【並行輸入車】ダチア ロガンMCVを徹底解説。日本未導入の右ハンドル、イギリス仕様で並行輸入します。

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ダチアロガンMCV(フロント)

”新しいけど、ちょっと懐かしい、シンプルなショートワゴン”

このようなキャッチコピーを付けたくなるようなクルマが、ダチア ロガンMCVかも知れません。

ロガンMCVは、ダチアが販売するフルBセグメントのショートワゴンです。コンパクトなボディに大きなラゲッジを備えた、ちょうどいいサイズのステーションワゴンといえば、かつてはプジョー206SWなどが日本でも人気になりました。しかし最近では輸入車、国産車に問わず選択肢が少なくなっており、貴重なモデルと言えるでしょう。

今回は、ロガンMCVのダウンサイジングターボモデルを中心に徹底解説します。普段の生活に便利なショートワゴンをイギリス仕様・右ハンドルで並行輸入してみませんか?

ダチア ロガンMCVの特徴

ダチアロガンMCV(フロント上から)

ダチアロガンMCV(フロント上から)

はじめに、日本ではあまり耳にしない、ダチアというメーカーについて簡単に紹介しましょう。

ダチアはルーマニアの自動車メーカーで、1960年代にルノー車のノックダウン生産を開始したのがその始まりです。ルノー12をベースとしたダチア1300は、1960年代末から、派生モデルが2000年代初頭まで販売された超ロングセラーモデルとなりました。 1980年代半ばに一度は独立しましたが、その後ルーマニア情勢の変化や経営難により、1999年にルノー傘下に入り、現在ではルノー・日産アライアンスの一員として大きな役目を担っています。新生ダチアは主にルノーのエントリーブランドとして、ルノーの既存コンポーネントを組み合わせた低価格モデルを生産していますが、仕向け地によっては、ルノーや日産ブランドで販売されるモデルもあります。

2004年にデビューした新生ダチア初のモデル「ロガン」は、中古車並の低価格を実現し大ヒットしました。そのステーションワゴン版である、ロガンMCV初代モデルの発表は2006年。MCV=「Max Capacity Viecle」の名の通り、ベースのセダンに比べ全長とホイールベースを伸ばすことで、3列シート・7人乗りを実現しました。

現在販売されている2代目モデルは、2013年のジュネーブショーで発表されました。2代目はロガンではなく、ハッチバックのサンデロをベースとしています。そもそもサンデロは3代目ルノー クリオをベースとしており、エンジンをはじめロガンMCVと共通している部分も多くありますが、全体の部品点数を少なくしてコストダウンを図っています。

ダチアは当初、コストの関係で左ハンドル地域でのみ販売を行っていたため、ロガンMCVの初代モデルも左ハンドル仕様のみでした。近年では右ハンドル地域の販売も拡充され、ロガンMCVもイギリス市場では、ダスター、サンデロに続き右ハンドル仕様を導入しています。

グレードは、ほぼ”スッピン”のAccessから、中間グレードのAmblance、上級グレードのLauleteの3つが設定されています。

TPOを選ばないプレーンなエクステリア

ダチアロガンMCV(リア)

ダチアロガンMCV(リア)

ロガンMCVのフロントマスクは、ベースとなったサンデロとほぼ同じです。エクステリアは全般的に尖ったデザインは用いておらず、プレーンで無国籍なテイストと言えるでしょう。日本ではトヨタカローラフィールダーに近い雰囲気にも感じます。しかし、この無国籍なデザインテイストは、余計なプレスラインを入れないことや、曲面ガラスではなく平面ガラスを使うことで、コストダウンの実現と、普遍的にどの国のユーザーにも受け入れられることを目指して、敢えて尖ったデザインを採用していないというダチアの戦略なのかも知れません。

そのため、フランス車やイタリア車のように、息を呑むようなデザインの流麗さは持ち合わせていません。その代わり、日本の津々浦々、冠婚葬祭全てのシチュエーションで、違和感なく溶け込める万能なデザインであると言えます。

セグメントを越えた大容量のラゲッジルーム

シンプルで必要十分なインテリア

シンプルで必要十分なインテリア

2代目ロガンMCVは、2列5人乗り仕様の1種類のみが用意されています。初代モデルにあった3列シートモデルは用意されず、こちらは別モデルとして、3列シートミニバンのロッジーが事実上の後継となりました。

MCV(Max Capacity Viecle)の名の通り、ユーティリティは抜群です。2列シートとした分荷室は広く、ラゲッジは通常で573L、リアシートを倒せば1518Lという、フルBセグメントとは思えない大容量を実現しています。これは一部のDセグメントのワゴンを凌駕するほどです。

インテリアトリムはグレードによりそれぞれ異なるものが設定されています。もっともベーシックなAccessには”Element”と呼ばれるブラッククロス地、Ambianceには“Atom”と呼ばれるツートンクロス、上級モデルのLauluteには”Quantium”と呼ばれるダークカーボンクロス地がセットになります。

インパネは、他のダチア車と同じく一体成型の硬質プラスチックを採用しています。コストを抑えるために部品点数を少なくしたこのインパネは、高級感とは逆のベクトルですが、素材を生かしてシンプルにデザインされています。また汚れを落とすことも容易で、フェイクな高級さを追求しない分、コンセプトを体現した潔いものと言えるでしょう。

ダチア ロガンMCV オーナーインタビュー動画(約1分)

最新のダウンサイジングターボも用意

低燃費のTCe90 H4Bダウンサイジングターボエンジン

低燃費のTCe90 H4Bダウンサイジングターボエンジン

ロガンMCVのパワートレーンには、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの両方が用意されています。

ガソリンエンジンは、「1.2 16v 75」と呼ばれるD4Fエンジンと、「TCe90」と呼ばれるH4Bエンジンの2種類です。直列4気筒1.2LのD4Fエンジンは75馬力を発揮。このエンジンは、3代目ルノー クリオや、2代目ルノー トゥインゴにも搭載されていた、熟成が進んだユニットです。

直列3気筒0.9LのH4Bエンジンは90馬力を発揮します。このエンジンは最新のルノー ルーテシア ゼンMT(4代目クリオ)で日本にも導入されたダウンサイジングターボエンジンです。そのフィーリングの良さから、一部では「エンスーエンジン」と呼ばれるユニットですが、燃費性能にも優れ、欧州複合値で20.4km/Lを誇ります。

ディーゼルエンジンは「dCi90」と呼ばれるK9Kエンジンです。最高で90PSを発揮する、この直列4気筒クリーンディーゼルターボは、ダスタールノー カングー、欧州仕様の日産ジュークにも搭載される、ルノー・日産アライアンスの主力ディーゼルエンジンです。

組み合わされるトランスミッションは5速MTのみで、ATなどの2ペダルは設定されていません。欧州市場でシェアの低いATモデルをラインナップしないことで、コストダウンに繋げています。

往年のフレンチコンパクトを彷彿とさせる足回り

ロガンMCVの足回りは、フロントにマクファーソンストラット、リアはトーションビームを採用しており、コンパクトな実用車としてコンベンショナルな構成です。

新興国など路面状況の良くない地域で販売することを考慮して、サスペンションストロークはたっぷり取られています。セッティングもルノーですから、その乗り味はちょっと懐かしいフレンチコンパクトのようです。懐深い乗り味に、小さくても高速走行が得意なところは、ルノー車に通ずるものと言えるでしょう。

総評:最新技術と懐かしさが共存する「ジェネリック・ルノー」

ダチアロガンMCV

ダチアロガンMCV

ロガンMCVは、エクステリア、インテリアともにシンプルで、華美な要素はありません。しかしながら、徹底的にコストダウンに取り組んだコンセプトにネガティブさはなく、むしろ背伸びをしない清貧さがロガンMCVならではの魅力となっています。例えるなら、シンプルな中にも豊かさを感じさせる、無印良品の雑貨と雰囲気が似ているかも知れません。

往年のルノーを思い出させる懐かしい乗り味でありながら、最新のパワーユニットが搭載され、しかも圧倒的な低価格という点は、さしずめ「ジェネリック・ルノー」とも言えます。ロガンMCVは、ただシンプルで安いだけではない、なかなか深い一台なのです。

  • ダチアロガンMCV(フロント)

ロガンMCVのライバルは?

ロガンMCVのライバルとなるBセグメントのショートワゴンには、同じグループであるルノー クリオエステートや、少し大きめですが、フィアット ティーポ・ステーションワゴンなどが挙げられます。

クリオ エステートは、ルノーの最新プラットフォームに、ダウンサイジングターボの組み合わせという先進性を備えています。これに加えて、ロガンMCVにない2ペダルのデュアルクラッチトランスミッションが選べることや、スタイリッシュなエクステリアが魅力的です。

ティーポは、昨年フィアットが久々に名前を復活させたモデルです。近年は500を中心としたファニーなデザインのモデルが多かったフィアットですが、元々小型実用車作りに長けており、その手腕が存分に発揮されています。クリーンで落ち着いたデザイン、広々とした荷室、トルコ工場で生産することで実現したコストパフォーマンが魅力です。

これらのライバルに対するロガンMCVの優位点は、荷室の広さもさることながら、やはり他を圧倒する低価格でしょう。最上級モデルでも10,000ポンドを切る価格は、ライバルには決して真似ができません。それでありながら、クリオにも搭載される最新のTCe90エンジンが選べることは大きなメリットです。

ロガンMCVのオプションとパックオプション

ロガンMCVのオプションは、エクステリアではメタリックペイントや、リアパーキングセンサーなどがあります。インテリアには、ダチアのコンセプトでは珍しいですが、ダークカーボンレザー内装が用意されています。

パックオプションでは、後席パワーウィンドウとレザーステアリングがセットになった、コンフォートパックが用意されています。

ロガンMCVは前述の通り、装備をシンプルにして価格を抑えていますが、オプション自体もほかの車種と比べて少なく絞りこまれています。

 

おすすめは0.9 TCe90 Laulete 右ハンドルモデル

ロガンMCVを選ぶなら、TCe90エンジンを搭載し、エアコンが標準装備となる上級グレードLauleteの右ハンドルモデルがおすすめです。

このクルマのキャラクターを考えれば、徹底的に質素なベースグレードAccessも魅力的なのですが、日本で乗るのに必須装備といえるエアコンが装着されません。また、TCe90エンジンは燃費が良く、リッターカー同じ自動車税額であることも魅力的です。

そのほかにも、ディーゼルのdCi 90や、ベーシックグレードも並行輸入可能ですので、お気軽にご相談ください。

ダチアロガンMCV

ダチアロガンMCV

 

ダチア ロガンMCVの日本国内での乗り出し価格は?

ダチアロガンMCVのイギリスでの販売価格は、ダウンサイジングターボエンジンを搭載した上級グレードである LAURUTE 0.9 TCe90 5MTで9,795ポンドです。イギリスより並行輸入した場合の日本国内の乗り出し価格は、諸経費込で、250-280万円(2016年5月28日為替レート1ポンド161円にて計算)くらいになりそうです。下に、最新為替連動による日本国内での乗り出し価格の目安を表示させていますので、ご参考にしてください。

ダチアの各モデルは、日本では販売されていないので、入手するには並行輸入が現実的な方法です。

 

国内乗り出し価格の目安:(税金・諸費用込)

※表示金額はご覧になっている時点での為替レートにて算出しております。
※輸入国からの輸送料、各種税金、検査費用、登録諸費、納車費用(大阪近郊)は全て含まれています。
※正式なお見積り、遠方への納車費用など、改めてご提示いたしますのでお問い合わせください。

金額が表示されない場合は、しばらく経ってから再度アクセスしてください。

 

スペック表

ダチア ロガンMCVのスペックは以下をご確認ください。+ボタンで詳細が表示されます。

ダチア ロガンMCV LAURUTE 0.9 TCe 90 5MT £9,795
車名 ダチア ロガンMCV / DACIA LOGAN MCV 
サンプルグレード LAURATE 0.9 TCe 90 / 5MT
英国販売価格 £9,795
型式
初度登録 国内未登録新車
車検 受け渡し
走行距離
ハンドル
ドア数 5
カラー グラシアホワイト(標準)
シンダーレッド(OP/MTL)
マーキュリー(OP/MTL)
パールブラック(OP/MTL)
スレートグレー(OP/MTL)
コスモスブルー(OP/MTL)
※OP:有料オプション
※MTL:メタリック塗装
全長x全幅x全高 4492× 1733 × 1550 mm
ホイールベース 2634 mm
トレッド(前/後) 1493mm / 1476mm
車両重量(乾燥) 1038kg
乗車定員 5名
トランスミッション 5MT
エンジンタイプ 水冷直列3気筒DOHC 12V ターボ
総排気量/内径x行程 898cc/72.2mm×73.1mm
圧縮比 9.5:1
最高出力 66kW(90PS)/5250rpm
最大トルク 135Nm(13.7kg-m)/2500rpm
燃料タンク容量 50L
燃費 約20.4km/L(欧州複合基準)
ブレーキ形式(前/後) ベンチレーテッドディスク/ドラム
タイヤ/ホイール 15インチホイール
最高速度 175.0km/h
0-100km/h加速 11.1秒
特記事項 ※一部推定値、非公式情報を含んでいる場合があります。
ダチア ロガンMCV LAURUTE 1.5 dCi 90 5MT £10,795
車名 ダチア ロガンMCV / DACIA LOGAN MCV 
サンプルグレード LAURATE 1.5 dCi 90 / 5MT
欧州販売価格 £10,795
型式
初度登録 国内未登録新車
車検 受け渡し
走行距離
ハンドル
ドア数 5
カラー グラシアホワイト(標準)
シンダーレッド(OP/MTL)
マーキュリー(OP/MTL)
パールブラック(OP/MTL)
スレートグレー(OP/MTL)
コスモスブルー(OP/MTL)
※OP:有料オプション
※MTL:メタリック塗装
全長x全幅x全高 4492× 1733 × 1550 mm
ホイールベース 2634 mm
トレッド(前/後) 1493mm / 1476mm
車両重量(乾燥) 1090kg
乗車定員 5名
トランスミッション 5MT
エンジンタイプ 水冷直列4気筒OHC 8V 直噴インタークーラー付きディーゼルターボ
総排気量/内径x行程 1461cc/76.0mm×80.5mm
圧縮比 15.5:1
最高出力 66kW(90PS)/4000rpm
最大トルク 220Nm(22.4kg-m)/1750rpm
燃料タンク容量 50L
燃費 約28.5km/L(欧州複合基準)
ブレーキ形式(前/後) ベンチレーテッドディスク/ドラム
タイヤ/ホイール 15インチホイール
最高速度 173.0km/h
0-100km/h加速 11.8秒
特記事項 ※一部推定値、非公式情報を含んでいる場合があります。

 

車両詳細画像ギャラリー

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