコ(OP/MTL)
グレーマエストロ(OP/MTL)
グレーコロッセオ(OP/MTL)
ロッソアモーレ(OP/MTL)
ブルーメディテラーネオ(OP/MTL)
ネロシネマ(OP/MTL)
ペルラアザビア(OP/MTL)
※OP:有料オプション
※MTL:メタリック塗装
全長x全幅x全高 4570× 1790 × 1510 mm
ホイールベース 2636 mm
トレッド(前/後) 1542mm / 1543mm
車両重量(乾燥) -kg
乗車定員 5名
トランスミッション 6MT
エンジンタイプ 直列4気筒DOHC 16V
総排気量/内径x行程 1368cc/72.0mm×84.0mm
圧縮比 11.0 :1
最高出力 70kW(95PS)/6000rpm
最大トルク 127Nm(12.9kg-m)/4500rpm
燃料タンク容量 -L
燃費 約17.5km/L(欧州複合基準)
ブレーキ形式(前/後) ディスク/ドラム
タイヤ/ホイール 16インチホイール
最高速度 185.0 km/h
0-100km/h加速 11.5秒
特記事項 ※一部推定値、非公式情報を含んでいる場合があります。
フィアット ティーポ ステーションワゴン EASY 1.6D 120CV Euro6 6DCT €21,500
車名 フィアット ティーポ ステーションワゴン / FIAT TIPO Station Wagon
サンプルグレード EASY 1.6D 120CV Euro6 6DCT
欧州販売価格 €21,500
型式
初度登録 国内未登録新車
車検 受け渡し
走行距離
ハンドル
ドア数 5
カラー ビアンコジェラート(標準)
ブロンズマグネティコ(OP/MTL)
グレーマエストロ(OP/MTL)
グレーコロッセオ(OP/MTL)
ロッソアモーレ(OP/MTL)
ブルーメディテラーネオ(OP/MTL)
ネロシネマ(OP/MTL)
ペルラアザビア(OP/MTL)
※OP:有料オプション
※MTL:メタリック塗装
全長x全幅x全高 4570× 1790 × 1510 mm
ホイールベース 2636 mm
トレッド(前/後) 1542mm / 1543mm
車両重量(乾燥) -kg
乗車定員 5名
トランスミッション 6DCT
エンジンタイプ 直列4気筒DOHC 16V 直噴インタークーラー付きディーゼルターボ
総排気量/内径x行程 1598cc/79.5mm×80.5mm
圧縮比 16.5:1
最高出力 88kW(120PS)/3750rpm
最大トルク 320Nm(32.5kg-m)/1750rpm
燃料タンク容量 -L
燃費 約23.8km/L(欧州複合基準)
ブレーキ形式(前/後) ディスク/ドラム
タイヤ/ホイール 16インチホイール
最高速度 199.0km/h
0-100km/h加速 9.9秒
特記事項 ※一部推定値、非公式情報を含んでいる場合があります。

 

車両詳細画像ギャラリー

フィアット ティーポ ステーションワゴンをもっと知りたい方はこちら

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