2016.05.24

新型プジョー トラベラーの並行輸入の予約受付を開始します。気になる日本での販売、サイズ、エンジン、販売価格は?

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プジョー トラベラー

今年2月、スイスで開かれたジュネーブショーでちょっと魅力的なLCV(Light Comercial Vehicle)が発表されました。プジョー/シトロエンのグループPSAとトヨタが共同開発されたによるそのモデルは、プジョーからは「トラベラー」、シトロエンからは「スペースツアラー」、トヨタからは「プロエース」として、それぞれ2016年に発売されます。

トラベラーは、プジョーが現在ヨーロッパを中心にデリバリーしている「エキスパート」の後継車と位置づけられています。エキスパートの日本導入がないため、この堂々とした風格を感じさせるトラベラーの日本導入も可能性が薄いかもしれません。

今回は、プジョー版の「トラベラー」のイギリス仕様右ハンドルモデルについて徹底解説します。日仏合作の最新商用車のプジョーバージョンを並行輸入してみませんか?また一足早く販売されている、左ハンドルモデルのご要望にもお応えします。

プラットフォームから新開発された“日仏合作”のニューモデル

プジョー トラベラー

プジョー トラベラー

グループPSAとトヨタによる自動車の共同開発は、108、C1、アイゴなどの小型車に続くものです。高剛性で骨太なシャシー開発が得意な欧州メーカーであるグループPSAと、“おもてなし”に代表されるきめ細やかなクルマづくりが得意な日本のトヨタ、それぞれの「いいとこ取り」が期待できるコラボレーションといえます。

Efficient Modular Platform(高効率モジュラープラットフォーム)の頭文字をとってEMP2と名付けられたプラットフォームは、スペースユーティリティや燃費効率を重視して設計されています。パワートレインはボンネットに横置きにされ前輪を駆動、最大9人乗りで、全長4,600mmから5,300mmまで3タイプのボディが用意される予定となっています。なお、ジュネーブショーではコンセプトモデルとして「トラベラー i-Lab VIPシャトル 3.0」が展示されていました。その名の通りVIP仕様で、2列目、3列目シートは対面4人掛け、インテリアも特別仕立てとなっています。

プジョー トラベラー i-Lab VIPシャトル 3.0

プジョー トラベラー i-Lab VIPシャトル 3.0

パワートレインは、定評あるPSAのBlueHDiエンジンを搭載し、低燃費性と優れた環境性能を発揮しつつスポーティでダイナミックなドライビングを実現。その総合的な性能、安全性、走りのテイストや質感はこのクラスのベンチマークとなった、とプジョーは胸を張っています。はたして、その実力はどれほどなのでしょうか。実車のデリバリーがいまから楽しみです。

なお、EMP2プラットフォームによる“兄弟車”、トヨタ プロエースのご紹介ならびにLCV(Light Commercial Vehicle)の欧州事情については、トヨタ プロエースのページも、あわせてご覧ください。

Movie プジョー トラベラー ファーストルック │ Peugeot Traveller | First look (45秒)

用途に合わせて選べる豊富なバリエーション

プジョー トラベラー 透視図

プジョー トラベラー 透視図

トラベラーは全長別に3タイプのボディが用意されます。全長4,600mmのXSサイズから、4,950mmのMサイズ、そして5,300mmのXLサイズ。ホイールベースはXSサイズで2,925mmと発表されています。その他のホイールベースは発表されていませんが、前後オーバーハングはどのサイズも同じと発表されていますから、全長に合わせてホイールベースも拡大されていると思われます。全幅は1,920mm、全高は1,905mmです。ちなみに、日本で発売されているミニバン、トヨタ アルファードのサイズは標準的なグレードで、全長4,905mm、全幅1,850mm、全高1,895mm、ホイールベース3,000mmです。

トラベラーは乗用と商用の2タイプがラインアップされます。乗用タイプでは2列5人乗り、3列6人乗り、3列7人乗り、3列8人乗りのシート構成のいずれかを選ぶことができます。5人乗り仕様はXSモデルのみ選択可能です。商用タイプは5〜9人の乗車人数となります。ボディサイズに始まり、乗用、商用、そして乗車人数まで、用途に合わせて選べる幅広いバリエーションが用意されているのが特徴です。

また、「トラベラー」というネーミングは人も荷物も満載でリゾート地に向かう、フランスの伝統的なバカンスシーズンの移動を連想させます。

プジョー トラベラー ボディタイプ一覧

プジョー トラベラー ボディタイプ一覧

 

洗練と気品を感じさせるエクステリア

プジョー トラベラー

プジョー トラベラー

スリークでボクシーなフォルム、それに近年のプジョーらしい“小顔”のフロントマスクにより、上品で洗練された印象を受けます。ジュネーブショーの写真やレポートを見て、ひと目惚れしてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

トラベラーはプジョーのMPV/LCVではトップモデルに位置づけられます。のびのびとしたプロポーションと、シンプルながら力強さと優雅さを兼ね備えた全体のフォルムは、まさにトップ・オブ・プジョーとしてふさわしい仕上がりといえます。フロントマスクの小さめのラジエターグリル、それに連なるつり目のヘッドライト、その下のLEDライトなどは、508などとも共通の“文法”です。

プジョー トラベラー

プジョー トラベラー

大きめのフロントウィンドウと、それに連なるやはり大きめのサイドウインドウは乗用車ライクで、バンとボディを共用することを感じさせません。深々と大きなホイールアーチは、スポーティセダンのような印象を加えています。ピラーは細めの印象ですが剛性は十分に確保されており、ユーロNCAPテストでは5つ星の最高ランクを獲得しています。

また、プロポーションを先代の「エキスパート(Expert)」と比べると、明らかにフロントウィンドウが前進しており、その分、室内スペースが広げられていることが予想できます。プラットフォーム新開発の恩恵といえそうです。切り詰められた前後のオーバーハングは室内スペースを最大限確保するのに有効なだけでなく、最小回転半径を抑え、街中などでの取り回しを向上させています。ちなみにXSサイズの最小回転半径は5.65メートルとなっています。

 

ラウンジシートのVIP仕様もラインアップ

プジョー トラベラー 運転席

プジョー トラベラー 運転席

足のアクションで開閉可能な大きなサイドスライドドアを開けて、室内を見てみましょう。こういった親切装備にはトヨタの影響を感じますね。

広々とした室内には、前述のようにさまざまなシートバリエーションが用意されています。特徴的なのはビジネスプラスのVIP仕様として用意されたモデルです。2、3列目がラウンジシートのような革張りのアームチェアによる4座の対面座席構成で、ゾーン制御可能なオートエアコンと、特製のソフト吹き出し口、ムード照明付きの多機能ルーフなど、ゴージャスで快適な仕上がりとなっています。さらにオプションで格納式のスライドテーブルなども用意されています。

プジョー トラベラー インテリア

プジョー トラベラー インテリア

一般的な仕様でも2・3列目はアームチェアで、それぞれにスライド調整が可能。飛行機のような読書灯、個々のエアコン吹き出し口、さらにガラスサンルーフも選ぶことができます。カップホルダーやダッシュボードのペットボトル収納のほか、社内のあちこちに収納スペースが設置されており、オプションで7Lの冷蔵庫も用意されています。

気になる積載容量は、フル乗車時で1,500リットル。2、3列目シートを折りたたむと最大で4,900リットル、さらに助手席を折りたためば最長3.5mの長尺物も収めることができます。また、リアドアはガラスハッチのみの開閉も可能で、ちょっとした荷物を出し入れしたいときに便利です。

 

1.6L / 2.0LのBlueHDiエンジンを搭載

トラベラーに用意されるエンジンとトランスミッションの組み合わせは以下の通りです。

  • 1.6 L BlueHDi:95hp+5速マニュアルギアボックス
  • 1.6 L BlueHDi 95hp S&S + ETG6制御ギアボックス
  • 1.6 L BlueHDi 115HP S&S + 6速マニュアルギアボックス
  • 2.0 L BlueHDi 150HP S&S + 6速マニュアルギアボックス
  • 2.0 L BlueHDi 180hp S&S + EAT6自動変速機

ストップ&ゴーの多い日本で扱いやすい2ペダルを選ぶとすると、選択肢は1.6 L BlueHDi 95hp と 2.0 L BlueHDi 180hpのふたつとなります。

BlueHDiエンジンは尿素添加剤(アドブルー)とDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)、SCR(選択触媒還元)システムにより、CO2排出量は2.0Lモデルで151g/kmの優れた環境性能を達成しています。

 

燃費は2.0L HDiエンジンで約17.2km/L

XSサイズのボディにBlueHDi2.0Lエンジンを搭載したモデルで、約17.2km/L(欧州複合基準)の燃費を達成しています。大きく重いボディを鑑みると、燃料効率は高いといえそうです。燃料タンクは69Lですので、単純に計算して、日本でも高速道路主体なら、一度の給油で1,000kmを超えるロングドライブも難しくないかもしれません。

 

アクティブ・クルーズ・コントロールなど最新装備が充実

プジョー トラベラー 7インチスクリーン

プジョー トラベラー 7インチスクリーン

最新装備の充実ぶりもトラベラーの大きな魅力です。

前述のハンズフリーのサイドスライドドアのほか、前方車両との距離を一定に保つアクティブ・クルーズ・コントロールとアクティブセーフティブレーキ、車線逸脱警報システム(LDWS)、ブラインドスポットモニタリングといった最新の安全装置が用意されています。

PSA独自のトラクションコントロールシステムであるグリップコントロールや、オートライトといったドライビングに役立つ装備も充実しています。また、ダッシュボードには7インチタッチスクリーンパネルが装着され、スマートフォンと連係した各種操作のほか、Bluetoothを介してハンズフリー通話も可能です。

 

内容、デザイン、実力。このクラスの新基準となる予感

大人数であっても、他のプジョーのクルマと変わらない、快適で洗練された移動を約束する。そのための最新設計と充実装備の次世代LCV、それがトラベラーといえます。

ボディサイズからシートアレンジまで多彩なラインアップにより、ファミリーユースからビジネスユースまで満足いくチョイスができることでしょう。特に2、3列をラウンジシートとしたビジネスプラスのVIP仕様は、洗練されたデザインや優れた走行性能、快適な室内空間などを両立した移動空間として、エグゼクティブやセレブの新たなアイテムとなりそうな予感がします。

プジョー トラベラー

プジョー トラベラー

 

メルセデス Vシリーズ、ルノー トラフィックなど、気になるライバルの評価・評判は?

メルセデス・ベンツ Vクラス

メルセデス・ベンツ Vクラス

トラベラーはこのクラスでベンチマークとなることを目指した、とプジョーは主張しています。そうなると、そのライバルとしてメルセデスベンツのVクラスをあげないわけにはいきません。最大で5,300mmのエクストラロングボディ、2.2L Blue Techエンジンといった基本スペックも真っ向からぶつかります。

そのほか、兄弟車のシトロエン スペースツアラーやトヨタ プロエースも気になるところ。プロエースに関しては、以下の記事をご覧ください。

参考記事:新型トヨタ プロエースの並行輸入の予約受付を開始します。発売時期、販売価格、装備、スペックは?

そのプロエースの記事でもご紹介していますが、その他のライバルとしてルノー トラフィック(Renault Traffic)と、その兄弟車であるボクスホール/オペル ヴィヴァーロ(Vauxhall / OpelVivaro)、フィアット タレント(Fiat Talento)が挙げられます。

またフォルクスワーゲンからは、ニューモデルが昨年日本でもデビューしたシャラン(Volkswagen sharan)や、T6 トランスポーター シャトル(T6 Transporter Shuttle)があげられます。

 

プジョー トラベラーを並行輸入した場合の乗り出し価格

車両価格を含めたトラベラーの正式な発表はまだプジョーからはありませんが、現地での情報をまとめると、XSサイズ、8人乗り、2.0L BlueHDiの右ハンドル車のイギリス仕様を日本に並行輸入した場合、600万円程度の価格となることが予想されます。

現在はイギリスでの予約受付開始時に予約することが可能です。一方、左ハンドル仕様は、すでに発売が開始されています。フランス仕様の1.6Lの乗用モデルは560万円程度となります。こちらは、すぐに注文することが可能です。

ご希望に応じて並行輸入の手はずを整えますので、興味のある方はお問い合わせいただくか、このページのチェックを引き続きよろしくお願いします。

 

スペック表

プジョー トラベラーのスペックは以下をご確認ください。+ボタンで詳細が表示されます。

プジョー トラベラー コンパクト 2.0 BlueHDi 180 S&S EAT6
車名 プジョー トラベラー コンパクト / Peugeot Traveler Compact
エンジン、サンプルグレード 2.0 BlueHDi 180 S&S EAT6
英国販売価格
型式
初度登録 国内未登録新車
車検 受け渡し
走行距離
ハンドル
ドア数 5
カラー
全長x全幅x全高 4,606 × 1,920 × 1,905 mm
ホイールベース 2,925 mm
トレッド(前/後) 1,627 / 1,600 mm
車両重量
乗車定員 8名
トランスミッション EAT6
エンジンタイプ 水冷直列4気筒 直噴ディーゼルターボ
総排気量/内径x行程 1,997cc / – mm
圧縮比
最高出力 181ps / 3750 rpm
最大トルク 400Nm / 2,000rpm
燃料タンク容量 69L
燃費 約17.2km/L(欧州複合基準)
ブレーキ形式(前/後) ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ/ホイール 215/65R17
最高速度
0-100km/h加速
特記事項 ※カタログ発表がないため、これまでの発表データをまとめています

車両詳細画像ギャラリー

プジョー トラベラーをもっと知りたい方はこちら

プジョー 英国 トラベラー オフィシャルサイト(Peugeot UK Traveller)
プジョー フランス トラベラー オフィシャルサイト(Peugeot France Traveller)
プジョー フランス トラベラー コンフィギュレーター(Peugeot France Traveller)

 

※この記事の内容は2016年5月時点のものです。最新の情報が入り次第追記いたします。お気に入り登録をお願いします。

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