セアト アローナを解説、日本未発売モデルの概要やスペック、販売価格他、右ハンドル車の並行輸入情報も掲載。

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フォルクスワーゲンのグループ内でもラテン系の要素を感じさせるスペインのブランド「セアト(SEAT)」。このセアトが巨額な資金を投入したニューモデルは、最近欧州市場でも人気のジャンルであるコンパクトSUVでした。

今回は、セアトの都市型コンパクトSUV、「アローナ(Arona)」を紹介、合わせて並行輸入の方法についても記載します。

モデルの概要

アローナは、セアトのBセグメントクラスとなるコンパクトSUVです。

ベースは同じくコンパクトSUVのアウディ Q2と共有し、さらに兄弟車となるフォルクスワーゲンブランドのコンパクトSUVは、近々発表されると言われています(2018年6月現在)プラットフォームには、フォルクスワーゲンのモジュラープラットフォーム、MQB A0を採用。これを共用する車種は前述のコンパクトSUV以外にも、同じセアトのイビザをはじめ、フォルクスワーゲン ポロや、シュコダ ファビアなどがあります。

このように兄弟車は多いですが、質実剛健でフォーマルなフォルクスワーゲンに対して、セアトは冒頭の通り、スペインというお国柄もありラテン系の明るさを感じるカジュアルさを持っています。メーカー自身もこのあたりを積極的にアピールしており、宣伝やカタログには積極的に「Created in Barcelona」というキャッチフレーズを使用しています。敢えて「Made」ではなく「Create」という言葉を使っていることに、単にスペインでセアトブランドを「作る(生産)」というよりも「創る」というメッセージを強く込めているように感じます。

アローナの兄貴分となるセアト アテカ

アローナの兄貴分となるセアト アテカ

バルセロナ生まれであることを積極的にアピール(カタログより)

バルセロナ生まれであることを積極的にアピール(カタログより)

現在販売されているアローナは初代モデル。同社のSUV、アテカの弟分的な存在として2017年のフランクフルトモータショーで発表されました。セアトはこのアローナと、イビザの開発・生産に9億ユーロもの巨額な資金を投入したと言われています。アローナの名前は、スペイン国内の島にある街の名前や、イタリアの都市名が由来と言われています。生産はキャッチコピー通り、スペイン・バルセロナの工場です。発売からまだそれほど時間が経っていませんが、市場では好調なセールスを記録し、早速欧州カーオブザイヤー2018のベストスモールSUV賞を受賞しています。

日本には、1980年代にFaia(外国自動車輸入協同組合)がイビザの初代モデルを少数輸入した以降、セアト車がまとまって輸入された実績はなく、アローナも現時点では導入されていません。

セアト アローナTVCM動画(約30秒)

 

ハイライト

エクステリア

セアト車の特徴を押さえつつ躍動感のあるデザイン

アローナのボディサイズは、全長:4,138mm×全幅:1,780mm×全高:1,543mmとコンパクトで、日本で乗るのに丁度良いサイズと言えるでしょう。

セアト アローナ(フロント)

セアト アローナ(フロント)

セアト アローナ(サイド)

セアト アローナ(サイド)

デザインはアローナの魅力のひとつです。フロントグリルをはじめキリッと切れ上がったヘッドライトからAピラーまでの造形は、一目でセアトと分かるもの。さらにここからCピラーまで一気に突き抜けるクロームされたラインの処理は、他のフォルクスワーゲングループブランドとは一線を画した躍動感を表しています。また、バイトーンルーフをもつモデルでは、このラインを境に塗り分けるのにも使われています。これらのデザインが評価され、カーオブザイヤーだけでなく、reddotデザインアワード2018も獲得しています。

セアト アローナ(リア)

セアト アローナ(リア)

セアト アローナ(バイトーンルーフ仕様)

セアト アローナ(バイトーンルーフ仕様)

ボディカラーは9色と豊富に設定され、バイトーンルーフはグレー、ブラック、オレンジ(XCELLENCE系のみ)の3色が設定。カジュアル雰囲気に一役買っています。

 

インテリア

カジュアルさのなかにもフォルクスワーゲンつくりの良さ

インテリアは、全般的にカジュアルな雰囲気な一方、フォルクスワーゲンの造りの良さをうまく引き継いでおり、これは大振りで掛け心地がしっかりとしたシートなどにも表れています。トリムは3種類のクロス、フルレザー(FR Sportのみに設定)の合計4種類が設定されています。

アローナのインテリア

アローナのインテリア

リアシートも十分な広さです

リアシートも十分な広さです

ほかにも装備は充実しており、FullLinkと呼ばれるAppleCarPlayやAndroidAutoなどミラーリング対応の8インチタッチパネルディスプレイや、スマートフォンを置くだけで充電可能なワイヤレスチャージャーの設定もあり、デジタルガジェットとの親和性も高いです。

ほかにも一部グレードには、Dr.Dre率いるオーディオメーカー「beats」社が手掛けたオーディオシステムを装備したモデルもありますので、音質を求めるユーザーは選んでみるのもいかがでしょうか。

セアト アローナ 機能紹介動画(約25秒)

 

パワートレイン

日本未導入のライトサイジングユニットも設定

パワーユニットは、ガソリン、ディーゼルそれぞれ設定されています。

  • 直列3気筒1.0L TSIダウンサイジングターボ 95PS/115PS
  • 直列4気筒1.5L TSI Evoライトサイジングターボ 150PS
  • 直列4気筒1.6L TDIディーゼル 95PS/115PS
直列3気筒1.0L TSIユニット

直列3気筒1.0L TSIユニット

直列4気筒1.5L TSI Evoユニット

直列4気筒1.5L TSI Evoユニット

1.0L TSIユニットは、日本にもフォルクスワーゲン ポロやアウディ A1、最近ではUp! GTIなどに搭載し導入されているダウンサイジングユニット。チューニング違いで2種類あります。

1.5L TSI Evoユニットは、フォルクスワーゲングループの多彩な車種に搭載された1.4L TSIの後継となる新世代ユニットです。これは排気量を少し上げて余裕を持たせて燃費や環境性能を上げるライトサイジングユニットと呼ばれるコンセプトを適用しています。欧州ではフォルクスワーゲン ゴルフにも搭載開始されましたが、まだ日本には導入されていないユニットです。ほかにも1.6L TDIディーゼルは、チューニング違いで2種類設定されています。

トランスミッションは1.0L TSIと1.6L TDIの95PS仕様には5速、これ以外のモデルは6速のMTをはじめ、1.0L TSIと1.6L TDIの115PS仕様に2ペダルとなる7速のDSGが設定されています。駆動系はFFのみでAWDはありません。

 

サスペンション

安定性を向上させるDynamic Chasis Controlも設定あり

サスペンションは、フロント:マクファーソンストラット、リア:セミリジットと、兄弟車と同じくこのクラスではコンベンショナルな組み合わせです。ノーマルでも十分に安定感のある走りが楽しめますが、スポーティグレードのFR Sportにはダンパーの減衰力や、電動パワーステアリングのフィーリングを変化させるDynamic Chasis Controlを装備しており、安定性の更なる向上と、走りの良さを楽しめます。

走りだけでなく安全性も高く、2018年のEutoNCAPでは最高ランクの5つ星を獲得しています。

 

参考スペック

SEAT ARONA FR Sport 1.0TSI 7DSG-auto


寸 法 ▶︎全長×全幅×全高=4,138×1,780×1,543mm
     ホイールベース:2,566mm トレッド前/後 1,503 x 1,486mm
エンジン▶︎水冷ガソリン 直列3気筒ターボ フロント横置き
     999cc 74.5mm x 76.4mm 10.5:1 115PS(85kW)/5,500rpm 200Nm(20.3kgm)/2,000-3,500rpm
駆動方式▶︎FF  7DSG
懸架装置▶︎前:マクファーソンストラット
    ▶︎後:セミリジット
ブレーキ▶︎前:ベンチレーテッドディスク 後 ディスク
タイヤ ▶︎前:215/45R18 後:215/45R18
燃料容量▶︎59L 車両重量▶︎1,210kg 最高速度▶︎180km/h 0-100km/h加速▶︎10.0秒
燃 費 ▶︎20.0km/L(欧州複合基準)-km/L(JC08モード日本仕様参考値) 
価 格 ▶︎21,490ポンド(イギリス仕様車)

※その他の仕様のスペック詳細はカタログ情報(リンク)をご覧ください

 

ライバルモデル

コンパクトクロスオーバーのアローナのライバルとして、シトロエン C3エアクロスとルノーキャプチャーを挙げます。

シトロエン C3エアクロス

シトロエン C3エアクロス

ルノー キャプチャー

ルノー キャプチャー

C3エアクロスは、C4カクタス以降、高い人気を得ているシトロエンのコンパクトSUVです。コンパクトカーのC3をベースにしたクロスオーバーで、シトロエンのなかでは最もコンパクトなSUVとなります。アローナと同じく2017年にデビューしたばかりですが、C3同様、最近のシトロエンがもつポップなエッセンスをしっかり盛り込んだC3エアクロスは、早速欧州市場で人気となり好調な販売台数を記録しています。

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ほかにも、ボクスホール/オペル クロスランドXプジョー2008、日産ジューク、そしてMG GSなどコンパクトSUVは多数のライバルが存在する活気に満ちた市場と言えるでしょう。

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バイヤーズガイド

アローナのモデルには、ベーシックモデルとなるSE、パーキングセンサーなどが装備されたSE Technorogy、Beatsオーディオなどを装備したSE TechnorogyLuxをはじめ、17インチアルミやフルLEDライトを装備した上級グレードのXCELLENCE、各部にクロームの装飾がされた最上級グレードのXCELLENCE Luxがあります。

そして、セアト車に設定されるスポーティモデルのFR(Formura Racing)がアローナにもあり、FRとFR Sportが設定されています。

XCELLENCE専用のCピラーエンブレム

XCELLENCE専用のCピラーエンブレム

FR Sport専用リアエンブレム

FR Sport専用リアエンブレム

アローナを選ぶなら、兄弟車と比べて走りの楽しさを重視したチョイスをここではおすすめします。Dynamic Chasis Controlを備えた唯一のグレード、FR Sportをベースにレスポンシブルな1.0L TSI 115PS仕様と素早いシフトチェンジが魅力の7DSGの組み合わせは如何でしょうか。さらに、FR Sportグレードは、バイトーンルーフがノーコストオプションとなっているため気軽に好みの仕様を選ぶことができます。

スペイン発の情熱的な楽しさを提供するセアト アローナ

スペイン発の情熱的な楽しさを提供するセアト アローナ

走りの楽しさと、コンパクトSUVならではの機動性を持ったアローナは、兄弟車のアウディ Q2のプレミアムさとはまた一味違った、スペイン発の情熱的な楽しさをオーナーに提案できる一台になるでしょう。

セアト アローナ コンセプト紹介動画(約1分30秒)

 

アローナの日本導入の可能性

セアトブランド自体が、長い間日本へ導入されていないことや、フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)が兄弟車となるアウディ Q2や今後発表されるフォルクスワーゲンのコンパクトSUVも恐らく日本にも導入されると予想されるため、アローナが正規導入される可能性は残念ながら低いでしょう。

 

並行輸入という選択肢

日本市場では販売されていないアローナですが、並行輸入を行えば日本で所有することができます。

一例としてコアカーズを運営する並行輸入者販売店のYMワークスでは、最新の為替レートを反映したセアト アローナ FR Sport 1.0TSI 7DSG-autoモデルの乗り出し価格を案内しています。下記表では最新の為替レートに基づいた価格を表示しています。

  • 車名
  • 2年保証付き
    国内乗り出し価格目安

  • (税込・諸費用込)

国内乗り出し価格目安は、ご覧の時点での為替レートにて算出しております。 金額が表示されない場合は、しばらく経ってから再度アクセスをお願いします。

また並行輸入に関しては、関連記事も併せてご覧ください。

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※本記事は2018年6月27日時点の情報を元に作成しております。最新の情報に関しては直接ご連絡にてご確認ください。また、記載情報の誤りがある場合はお知らせください。

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