トヨタ オーリスを解説、日本未導入モデルや並行輸入の情報も掲載。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
toyota-auris-01

欧州のCセグメントは、長年の覇者であるフォルクスワーゲン ゴルフをはじめ、各社がしのぎを削る力の入った市場です。そんな激戦区に投入されているトヨタのオーリスは、日本市場でも販売されているモデルですが、日本では選べない仕様も多くあるのは御存知でしょうか。

今回はトヨタの欧州戦略車であるオーリスを、日本未導入のツーリングスポーツを中心に解説、並行輸入の情報についても掲載しています。

モデルの概要

オーリスは日本でカローラ ランクスの名前で販売されていたハッチバックの後継モデルです。カローラベースのFFハッチバックをさらに遡ると1980年代にデビューしたカローラFXに辿り着きます。これは今でも伝説的な人気を誇るAE86カローラレビンと同世代のモデルで、これが御先祖と言えるでしょう。

トヨタ カローラランクス(2004年)

トヨタ カローラランクス(2004年)

トヨタ カローラFX(1984年)

トヨタ カローラFX(1984年)

初代モデルのデビューは2006年、カローラがフルモデルチェンジした際オーリスとして独立しました。日本では5ドアハッチバックのみの販売でしたが、欧州市場では3ドアモデルも販売されました。また、日本未発売のハイブリッドモデルも用意され、欧州市場で好調なセールスを記録しています。なお欧州仕様車の生産は、アベンシスなどと同じくTMUK(英国トヨタ)で生産されました。

トヨタ オーリス 3ドアハッチバック(初代モデル:2006年)

トヨタ オーリス 3ドアハッチバック(初代モデル:2006年)

トヨタ ブレイド マスター(2007年)

トヨタ ブレイド マスター(2007年)

日本では兄弟車として、別チャネルで販売されたブレイドがあります。1.5Lもしくは1.8Lエンジンを積んだオーリスに対して、2.4Lエンジンを積んだ上級モデル的な存在でした。さらにブレイドには、ハイパフォーマンスなブレイド・マスターが追加されました。これは300PSを出力するV6 3.5Lエンジンを搭載しており、さながら和製版ゴルフR32とも言えるようなモデルです。

現行モデルとなる2代目は、2012年のパリモーターショーでデビューしました。日本では同年販売開始、欧州市場は翌2013年から販売開始されています。2代目では初代に設定されていた3ドアが無くなった一方、ステーションワゴンであるスポーツツーリングが新たに追加されました。そして、初代でも人気だったハイブリッドモデルは引き続き設定されています。生産も同じく、欧州仕様向けモデルは英国トヨタのバーナストン工場で生産されています。

日本市場では当初5ドアのガソリンモデルのみ販売されましたが、2016年にはハイブリットモデルが追加されました。なお、スポーツツーリングは導入されていません。

トヨタ カローラ アセント(オーストラリア仕様)

トヨタ カローラ アセント(オーストラリア仕様)

サイオン iM(北米仕様:2016年まで)

サイオン iM(北米仕様:2016年まで)

オーリスは、日本、欧州だけでなく世界で販売されており、仕向け地によってはカローラ・アセント(オーストラリア)や、サイオンiM(アメリカ、サイオンブランド終了まで)などの名前で販売されている世界戦略モデルです。

トヨタ オーリス ツーリングスポーツ紹介動画(約1分)

ハイライト

エクステリア

日本仕様にはないワゴンボディが魅力

欧州市場向けオーリスには、5ドアハッチバックと、ステーションワゴンのスポーツツーリングの2種類があります。

オーリス スポーツツーリング(フロント)

オーリス スポーツツーリング(フロント)

オーリス スポーツツーリング(リア)

オーリス スポーツツーリング(リア)

5ドアハッチバックは日本で販売されているオーリスとほぼ同じです。スポーツツーリングは、ホイールベースはそのままでリアオーバーハングを延長しています。ラゲッジスペースは長さ1,50mm×幅1.450mm、リアシートを折りたむと1,658LとMPV並みの大容量の空間が出現します。テールゲートはバンパーラインから開き使い勝手も上々です。

オーリス スポーツツーリング(サイド)

オーリス スポーツツーリング(サイド)

オーリス ハッチバック(サイド)

オーリス ハッチバック(サイド)

デザインも、カローラの面影を色濃く残していた初代とは違い、キーンルックを纏って精悍に進化しました。ステーションワゴンは全長が長いぶん、プロポーションがよりシャープな印象になっています。

 

インテリア

使い勝手の良さとバリエーションの豊富さが印象的なシート

オーリスのインテリア

オーリスのインテリア

トヨタ車のインテリアの品質の高さは欧州市場でも評価されていますが、使い勝手の良さも魅力のひとつとなっています。

スポーツツーリングに装備されているワンタッチフォールディングシートは、名前の通りワンタッチでシートが畳めて、一瞬にして大容量のラゲッジが出現します。

 

ワンタッチで大容量ラゲッジスペースが出現

ワンタッチで大容量ラゲッジスペースが出現

豊富なシートバリエーション

豊富なシートバリエーション

シートは基本ファブリックですが、オプションで多くのバリエーションがあるのも魅力です。フルレザーシートはグレーのダブルステッチが入ったブラックをはじめ、艶やかなダークレッドなど複数設定されています。

オーリス ツーリングスポーツ ユーティリティ紹介動画(約1分5秒)

 

 

パワートレイン

欧州仕様は全ての環境ユニットを設定

パワートレインは、ガソリン、ディーゼル共に設定されており、ダウンサイジングターボ、クリーンディーゼル、ハイブリッドと、最近の環境ユニットが全て設定されているのが日本仕様との違いです。(以下★は日本仕様にも設定されているユニット)

●ガソリン

  • 直列4気筒1.3L 自然吸気ガソリン 1NR-FE 99PS
  • 直列4気筒1.2L ガソリンダウンサイジングターボ 8NR-FTS 116PS(★)

1NR-FEは日本で販売されるカローラやヴィッツなどにも採用されるエンジンですが、日本仕様のオーリスには設定がありません。8NR-FEは日本仕様のオーリスに設定されるだけでなく、C-HRなどにも搭載されるトヨタ初のダウンサイジングターボエンジンです。

 

●ディーゼル

  • 直列4気筒1.4L クリーンディーゼル 1ND-TV 90PS
  • 直列4気筒1.6L クリーンディーゼル 1WW 112PS

1NDは日本ではかつてプロボックス/サクシードに搭載され、欧州ではPRV向けモデルやミニにも積まれるエンジンです。1WWはヴァーソにも設定されているBMW製の新生代エンジンです。

 

 

●ハイブリッド

  • 直列4気筒1.8Lガソリン+THS ハイブリッド 2ZR-FXE 136PS(★)

1.8LエンジンにTHS(トヨタ・ハイブリット・システム)を組み合わせた2ZR-FXEは、プリウスと同じハイブリッドシステムを流用しています。

トランスミッションはハイブリッド以外は6速MTが標準で、1.2LダウンサイジングターボにはCVTも設定されています。

 

サスペンション

リアサスペンションは2種類設定

サスペンションは、フロント:マクファーソンストラット、リアは1.4Lディーゼルと1.3Lガソリンはトーションビーム、それ以外にはダブルウィッシュボーンが奢られています。ベーシックなトーションビームでも十分な性能を備えていますが、ダブルウィッシュボーンの組み合わせは、より乗り心地が良く、安定性も高くなっています。

ハンドリングは適格でしっかりした印象という評判ですが、そのなかでも17インチホイールを履いたグレードよりも、ベーシックな15/16インチホイールモデルの方がより自然で良好という評判です。

乗り心地の良さと安定感ある走りが魅力

乗り心地の良さと安定感ある走りが魅力

 

参考スペック

TOYOTA AURIS TOURING SPORT 1.2VVT-i Icon Manual


寸 法 ▶︎全長×全幅×全高=4,595×1,760×1,485mm
     ホイールベース:2,600mm トレッド前/後 1,515 x 1,505mm
エンジン▶︎水冷ガソリン 直列4気筒 DOHCターボ フロント横置
     1,197cc 71.5mm x 74.5mm 10.0:1 85kW/5200rpm 185Nm/1500-4000rpm 
駆動方式▶︎FF  6速MT
懸架装置▶︎前:マクファーソン
    ▶︎後:ダブルウィッシュボーン
ブレーキ▶︎前:ベンチレーテッド・ディスク 後 ディスク
タイヤ ▶︎前:-/- R- 後:-/- R-
燃料容量▶︎50L 車両重量▶︎1,400kg 最高速度▶︎-km/h 0-100km/h加速▶︎10.4秒
燃 費 ▶︎25.0km/L(欧州複合基準)-m/L(JC08モード日本仕様参考値) 
価 格 ▶︎16,928ポンド(イギリス仕様車)

※その他の仕様のスペック詳細はカタログ情報(リンク)をご覧ください

 

ライバルモデル

熾烈な争いを繰り広げる欧州Cセグメント市場のなかで、オーリス スポーツツーリングのライバルとして、フォード フォーカスエステートルノー メガーヌエステートを挙げます。

フォーカスエステートは、このクラスの覇者であるゴルフと共に欧州市場でベストセラーのモデルです。伝統的にシャープなハンドリング性能を持ち、ゴルフという強力なライバルがありながら、多くのファンを獲得してきました。オーリスと比べてもより走りに振ったフォーカスST エステートは、運転が好きな人にとっては魅力的な存在です。

【並行輸入車】フォード フォーカス ST エステートを徹底解説。イギリス仕様右ハンドルで並行輸入します。

積載性と走りを両立したスポーツワゴンを検討するとき、国産車では選択肢が極端に限られてしまいます。しかし欧州では、メルセデスベンツ Cクラス ワゴン、BMW 3シリーズ ツーリング、アウディ A4 アヴ...

メガーヌエステートは、2016年にモデルチェンジした最新フレンチワゴンです。日本にも2017年より正規で導入されています。上級モデルのタリスマンと同じデザインテイストを纏った新型モデルは、旧型モデルと比べて大幅に質感が向上しています。質感や工作精度はトヨタの得意分野のひとつですが、今回のモデルチェンジで急激に追い上げている印象があります。

【並行輸入車】新型ルノー メガーヌを徹底解説。ディーゼルエンジン、EDCなど、お好みの仕様を並行輸入します。

メガーヌ(Megane)と聞くと、ニュルブルクリンク サーキットでFFマシンの最速タイムを叩きだしたホットハッチ、メガーヌRSを思い出す方も多いでしょう。しかしヨーロッパでのメガーヌは、ライバルのフォ...

 

バイヤーズガイド

グレードはメイングレードとして、ベーシックなActive、充実装備のIcon、最上級グレードのDesignの3つがあります。そして、Iconをベースにカーナビやヒーテッドシートが装備されるBusinessEditionと、17インチアルミホイールや、LEDヘッドライトなど装備した、スポーティな装いのExcelが設定。さらに5ドアハッチバックのみですが、Designのハイブリッドモデルをベースにした、英国トヨタ生産25周年を記念した特別仕様車のGB25があります。

特別仕様車のGB25はハッチバックのハイブリッドモデルのみ設定

特別仕様車のGB25はハッチバックのハイブリッドモデルのみ設定

英国生産25周年を記念するエンブレム

英国生産25周年を記念するエンブレム

オーリスを選ぶなら、スポーツツーリングに、素直なハンドリングと評判な16インチホイールのIconグレード、パワーユニットには1.2Lダウンサイジングターボに6MTの組み合わせはいかがでしょうか。5ドアハッチバックでも十分な使い勝手を誇るオーリスに対して、さらにユーティリティ性を向上したワゴンボディに、日本では選択できない低燃費ダウンサイジングターボと6MTの組み合わせです。メイドインUKのオーリスを選ぶなら日本で選べないこの仕様をおすすめします。ほかにも、低燃費ディーゼルや、すっぴんのシンプルさが魅力的な1.3Lガソリンモデルも選択できます。

かつては多くの車種に設定されていたツーリングワゴンですが、カルディナが絶版になり、カローラ フィールダーはダウンサイジングされてしまった今、貴重なミドルサイズのワゴンと言えるでしょう。

今となっては貴重なミドルサイズワゴンです

今となっては貴重なミドルサイズワゴンです

 

2017年現在のオーリス スポーツツーリング日本導入の可能性

トヨタのラインナップのなかでも、欧州モデルに近いモデルとして人気のオーリスですが、初代モデルから一貫して導入されるのは5ドアハッチバックのみです。スポーツツーリングは、日本ではツーリングワゴンがSUVに押されて市場が縮小傾向にあることに加え、同じく英国生産を輸入する上級モデル、アベンシスワゴンがすでにあるため価格差も考慮すると日本に導入される可能性は低いと考えられます。

 

並行輸入という選択肢

日本市場では販売されていないモデルもあるオーリスですが、並行輸入を行えば日本で所有することができます。

一例としてコアカーズを運営する並行輸入者販売店のYMワークスでは、最新の為替レートを反映したオーリス ツーリングスポーツ 1.2VVT-i Icon Manualモデルの乗り出し価格を案内しています。下記表では最新の為替レートに基づいた価格を表示しています。

  • 車名
  • 2年保証付き
    国内乗り出し価格目安

国内乗り出し価格目安は、ご覧の時点での為替レートにて算出しております。 金額が表示されない場合は、しばらく経ってから再度アクセスをお願いします。

また並行輸入に関しては、関連記事も併せてご覧ください。

並行輸入車とは?正規輸入車との区別や具体的ケースを解説

「並行輸入車」というキーワードはコアカーズをはじめ、多くの自動車関連メディアでしばしば採り上げられています。しかし、並行輸入車とは何なのか、わかりやすい説明はあまり見かけません。 この記事では、並行...

車両詳細画像ギャラリー

関連リンク

カタログダウンロードページ

現地法人公式サイト・コンフィギュレーター

※本記事は2017年11月21日時点の情報を元に作成しております。最新の情報に関しては直接ご連絡にてご確認ください。また、記載情報の誤りがある場合はお知らせください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

並行輸入・逆輸入・輸入代行に関する無料相談

コアカーズを運営するYMワークスでは、海外で販売されている日本未導入モデルの欧州車の新車をはじめ、海外市場で流通する高年式中古車を独自ルートによる直接並行輸入でご提供しています。もちろんディーゼル、左ハンドル、逆輸入車、ラリーカーやクラシックカーなど、メーカーを問わず幅広くお取り扱いしています。こだわりのモデルやクルマがある方は、まずはご希望をお聞かせください。安心の保証制度と全国規模の整備ネットワークでこだわり輸入車ライフをサポートします


自動車輸入の流れを見る

Facebook・Twitterでもご購読できます。

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

フェイスブックで最新情報をお届けします


Twitterでフォローしよう

おすすめの関連記事