【並行輸入車】プジョー 108を徹底解説。日本未導入のコンパクトハッチバックをイギリス仕様右ハンドルで並行輸入します。

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プジョー 108

プジョー 108は、Aセグメントのハッチバックモデルです。先代となる107の後継車として、2014年3月のスイス・ジュネーブショーで発表されました。

108は、ヨーロッパでのプジョーのボトムレンジを担うモデルながらも、208や308など他のプジョーファミリーと同様のフロントマスクを持つ、上品でスタイリッシュなコンパクトカーとしてラインアップされています。残念ながら先代の107同様、日本への正規輸入は見送られていますが、コンパクトなボディサイズや、上位モデルに引けを取らない優れたパッケージングを持つ、大変使い勝手の良いモデルです。

今回はそんなプジョー 108について徹底解説します。知れば知るほど魅力的なエントリープジョーを、イギリス仕様右ハンドルで並行輸入してみませんか?

プジョー 108の特徴

プジョー 108

プジョー 108 各サイズ(クリックで拡大)

プジョー 108は、兄弟車であるシトロエン C1トヨタ アイゴと一緒に、トヨタとPSAプジョーシトロエン(当時)が2002年に設立した合弁会社、トヨタ・プジョー・シトロエン・オートモービル(Toyota Peugeot Citroën Automobile:TPCA)で製造されています。古くから工業立国だったチェコに工場を置くTPCAは、首脳陣の多くをトヨタ側の人材が占め、日本車と同等の品質管理が行われているのも特徴です。

TPCA開設の背景は、ヨーロッパでの存在感を高めたいトヨタと、1991年から生産が続けられていたプジョー 106、その兄弟車として1996年から生産されていたシトロエン サクソの後継車を、より低価格かつ高品質な実用車としてラインアップしたかったPSAプジョーシトロエンの思惑が合致したことにあります。その試みは果たして成功し、2005年から発売された、第1世代に相当するプジョー 107/シトロエン C1/トヨタ アイゴは、2012年に累計生産台数200万台を記録するヒット作となりました。107やC1はフランスの街中でも多く見かけられるようになり、2007年からのフランス大統領だったニコラ・サルコジが「フランスで販売される車種が国外生産とは…」と遺憾を表明するほどでしたが、これもフランス国内での107とC1の勢いを裏付けるエピソードといえるでしょう。

そんなヒット作となった107は、兄弟車と一緒に2014年にモデルチェンジされましたが、名称を引き継いだC1とアイゴに対して、プジョーのモデルは新たに108へと車名を改めました。かつて世代が変わるたびにモデル名の数字を増やしてきたプジョーは、30Xシリーズの番号の枯渇を契機に、末尾の数字を先進国向けのモデルは”8″に、新興国向けのモデルは”1″に統一するように方針を変更しましたが、低価格なモデルでありながらも、新モデルが101ではなく108を名乗った点が、このモデルの性格を端的に示していると言えます。

ボディタイプは3ドアと5ドアハッチバックが用意され、「HATCH」とも表記されることがある通常モデルに加えて、それぞれに「TOP!」と名付けられたキャンバストップ仕様も設定されています。キャンバストップは電動で、800mm x 760mmのほぼスクエアな開口部を持ちます。

グレードは全てのボディタイプで中間グレードのアクティブ(ACTIVE)と上級グレードのアリュール(ALLURE)が用意されています。もっとも簡素なグレードのアクセス(ACCESS)とスポーツグレードのGTライン(GT LINE)はハッチバックのみの設定となり、特にアクセスは3ドアのみの設定です。一方テニス全仏オープンへの協賛から生まれたプジョー各モデルに設定されているスペシャルモデル、ローランギャロス(ROLAND GARROS)は、108ではTOP!のみに設定されています。

プジョー108 のプロモーションビデオ(約60秒)

 

エクステリア

時代を問わない普遍的な美しさ

プジョー 108

プジョー 108

108のエクステリアを一見すると、フロントグリルをはじめ、要所に効果的に使われたクロームメッキに目を引かれます。ともすればギラギラとした印象になってしまいがちなクロームメッキですが、108のそれはプジョーらしい気品や上質さを漂わせます。

一歩離れて108を見ると、ディテールに留まらないシルエットの美しさにも気が付くはずです。はっきりとした存在感を持つボンネット、そこからしっかりと立ち上がったAピラーは、万人が”クルマ”として美しく感じる正統派のフォルムを持っています。ボディサイズは、全長3,475mm、全幅1,615mm、全高1,460mm。先代に相当する107に比べて、40mmほど長く、15mmほど幅が小さく、また10mmほど背が低くなっているものの、それほど大きくボディサイズが変わったわけではありません。にも関わらず、モノスペース的な佇まいだった107に対して、108はその印象を激変させているのです。

そんな108のデザインは、パリの近く、市街地から南西に進みヴェルサイユに向かう道の途中にある小さなコミューン、ヴェリジー=ヴィラクブレーにあるPSAのデザインセンターで生まれました。ディレクションを行ったのは、シトロエン DS3も担当したIvo Groën(イーボ・フルーン)です。彼は108のエクステリアデザインについて、このように語っています。

「107は非常にキャビンが前進した”モノボリューム”のシルエットを持っていて、2005年当時はとても近代的なデザインでした。対して私たちは108に、しっかりとしたフロントノーズを与え、そこからは力強いフィーリングが感じられます。ガラスの面積は抑え、ボディの造形を際立たせました。これは同時に、時代を問わないエレガンスさも実現させています」

ー Peugeot 108: The Design Story

ちなみに、108のエクステリアはC1よりも9mm、アイゴよりも20mm長くなっています。デザイナーのこだわりが、こんなところからも伺えます。

ボディ後端には、グレードを問わず控えめなルーフスポイラーが装備され、空気抵抗の軽減に配慮されています。実際に108の空気抵抗係数(Cd値)は、107の0.34から0.29に低減されました。Cd値の低減には滑らかに断面積が変化していくことが有効なので、ボディが長くキャビンの小さなクーペなどではCd値を小さくしやすいのですが、僅か全長3.5m弱のコンパクトカーで0.29というCd値は非常に優れた数値です。

エクステリアを彩るボディカラーは最大で8色から選択可能。さらに後述するパーソナライゼーションオプションで「デュアル II」を選べば、個性豊かな6種類の2トーンカラーが用意されます。

 

インテリア

予想を裏切る余裕ある室内空間

プジョー 108

プジョー 108

全長3.5m弱のAセグメントのコンパクトカーならば、室内空間はある程度の我慢が必要に違いない。そんな予想は108に乗り込むと良い意味で裏切られます。運転席や助手席は広々としていて、後席もさすがに余裕とは言い切れないものの、先代の107のような2+2感覚はありません。

視覚的な広がりだけでなく、実際に空間の余裕は増しており、例えばラゲッジスペースの容積は107の139Lに対して、108では最大196Lへと拡大されました。安全基準が厳しくなり、クルマが肉厚になる昨今、空間効率の高いモノフォルムのボディデザインを捨てたにも関わらず、これほどの空間の余裕を達成しているのは、パッケージングの巧みさを置いて他にありません。

ダッシュボードはシンプルな造形で、空間的な広さに加えて、視覚的な広がりにも貢献しています。ふたたびデザイナーのフルーンの解説を引用してみましょう。

「107が出た当時は誰もスマートフォンを持っていませんでしたが、108にとってコネクティビティは重要なポイントになりました。108ではあなた自身のスマートフォンをダッシュボードの中央から操作することができます。水平基調のシンプルなデザインの中で、接続のためのインターフェイスは全て中央に垂直方向に集約されています。(抄訳)」

ー Peugeot 108: The Design Story

エントリーグレードを除く全てのグレードには、”コネクティビティ”のために7インチのタッチパネル式のディスプレイタイプが採用されています。これは小型のタブレットと同じくらいの大きさです。このクラスのコンパクトカーに、これほどの大きさのディスプレイの採用はあまり例がありませんが、正面を向いた空調の中央吹き出し口を思い切って廃することで、座席から手が届きやすい最適な位置にスペースが確保されています。入力はBluetoothやUSB、AUXに対応し、一部のスマートフォンではMirrorScreenと呼ばれるミラーリング機能も利用できます。

水平部分のトリムはグレードに応じて7色、センタークラスターは4色用意され、オプションとして選択可能です。組み合わせはある程度固定されているものの、例えばアクティブやアリュールでは最大で5通りの組み合わせから選ぶことができます。ここに、ボディカラーをそのまま反映したドアトリムが組み合わせられるので、選び方によって内装の雰囲気は大きく変わります。または内装を基準にグレードを選んでも楽しいかもしれません。また後述するパーソナライゼーションを選択すれば、トリムにテーマに合わせた加飾が行われます。

プジョー108 ミラーリンクの紹介(約2分)

 

パワートレイン

1.0Lと1.2L、2種類のパワートレインを用意

プジョー 108

プジョー 108

プジョー 108のエンジンは1.0Lと1.2Lの2種類。いずれもガソリンの自然吸気で、直列3気筒エンジンです。

1.0Lのエンジンは、トヨタ ヴィッツやパッソに搭載され日本でも馴染みのある1KR-VE型です。元はダイハツが開発したエンジンですが、108のものはスペインのトヨタの工場で製造されています。チューニングも日本とは異なり、68hpの出力と95Nmのトルクを発揮します。このエンジンは2007年から2010年までの間、インターナショナル・エンジン・オブ・ザイヤーの排気量1L未満の部門で4年連続受賞を果たしたという実績も持っています。トランスミッションは5MTと、2ペダルのシングルクラッチトランスミッションの2-トロニックが用意されています。2-トロニックではブレーキを離すとゆっくりと進むクリープ現象も再現されています。

1.2Lのエンジンは、PSAプジョーシトロエン(現グループPSA)が開発したピュアテック82と呼ばれるエンジンで、形式はEB2型です。これはプジョー 208の日本仕様で採用されている3気筒エンジンのノンターボモデルに相当します。出力は82hp、トルクは118Nmで、100km/hまでの加速を10.9秒でこなすなど、このクラスでは相応の運動性能を持ちます。こちらのトランスミッションは5MTのみとなります。なお、ピュアテック82は、兄弟車ではシトロエン C1には設定がありますが、トヨタ アイゴでは選択できません。

1.0Lはエントリーグレードのアクセス、中間グレードのアクティブ、上級グレードのアリュールの5ドアで選択できます。ただしアクセスとアクティブの3ドアでは5MTのみ、アリュールでは2-トロニックのみとなるので、2ペダルと3ペダルの両方のトランスミッションが選択できるのはアクティブの5ドアのみとなります。

1.2Lのピュアテック82はアリュール、スポーツグレードのGTライン、スペシャルモデルのローランギャロスとの組み合わせです。

 

経済性

23km/Lを上回る優れた低燃費

108は経済性にも優れています。欧州複合モード燃費で、1.0Lに5MTの組み合わせで約24.3km/L、同2-トロニックモデルで約23.8km/L、1.2Lのピュアテック82で約23.3km/Lと、いずれも国産コンパクトカーに比肩する良好な燃費です。

この低燃費には、フリクションロスの軽減をはじめとするエンジン設計の最適化、ピュアテック82モデルでもわずか865kgという軽量設計のボディ、そして空気抵抗の少なさなどが貢献しています。

ガソリンタンク容量は35Lと十分な量が確保されており、出発前に満タンにすれば余裕を見ても600km以上の走行が可能。ロングドライブでも途中給油の煩わしさを感じずに済みそうです。

 

足回り

長距離でも快適に走れる、優れた安定性

プジョー 108

プジョー 108

108のサスペンションは、フロントにマクファーソン・ストラット、リアにトーションビームを採用しています。FFのコンパクトカーとしては一般的な構成ですが、郊外に出るとペースが上がるヨーロッパの道路事情を反映して、乗り心地の良さに配慮しつつ、高速安定性も確保したセッティングとなっています。スポーツグレードのGTラインでもサスペンションの構成は変更されていないところに、元からの完成度の高さが伺えます。

ホイールはエントリーグレードのアクセスで14インチ、それ以外のグレードでは15インチを採用。アリュール以上のグレードではアルミホイールが標準となります。

 

装備とアクセサリー

長距離でも快適に走れる、優れた安定性

プジョー 108  2トーンボディカラー(オプション)

プジョー 108  2トーンボディカラー(オプション)

低価格モデルのアクセス、中間グレードのアクティブ、上級グレードのアリュール、そしてスペシャルモデルのGTラインとローランギャロスが設定されているプジョー 108ですが、基本的にアクティブ以上のグレードを選べば、必要十分な装備が標準で搭載されています。またパーソナライゼーションを選択すれば、さらに個性的な108を作り上げることができます。

 

【安全装備】

運転席・助手席とサイド・カーテンの6エアバッグやABS、ヒルスタートアシスト付きのESP(横滑り防止装置)、タイヤ空気圧低下警告装置は、すべてのグレードで標準装備されています。また、アクセスを除くグレードでは、設定した任意の速度以上は出せないようにするスピードリミッター機能も搭載されます。これは速度制限が日本よりも高いことと引き換えに、違反に対する罰則が厳しいヨーロッパの道路事情を反映したものです。

スペアタイヤはハッチバックのみに設定されており、アクセスとアクティブではオプション、アリュールとGTラインでは標準装備です。ハッチバックのアクセスとアクティブでスペアタイヤを搭載しなかった場合、またすべてのTOP!では、パンク修理キットが搭載されます。

時速32km/h以下で動作する衝突防止自動ブレーキと車線逸脱警報は、GTラインとローランギャロスで標準装備。アリュールでオプションでの追加が可能です。

 

【快適装備】

前席パワーウィンドウ、ステアリングのチルト機構、電動パワーステアリング、リモコンキー付きのセントラルロックはすべてのグレードに装備されています。

エアコンと後席のポップアップウィンドウは、アクセスを除くグレードで標準装備です。アクセスはエアコンをオプションでも追加できず、ヒーターのみの設定です。エアコンはマニュアルで、センタークラスターに風量・温度を一軸にまとめた二重ダイヤルと、吹き出し口の設定を変えるダイヤルを縦に2つ並べた、操作性に優れたレイアウトが採用されています。また液晶パネルを持つボタン操作のオートエアコンの設定もあり、GTラインでオプション、ローランギャロスで標準装備されます。

タコメーターはアリュール以上のグレードで標準装備、アクティブでオプション。Open & Go システムと呼ばれるボタンでエンジンを始動させるスマートキーや、ディスプレイオーディオを利用したバックカメラ、後席のプライバシーガラス、レザーのステアリングとシフトノブは、アリュール以上で装備されます。

 

【視界に関する装備】

LEDのデイライトはすべてのグレードで標準装備されます。フォグランプ、オートライト、電動角度調整・熱線入りドアミラーが、アリュール以上のグレードで追加されます。このうちフォグランプは非装備のグレードでもオプションで追加することが可能です。

 

【パーソナライゼーション(セットオプション)】

パーソナライゼーションはボディのデカール、ドアミラーカバー、インテリアトリム、フロアマット、そしてキーカバーを共通のテーマで彩るセットオプションです。パーソナライゼーションは、アクティブとアリュールに設定されています。

2016年10月現在は、白と黒をドッグトゥースと呼ばれるパターンに配してシックな装いとしたドレッシー、音楽の再生や一時停止のマークをカラフルにデザインしたプレイリスト、銀色のプリズムのパターンで豪華な雰囲気のダイヤモンド、ストリートアート風に花をメタリック基調で大胆にデザインしたタトゥー、都会的な雰囲気を演出するバーコード、チェッカーフラッグをイメージしたスポーツ、そして2トーンカラーのデュアルII、計7種類のパーソナライゼーションが選択可能です。

 

【その他のオプション】

ディーラーオプションとして、リアガラス(3面)に脱着式のブラインドのオプションがあります。プライバシーガラスを装備していないグレードでは、任意に光量を調整できるアイテムとして重宝するかもしれません。

他に樹脂色のサイドモールや耐候性に優れたフロアマット、ラゲッジトレイ、ルーフキャリア、パーキングセンサー、盗難防止アラームなどの設定があります。

プジョー 108 パーソナライゼーション紹介動画(約3分)
※2014年に制作されたもので現在とラインアップが異なります

 

総評

108を選ぶ意味

108の先々代となるプジョー 106は、日本ではスポーツグレードのS16の印象が強く、ホットハッチの代名詞的な存在として後年にも語り継がれている人気モデルです。それと比べると、108は地味な存在に感じられてしまう方もいるかもしれません。また、クラス上のBセグメントである208との価格差もそれほど大きくなく、これが日本への108の正規輸入が見送られている所以のひとつではないでしょうか。

しかし、108は小さいながらも実用車として、非常に巧みなパッケージングが行われ、さらにデザインの美しさとも見事に両立させています。制約が大きく、求められる条件も厳しい中で開発が行われたからこそ、108にはプジョーが持つエッセンスが濃縮されています。

毎日の生活から休日のロングドライブまで、108はファーストカーとしてあらゆるシーンで活躍してくれるパートナーとなってくれるでしょう。もちろん、ひとあじ違うセカンドカーを選びたいという場合も、108はきっとその期待に応えてくれます。

時代に流されないエクステリアデザイン、使い勝手の良いインテリアのレイアウト、さらにカスタマイズが楽しめる豊富なオプション群も用意された108は、長く同じ1台に乗り続けたいという方に、特におすすめしたい良質なコンパクトカーです。

プジョー 108トップ ローランギャロス

専用装備を多数搭載したスペシャルグレード、ローランギャロス

 

プジョー 108のライバル

プジョー 108の直接のライバルは、ヨーロッパで販売されているAセグメントのモデルです。

トヨタ アイゴ

トヨタ アイゴ

販売の上では兄弟車のシトロエン C1トヨタ アイゴもライバルとなりますが、この中でアイゴのみPSA製の1.2Lエンジンの設定がないため、選択肢の幅の広さという点では108とC1に優位性があります。C1はパワートレインの構成は108とよく似ていますが、標準で108よりも若々しい色合いのボディカラーが多く、内装色もセンタークラスターを含めて赤の設定があるといった違いがありますが、一方で108のパーソナライゼーションのようなオプションの設定は控えめです。とはいえ108もC1もアイゴも、一見しただけで大きく異なる個性を持ちますから、実際の購入で悩むシーンは少ないかもしれません。

フォルクスワーゲン up!

フォルクスワーゲン up!

多くの場合、108と真っ向勝負するモデルとしてイメージされるのはフォルクスワーゲン up!でしょう。チェコで生産される108に対して、up!は地理的にも歴史的にもチェコと縁が深いスロバキアで生産されており、また108同様に、up!にもセアト ミー、シュコダ シティゴというグループ内の別ブランドで販売される兄弟車がある点も似ています。さらにはガラスハッチのテールゲートや後席のポップアップウィンドウなど、up!は開発にあたってPSAとトヨタのクルマ作りを少なからず意識したのかもしれません。

そんなup!はフォルクスワーゲンの中ではインテリアなどでの遊び心が強いモデルですが、ドイツ車らしい質実剛健とした雰囲気が強く、そこは108やC1、アイゴと明確な差別化となっています。またマイナーチェンジではターボエンジンモデルが追加され、動力性能の点では一歩リードしました。加えてラゲッジスペースも標準で251Lを確保するなど、スペースにも更に余裕があります。ただup!は全長が3,600mmで、兄弟車最長の108に対しても100mm以上長く、その点では直接比較すべきモデルではないかもしれません。

ルノー トゥインゴ

ルノー トゥインゴ

3代目でレイアウトをRRに変更しつつ、これまでの3ドアから5ドアに変更したルノー トゥインゴも、忘れてはいけない選択肢です。こちらは兄弟車のスマート フォーフォーとともに、ユーゴスラビアから独立した小国家、スロベニアで生産されています。

こちらもRRのレイアウトのおかげで、より広大な室内空間を確保しています。スポーツモデル、トゥインゴ GTの設定も見逃せません。もっともトゥインゴも全長は3,595mmあり、108よりも、やや大きな点はup!と共通です。

108の社外のライバルに対する優位性は、やはり際立って小さな3,500mm未満に抑えたコンパクトなボディサイズと、それがもたらす取り回しの良さ、そしてサイズの大きなライバルにも決して引けを取らない、コンパクトカーではしばしば諦めなければならなかった明確なボンネットを持った流麗なデザインが手に入ることではないでしょうか。

 

プジョー 108のベストバイ

プジョー 108 バーコード・テーマ(オプション装着車)

プジョー 108 バーコード・テーマ(オプション装着車)

108を純粋な実用車として日本で乗るならば、ベストバイグレードとして、5ドアのアリュールに1.0Lエンジンと、2-トロニックの組み合わせをおすすめします。この組み合わせならば装備は非常に充実していますし、2ペダルのトランスミッションと相まって、日本の道路事情でも不便さを感じることは少ないでしょう。例えば家族内でクルマをシェアする場合、クルマ好きのオーナーを満足させつつ、一方でAT限定免許しか持っていない家族がステアリングを握って買い物にも使っても快適な、とてもバランスが取れた構成です。

もしも5MTがOKならば、1.2Lのピュアテック82を選んでも良いかもしれません。この場合はアリュールに留まらず、GTラインやローランギャロスも視野に入ります。108でのピュアテック82の選択は、少しスペシャリティな色合いも持っています。

一方、ヨーロッパのベーシックカーの良さを味わいたいならば、アクティブという選択肢もあります。アクティブでは必要な装備は搭載されつつも、アルミホイールやプライバシーガラス、オートライトや電動ドアミラー、スマートキーなどは省略されていますが、そんなシンプルな構成が、上級モデルとはまた異なるベクトルの魅力を持っています。

プジョー108の現地コマーシャル(約60秒)

 

プジョー 108を日本へ並行輸入した場合の乗り出し価格

ベストバイグレードの108 ハッチバック 5ドア アリュールに1.0L 2-トロニックの組み合わせでのイギリス販売価格は12,135ポンドです。並行輸入した場合の日本国内の乗り出し価格は、諸経費込で220-250万円(2016年10月15日為替レート1ポンド123円にて計算)くらいになりそうです。下に、最新為替連動による日本国内での乗り出し価格目安を表示させていますので、ご参考にしてください。

プジョー・シトロエン・ジャポンでは、108は今後も正規輸入車として導入される見込みがほとんどありません。日本で乗るには並行輸入がもっとも確実です。お好みに応じて左ハンドル仕様の輸入も可能です。お気軽にお問い合わせください。

  • 車名
  • 国内乗り出し価格目安
    (税込・諸費用込)

国内乗り出し価格目安は、ご覧の時点での為替レートにて算出しております。 金額が表示されない場合は、しばらく経ってから再度アクセスをお願いします。

 

輸入中古車もおすすめ

プジョー 108 中古車の一例

プジョー 108 中古車の一例

プジョー 108に魅力を感じられつつも、より安くお求めになりたいという場合は、ヨーロッパで販売されている中古車を購入するという方法もおすすめです。お問い合わせいただければ、ご希望に応じた108の中古車をお探しすることも可能です。

なお、現地で人気があるのはアクティブの1.0LのMT、次にアリュールの1.2LのMTで、5ドアの方が3ドアよりもやや多く流通しています。ただ2-トロニックを搭載した個体の流通量は少なく、ご希望の条件を満たすものをお探しするのに、時間を要する場合があります。

イギリスでは2016年現在5,000マイル以下の108の中古車も多く流通しており、中には走行距離が100マイルを下回る新古車と呼べるような個体を、新車に比べてお求めやすい価格で手に入れることが可能です。一方、20,000マイル以上走っている個体も流通しており、その分価格もさらに安くなるのですが、ヨーロッパで中古車を購入した場合、日本の中古車と比較すると、走行距離の割に傷みが大きなケースが存在します。納車前に重整備が必要となり思わぬコストがかかってしまう可能性もあるので、生産中の車種を中古で購入する場合、走行距離が少ないものをおすすめします。

 

ムスケティアによるカスタムやチューニングも

ドイツに拠点を置く世界最大級のプジョー・シトロエンチューナー、ムスケティア(MUSKETIER)では、プジョー 108向けのカスタムパーツをラインアップ、コンプリートカーの提案も行っています。ムスケティアのパーツは精度が高く、違和感を感じさせないバランスの取れたカスタマイズが可能です。

108のカスタマイズのご要望もお気軽にご相談ください。

  • プジョー 108 ムスティケア

 

プジョー 108のデモカーについて

プジョー 108 デモカー

プジョー 108 展示車

コアカーズを運営するYMワークスでは、プジョー 108のデモカーを導入し、購入を希望される方はもちろん、プジョーの最小モデルに興味のある方に実際に見ていただくために、さまざまな展示の機会を設けていく予定です。

デモカーについては、以下の+ボタンをクリックして詳細をご覧ください。

プジョー 108 デモカー詳細

プジョー 108の最初のデモカー(展示車)は、ダイヤモンドホワイトを纏ったアクティブ 1.0L 2-トロニックです。シンプルなカラーリングが、プジョー 108のシルエットを引き立てます。こちらは2016年10月30日のフレンチブルーミーティングでの展示を予定しています。ぜひご覧ください。またイベント詳細ページもご覧ください。

関連リンク:【イベント告知】French Blue Meeting 2016に参加、車両展示を行います。

 

スペック表

プジョー 108のサイズやカラーなどスペックは以下をご確認ください。+ボタンで詳細が表示されます。

プジョー 108 ハッチバック 5ドア アリュール 1.0L 2-トロニック £12,135
車名 プジョー 108 ハッチバック 5ドア / Peugeot 108 HATCHBACK 5DOOR
サンプルモデル アリュール 1.0L 2-トロニック / ALLURE 1.0L 2-Tronic
英国販売価格 £12,135
型式
初度登録 国内未登録新車
車検 受け渡し
走行距離
ハンドル
ドア数 5
カラー レーザーレッド(標準色)
ダイアモンドホワイト(OP)
ジルコングレー(OP/MTL)
タホブルー(OP/MTL)
レイベンブラック(OP/MTL)
カーボングレー(OP/MTL)
パープルベリー(OP/MTL)
ゴールデンイエロー(OP/MTL)
※OP:有償オプション
※MTL:メタリックカラー
全長x全幅x全高 3,475 × 1,615 × 1,460 mm
ホイールベース 2,340 mm
トレッド(前/後) 1,430mm/1,420mm
車両重量(乾燥) 860kg
乗車定員 4名
トランスミッション 2-トロニック(5速シングルクラッチトランスミッション)
エンジンタイプ 水冷直列3気筒DOHC 12V
総排気量/内径x行程 998cc/71.0×84.0mm
圧縮比 11.5
最高出力 68hp(51kW) / 6,000rpm
最大トルク 95Nm / 4,800rpm
燃料タンク容量 35L
燃費 約23.8km/L(欧州複合基準)
ブレーキ形式(前/後) ベンチレーテッドディスク/ドラム
タイヤ/ホイール 165/60 R15
最高速度 約159km/h
0-100km/h加速 15.9秒
特記事項 一部推定値、非公式情報を含んでいる場合があります。

車両詳細画像ギャラリー

  • プジョー 108 スポーツ・テーマ(オプション装着車)

 

プジョー 108のカタログダウンロード

プジョー 英国 108のカタログダウンロード(Peugeot UK 108)
 ※3ドア、5ドア、GTラインの選択がありますが、カタログは共通です。ダウンロードには個人情報入力が必要です。

 

プジョー 108の現地法人・ディーラーリンク

プジョー 英国  108 3ドアのオフィシャルサイト(Peugeot UK 108 3-Door)
プジョー 英国  108 5ドアのオフィシャルサイト(Peugeot UK 108 5-Door)
プジョー 英国  108 GTラインのオフィシャルサイト(Peugeot UK 108 GT-LINE)
プジョー 英国  108 TOP! ローランギャロスのオフィシャルサイト(Peugeot UK 108 TOP! RG)

プジョー 英国 108 3ドアのコンフィギュレーター(Peugeot UK 108 3-Door)
プジョー 英国 108 5ドアのコンフィギュレーター(Peugeot UK 108 5-Door)

プジョー 英国 スペック/価格表ダウンロード(Peugeot UK、PDFがダウンロードされます)

 

おすすめ関連アイテム

元々自動車産業に参入するよりも前、19世紀前半から粉挽きの工業用機械などの製造を行っていプジョーは、その後家庭用のコーヒーミルやペッパーミルを開発、パイオニアとなり、これらは150年以上を経た現在でも販売されています。プジョーのミルはデザイン性の高さはもちろん、性能の高さにも定評があり、毎日の生活で活躍してくれます。中身を区別できるさまざまなカラーリングのバリエーションや、中身が見えるスケルトン、また近年は電動のものも登場しています。

 

並行輸入の新車・中古車に関する無料相談

コアカーズを運営する大阪のYMワークスでは、海外で販売されている日本未導入モデルや欧州仕様車、限定モデルの新車をはじめ、海外市場で流通する中古車を独自ルートによる直接並行輸入でご提供しています。気になるモデルやクルマがある方は、メーカー問わず、お気軽にご相談ください。もちろん、正規輸入車も幅広くお取り扱いしています。


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