2017.09.15

アルファロメオ ジュリアを解説、正規輸入車や並行輸入、MTモデルの情報も掲載。

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アルファロメオ ジュリア

アルファロメオ ジュリアは欧州Dセグメントに属するセダンです。1962年から1977年まで生産された名車ジュリアの名前が復活したこと、また同社にとって久々のFRセダンということで注目を集めています。

今回はアルファロメオ ジュリアを解説、2017年9月から日本に導入された日本仕様車の概要はもちろん、欧州仕様車や日本未導入のMTモデル、また並行輸入の情報についても掲載します。

なお、最上級モデルのジュリア クアドリフォリオはクアドリフォリオの専用解説ページもご覧ください。

アルファロメオ ジュリア クアドリフォリオを解説、正規輸入車や並行輸入、MT仕様の情報も掲載。

2015年最大の話題となった、アルファロメオ 新型ジュリア(Alfa Romeo Giulia)。2015年6月、アレーゼのアルファロメオ本社で発表されて2年間が経ち、2017年9月には遂に日本でも正...

モデルの概要

アルファロメオ ジュリアは、アルファロメオ 75以来となるFRレイアウトの4ドアセダンです。75(1985-1992)以降の同社のDセグメントセダンの系譜を辿ると、経営的な判断からフィアットのFFプラットフォームにスイッチした155(1992-1997)、商業的に大きな成功を収めた156(1997-2005)、GMと共同開発のプラットフォームを使用した159(2005-2011)の3車種でFFレイアウトを採用してきました。またジュリアの登場は、2011年から途絶えていたDセグメントモデルの6年ぶりの復活でもあります。

アルファロメオ 75(1985-1992)

アルファロメオ 75(1985-1992)

アルファロメオ  159(2005-2011)

アルファロメオ 159(2005-2011)

現代的な価値観に合わせ軽量化が施されたプラットフォーム「ジョルジオ」により、ジュリアはFF時代には望むべくもなかった前後重量配分50:50を実現しました。このプラットフォームは同社初のSUV ステルヴィオや、今後デビューが予想される小型SUVだけでなく、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)の各ブランド(マセラティ、ジープ、ダッジ)でも使用される予定です。

マセラティの名があることからもわかる通り、このジュリアからアルファロメオは高級路線にシフトしました。前身の159はもちろん、Eセグメントの166(1998-2007)に比べても、内外装及び機械的なクオリティを向上させています。伝説的な車名の復活からもわかるとおり、この新しい4ドアセダンには並々ならぬ期待が込められているのです。

ジュリアの登場は新しいアルファロメオの幕開けでもある

ジュリアの登場は新しいアルファロメオの幕開けでもある

ハイライト

エクステリア

新世代アルファの方向性を示すデザイン

これからのアルファロメオの方向性を示す、新しいデザインのフロントマスクが目を引きます。伝統の盾は過去最大級のサイズとなり、切れ長のヘッドライトと共にアグレッシブな表情を演出します。

アルファロメオ ジュリア

アルファロメオ ジュリア

アルファロメオ ジュリア

アルファロメオ ジュリア

短いフロントオーバーハングを持つロングノーズのシルエットはFRレイアウトのセダンならではのものです。全高は他のDセグメントセダンと同等に取られており、居住性にも配慮がされています。全長も平均的ですが全幅は1,860mmと広めです。

ボディカラーは12色を用意。モンツァ・レッド、モンテカルロ・ブルー、イモラ・チタニウム、シルバーストーン・グレーと、モータースポーツを連想させるネーミングのものが多数あります。

 

インテリア

今までになくエレガントで現代的

ドライバー正面に大径の2眼メーターを置き、インパネ中央には最近のモデルらしくナビ/エンターテイメントシステム用のディスプレイを備えます。新たに設計されたインパネに、過去のモデルとの共通性は見受けられません。全体的になだらかな曲線で構成されたデザインは、今までになくエレガントな雰囲気です。

アルファロメオ ジュリア 黒内装

アルファロメオ ジュリア 黒内装

アルファロメオ ジュリア ベージュ内装

アルファロメオ ジュリア ベージュ内装

トリムはグレードごとに何種類かの色と素材が用意されます。クールなオールブラックの内装はもちろん、例えばベージュレザーとウッドパネルのシックな組み合わせも可能です。

 

パワートレイン

新開発のオールアルミユニットを用意

クアドリフォリオを除くモデルには、2.0Lガソリンか、2.2Lディーゼルの直列4気筒 直噴ターボエンジンが搭載されます。ともに新たに開発されたオールアルミ製ユニットです。

マルチエアとツインスクロールターボを組み合わせたガソリンユニットは200psと280ps仕様の2種類。200ps仕様でも0-100km/h加速6.6秒と強力な加速性能を発揮し、燃費も約16.6km/L(欧州複合値)と良好です。

バランサーシャフトを備えたディーゼルユニットには150psと180ps仕様が用意されます。特筆すべきは重量の軽さで、同グレードのガソリンエンジン搭載車と比べ、わずか16kgのプラスに留まります。燃費も約23.8km/L(欧州複合値)と優秀です。

アルファロメオ ジュリア エンジンルーム

 フロントバルクヘッドにめり込むように搭載されるエンジン

シフトレバーとアルミ製パドルシフト

シフトレバーとアルミ製パドルシフト

トランスミッションはイギリス仕様の場合2017年現在8速ATのみ。多くの実績を持つZF製のトルクコンバーター式AT「8HP」が採用されています。シフトレバーはBMWに似たジョイスティックタイプで、ステアリングポストに固定された大型のアルミ製シフトパドルも用意されます(グレードによりオプション設定)。

コンサバティブな3ペダルの6MTは左ハンドルモデルでベルギーなど一部仕向け地に用意されています。8HPの採用で以前のアルファロメオに対して2ペダルの完成度も飛躍的に向上しましたが、6MTの需要が多いエリアに優先的にデリバリーされていると考えられます。

また、走行モード切り替えシステム、アルファD.N.Aも用意されています。シフトレバー手前に備わるダイヤルセレクターで、Dynamic、Natural、Advanced efficiencyの3モードの切り替えが可能です。

 

サスペンション

アルミを多用して軽量化をはかる

アルファロメオ ジュリア

アルファロメオ ジュリア

アルミを多用することで軽量化を行ったサスペンションは、フロント=ダブルウィッシュボーン、リア=マルチリンク(4リンク)を採用しています。

これまで同社はDセグメント以上のセダンのフロントサスペンションにダブルウィッシュボーンを多く採用しており、これは初代ジュリアも同様です。

 

参考スペック

アルファロメオ ジュリア スーパー Turbo Petrol 200 HP


寸 法 ▶︎全長×全幅×全高=4,643×1,860×1,436mm
     ホイールベース:2,820mm トレッド前/後 1,557 x 1,625 mm
エンジン▶︎水冷ガソリン 直列4気筒 SOHC フロント縦置 直噴ターボ
     1,993cc 84 mm x 90 mm 10 :1 200ps(147kW)/5,000rpm 33.7kgm(330Nm)/1,750rpm
駆動方式▶︎FR 8段AT 
懸架装置▶︎前:ダブルウィッシュボーン
    ▶︎後:マルチリンク(4リンク)
ブレーキ▶︎前:ベンチレーテッドディスク 後:ディスク
タイヤ ▶︎前:225/50R17 後:225/50R17
燃料容量▶︎58L 車両重量▶︎1,436kg 最高速度▶︎ – km/h 0-100km/h加速▶︎6.6秒
燃 費 ▶︎16.6km/L(欧州複合基準)-m/L(JC08モード日本仕様参考値) 
価 格 ▶︎31,575ポンド(イギリス仕様車)

※その他の仕様のスペック詳細はカタログ情報(リンク)をご覧ください

 

ライバルモデル

ドイツ車を中心に強力なモデルがひしめくプレミアムDセグメント。ここではBMW 3シリーズセダン及び、ジャガーXEをライバルに挙げます。

BMW 3シリーズセダンのデビューは1975年まで遡ります。前後50:50の重量配分による優れた運動性能は各メーカーの目標となり、プレミアムDセグメント全体の方向性に大きな影響を与えました。2012年にデビューしたF30と呼ばれる6代目モデルでもその走りは健在。このクラスで初めて直列3気筒ユニットを搭載したほか、今では貴重な直列6気筒エンジンや、クリーンディーゼル、プラグインハイブリッドまで用意し、攻めの姿勢を貫いています。

BMW 3シリーズセダン(F30)

BMW 3シリーズセダン(F30)

ジャガー XE

ジャガー XE

2015年に発売されたジャガー XEは、同社のラインナップでもっとも小型のセダン。最近のジャガーの例に漏れず、ボディにアルミ材を多用(約75%)して軽量化をはかり、軽くなった分サスペンションに質量を割いたとも言われています。フロント=ダブルウィッシュボーン、リア=インテグラルリンクで構成される足回りは、このクラス随一の仕上がりと評されました。ドイツ車とは異なる方法論でデザインされた内外装も、ジャガーならではの個性を感じさせます。

目標とされるBMW 3シリーズセダンと、それを凌駕する走りをみせるジャガーXE。どちらも強力なライバルですが、販売台数という点で、まずはジャガーXEがジュリアの直接的なライバルになるはずです。

 

バイヤーズガイド

クアドリフォリオを除くイギリス仕様のグレード構成は、廉価な順にジュリア、スーパー、テクニカ、スペシャル、ベローチェ。ジュリア(200ps)とベローチェ(280ps)はガソリンエンジンのみ、テクニカ(150ps/180ps)とスペシャル(180ps)はディーゼルエンジンのみで、ガソリンとディーゼルの両方が用意されるのはスーパーのみです。

ベーシックな“ジュリア”グレードはナビがオプションとなり、通常8.8インチのアルファコネクト用モニタが6.5インチとなるものの、エマージェンシーブレーキやレーンデパーチャーウォーニング、オートライトやレインセンサーが標準装備され十分な内容です。また、スーパー以上のグレードでは内装色をブラック、レッド、ブラウン、ベージュ系統から選べるようになり、素材の幅も広がります。

ガソリンエンジン(200ps)で問題なければ“ジュリア”グレードでも不足はありませんが、スーパーであればエンジンと内装色の選択肢が増えますから、好みの組み合わせを楽しめます。

グレードによってベージュ内装も選択可能

グレードによってベージュ内装も選択可能

ジュリアにはシックなカラーも似合います

ジュリアにはシックなカラーも似合います

2017年現在のアルファロメオ ジュリアの日本仕様と今後の導入予想

FCAジャパンは、2017年9月6日にジュリアの日本仕様車を発表しました。標準モデルのジュリアを皮切りに、スーパー、ベローチェ、そしてクアドリフォリオをラインアップ。このうち装備を抑えた標準モデルは受注生産扱いとなっています。またベローチェにはオンデマンド式の4WDが設定されています。

エンジンはクアドリフォリオ以外は2.0Lの直列4気筒ターボで、標準モデルとスーパーには200ps仕様、ベローチェには280p仕様が搭載されています。

 

並行輸入という選択肢

日本市場に正規輸入されていない組み合わせでも、並行輸入を行えば日本で所有できます。たとえば英国仕様ならば日本には設定がないファブリックシートが選択可能、また標準グレードでも日本仕様と異なり上級グレード同等の先端全装備が標準装備されているなど、細部に違いがあります。どうしても自分好みの仕様を妥協できない場合、並行輸入は有意義な選択肢です。

一例としてコアカーズを運営する並行輸入者販売店のYMワークスでは、最新の為替レートを反映したアルファロメオ ジュリア スーパー ガソリンターボ(200ps)と、同ディーゼルターボ(150ps)モデルの乗り出し価格を案内しています。下記表では最新の為替レートに基づいた乗り出し価格を表示しています。

  • 車名
  • 2年保証付き
    国内乗り出し価格目安

  • (税込・諸費用込)

  • (税込・諸費用込)

国内乗り出し価格目安は、ご覧の時点での為替レートにて算出しております。 金額が表示されない場合は、しばらく経ってから再度アクセスをお願いします。

また並行輸入に関しては、関連記事も併せてご覧ください。左ハンドルMT仕様については別途お問い合わせください。

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※本記事は2017年9月15日時点の情報を元に作成しております。最新の情報に関しては直接ご連絡にてご確認ください。また、記載情報の誤りがある場合はお知らせください。

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