2016.04.23

【並行輸入車】日本未導入のシュコダ オクタビアを徹底解説。右ハンドル・イギリス仕様で並行輸入します。

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シュコダ オクタビア

東ヨーロッパ、チェコの自動車メーカー「シュコダ・オート」をご存知でしょうか? 日本ではあまり馴染みがありませんが、大衆車からプレミアムブランドまで凌ぎを削るヨーロッパ市場で、高い評価と大きなシェアを誇るメーカーです。

創業は1895年。自転車メーカーのラウリン&クレメント(Laurin & Klement)社としてスタートしました。1899年にはオートバイの生産を開始し、1901年には「ラウリン&クレメント」という名で初めての自動車を生産。第一次世界大戦の戦争特需で急成長したものの、1925年には「シュコダ工業」に買収され、以降シュコダブランドで自動車を製造。第二次世界大戦後は当時のチェコスロバキア共和国の政策で国有化され、自動車工業国営会社(AZNP)となりましたが、その後も引き続きシュコダ・ブランドで乗用車が製造されました。

1960年代から国際ラリーなどに積極的に参戦し、70年代には世界ラリー選手権(WRC)にも出場。総合優勝こそ逃しましたが、常に優勝圏内で戦う姿が西側諸国のモータースポーツファンの胸を打ち、ヨーロッパ中にシュコダの名を広めました。その後再び政府の方針によってAZNP社の民営化が決定され、1991年、フォルクスワーゲングループの4番目の子会社として民営化されました。

2度の大戦、政府による国営化と民営化という激動の波にさらされながら、ヨーロッパで確固たる地位を築いたシュコダ・オート。
いったいどんな車を作っているのでしょうか。

この記事では、シュコダ・オートの主力モデル、「オクタビア」について徹底解説します。ライバルより一歩秀でた実用性を持つオクタビアを、イギリスから日本でも使いやすい右ハンドル仕様で並行輸入してみませんか?

シュコダ・オクタビアの特徴

シュコダ オクタビア ハッチバック&コンビ

シュコダ オクタビア ハッチ&エステート

「オクタビア」は、国営企業「AZNP社」時代の1959年~1971年まで生産されていた車の名前を、1996年に復刻したものです。現在販売されているオクタビアは、2013年にジュネーブ・モーターショーで発表された第3世代に当たります。フォルクスワーゲン ゴルフやアウディ A3と同じ欧州Cセグメントに属しており、それらと共通のMQBプラットフォームを使用。最近のフォルクスワーゲングループの車はほぼすべてがこのMQBプラットフォームがベースとなっています。

ボディタイプは3種類。一見セダンに見えるような、いわゆるセミノッチバックを採用したハッチ、ステーションワゴンのエステート、そしてクロスオーバーのスカウトです。セミノッチバックは、かつて欧州で幅広く採用されていたボディ形状ですが、今となっては希少な存在になっています。セダンの居住性や快適性、スマートなスタイリングはそのままに、ハッチバックならではのトランク容量や利便性を両立した、良いとこどりの欲張りなボディタイプが、セミノッチバックタイプだと言えます。

今回はこのセミノッチバックを採用した”ハッチ”について詳しく見ていくことにしましょう。

シュコダ オクタビア ラゲッジルーム

シュコダ オクタビア ラゲッジルーム

シュコダ オクタビア TVCM(約30秒)

 

直線基調のカッチリとしたエクステリアデザイン

シュコダ オクタビア

シュコダ オクタビア

最近のフォルクスワーゲングループの車種に共通する、カッチリとした直線基調のエクステリアデザインが特徴です。セリングポイントであるリアのハッチバックドアは、バンパーの真上からリアウインドウ上端まで大きく開口します。トランク容量は通常時で590リットル、リアシートを前に倒せば最大で 1580リットルもの容量を持つ積載スペースが出現します。

ボディサイズは全長4,659mm x 全幅1,814mm x 高さ1,461mm。国産車・輸入車問わず近年の車はモデルチェンジのたびに大きくなる傾向にあり、オクタビアもその例に漏れず2代目から全長は90mm大きくなりました。実は、全長4,659mmというサイズは国産車・輸入車ともにセダンではあまり見かけることがないサイズです。オクタビアはCセグメントに属すると述べましたが、実際にはCとDの中間サイズです。国産車ではトヨタ マークXやマツダ アテンザ、輸入車ではアウディ A4やフォルクスワーゲン パサートなど、すべて4,735〜4,785mm。もう少し小型のセダンになると、4,600mmを切る車がほとんどとなります。

オクタビアのボディサイズは、大人4名が快適に移動でき、荷物も十分に積めて、取り回しにも優れたちょうどいいサイズと言えるでしょう。

 

使いやすさを重視したシンプルなインテリア

シュコダ オクタビア インテリア

第3世代となって一回り大きくなったボディサイズは、室内の快適性にも大きく貢献しています。室内長は1,782mmあり、後席のレッグスペースとヘッドクリアランスはクラストップレベルです。1,461mmの全高は、室内を広々と感じさせる解放感につながっています。

ダッシュボードに目を向けると水平基調のラインが目に飛び込んできます。必要最低限のスイッチ類を効果的に配置することで、室内はすっきりした印象です。はじめて運転するときにも、操作に迷うことはないでしょう。またグラスエリアが大きく着座位置も高いため、視界が広く、リラックスして運転することができます。

 

8種類から選べる豊富なエンジンラインナップ

シュコダ オクタビア TSIエンジン

オクタビアに搭載されるエンジンは、ガソリンとディーゼルの2種類。それぞれ異なる排気量やパワーのエンジンから、使い方や目的に応じて選択できます。

【ガソリンエンジン】

直列4気筒DOHC直噴ターボエンジン

  • 1.2 TSI 1,197cc / 110ps(4,600-5,600rpm) / 175Nm(1,400-4,000rpm) / 20.4km/L
  • 1.4 TSI 1,395cc / 150ps(5,000-6,000rpm) / 250Nm(1,500-3,500rpm) / 20.8km/L
  • 1.8 TSI 1,798cc / 180ps(5,100-6,200rpm) / 250Nm(1,250-5,000rpm) / 17.8km/L
  • 2.0 TSI 1,984cc / 220ps(4,500-6,200rpm) / 350Nm(1,500-4,400rpm) / 15.6km/L
  • 2.0 TSI 1,984cc / 230ps(4,700-6,200rpm) / 350Nm(1,500-4,600rpm) / 15.6km/L

【ディーゼルエンジン】

直列4気筒DOHCディーゼルターボエンジン

  • 1.6 TDI 1,598cc / 110ps(3,200-4,000rpm) / 250Nm(1,500-3,000rpm) / 27.0km/L
  • 2.0 TDI 1,968cc / 150ps(3,500-4,000rpm) / 340Nm(1,750-3,000rpm) / 22.7km/L
  • 2.0 TDI 1,968cc / 184ps(3,500-4,000rpm) / 380Nm(1,750-3,250rpm) / 21.2km/L

上記のデータはトランスミッションがすべてDSG(デュアルクラッチトランスミッション)のものです。2.0 TDIの184ps仕様に唯一4WDの設定があり、このグレードを除いてすべてのグレードが前輪駆動です。さらにヨーロッパ車らしく、2.0 TDI 4×4を除くすべてのグレードにマニュアルトランスミッションの設定が用意されています。 

 

ファミリーユースに最適な乗り心地

シュコダ オクタビア リヤシート

フロントにマクファーソンストラット、リアにトーションビームもしくはマルチリンクサスペンションを採用し、それぞれスタビライザーを備えた足回りは、このクラスの車としては定石通りの作りです。最もスポーティな「vRS230」は足回りが固められていますが、それでもゴルフGTIほどのスポーティさはありません。通常グレードも高速道路などを走っている限りはフラットでスムーズな走りを堪能できます。細かな段差が連続するような街中を走る場合はヨーロッパ車特有の「固さ」を感じる乗り心地となるかもしれません。

5ドアハッチバックのオクタビアに求められる性能は、家族や友人がたくさん荷物を積んで快適に長距離を移動できること。その目的は、高い次元で達成されていると言えるでしょう。

 

魅力的な燃費で優れた経済性を発揮

シュコダ オクタビア TDIエンジン

シュコダ オクタビア TDIエンジン

ガソリンとディーゼル合わせて8種類ものエンジンラインナップから選べるオクタビア。すべてのエンジンが燃費とパワーの両立を図ったダウンサイジング・ターボです。

最も優れた燃費を発揮するのは、29.4km/Lの1.6TDIグリーンライン。こちらはマニュアルトランスミッションのみの設定となりますが、国産ハイブリッドカー並みの驚異的な燃費です。ガソリンエンジンのミドルレンジ、「1.8TSI Laurin & Klement」のDSG仕様でも17.8km/L。ボディサイズや動力性能を考えれば、非常に優秀な燃費だと言えるでしょう。

 

総評:実用性とコストパフォーマンスが光る1台

シュコダ オクタビアには、同じフォルクスワーゲングループののプレミアムブランドであるアウディのような華やかさはありませんが、大容量の荷室や後席のスペースはこのクラスでトップレベル。燃費も優秀で維持費も抑えられます。

ご家族や友達同士、たくさんの荷物を積んでロングドライブを楽しむ機会が多い方は、車選びの際、このオクタビアを知らないと損をしてしまうかもしれません。

シュコダ オクタビアシリーズ

 

シュコダ・オクタビアのライバルは?

オクタビアのライバルとしてはフォルクスワーゲン ゴルフ、ボクスホール/オペル アストラシトロエン C4ホンダ シビック(日本未導入の欧州モデル)が挙げられています。いずれもCセグメントですが、オクタビアに比べると、少し小ぶりになります。

ゴルフは俊敏で上質な走りを持ちますが、欧州でのコストパフォーマンスの高さという点ではオクタビアに軍配が上がります。アストラは軽量化を進めており、3気筒エンジンの優秀さが光ります。C4はフランス車特有のしなやかな乗り心地が、シビックはディーゼルエンジンの優秀さが評価されています。これらのライバルに対して、オクタビアはコストパフォーマンスの高さ、またラゲッジスペースの広さや使い勝手が光ります。

フォルクスワーゲン ゴルフ

フォルクスワーゲン ゴルフ

ところで、オクタビアのようなセミノッチバックを採用しているモデルは、先に触れたようにヨーロッパには実は昔はたくさんありました。例えばシトロエン エグザンティアと初代C5、ルノー ラグナなどはセミノッチバックの代表格でしたし、日本でも知名度が高い日産 プリメーラや三菱 ギャランにも、このようなセミノッチバックの設定がありました。しかし中国などの新興国では独立したトランクを持つセダンの方が支持されることや、ステーションワゴンの方がより沢山積めそうなイメージがあることからか、セミノッチバックは徐々に衰退してしまいました。

現在でもアウディ A7、A5スポーツバック、BMW 5シリーズ グランツーリスモ、3シリーズ グランツーリスモ、4シリーズ グランクーペ、さらに本格的なスポーツモデルではポルシェ パナメーラやアストンマーティン・ラピードなど、付加価値の高いモデルでは、セミノッチバックは積極的に使われています。その中で、コストパフォーマンスと実用性を重視したファミリーカーとしてのセミノッチバックを採用しているオクタビアに、本当のライバルと言える車はないかもしれませんね。

シュコダ オクタビア TVCM(約30秒)

 

シュコダ・オクタビアの装備とオプション

最も廉価なグレード「S」で標準となる主な装備は以下となります。

シュコダ オクタビア エアバッグ

シュコダ オクタビア エアバッグ

【インテリア】

  • 3本本革巻きステアリング
  • 8スピーカー
  • エアバッグ(カーテンエアバッグ含む)
  • 運転席シートリフター
  • テレスコピック・ステアリング
  • エアコン(マニュアル)

【エクステリア】

  • 16インチアルミホイール
  • ブラックドアミラー&ドアハンドル
  • ボディ同色バンパー&サイドモール

シュコダ オクタビア アルミホイール

シュコダ オクタビア アルミホイール

【その他】

  • デイタイムライト
  • 電動&ヒーター付きドアミラー
  • 集中ドアロック

※ABSなどの標準的な安全装備は完備

さらに、下記のオプションが用意されています。

  • キーレスゴー(エンジンプッシュスタート式)
  • レーンキープアシスト
  • インテリジェントパーキングアシスト

など

 

シュコダ・オクタビアのおすすめグレードは「1.8TSI Laurin & Klement」

シュコダ・オートの創業時の社名であり、二人の創業者の名でもある「Laurin & Klement(ラウリン&クレメント)」と名付けられたグレード、「1.8TSI Laurin & Klement」のDSG仕様が日本で乗るにはいちばんおすすめのグレードです。

最大で180psを発揮する 1.8Lのガソリンターボ・エンジンは、250Nmの最大トルクをわずか1,250rpmで発生します。ストップ&ゴーの多い都市部でも、アクセルをわずかに踏むだけで交通の流れに十分乗ることができますし、アクセル開度が少なくて済む分、燃費にも貢献します。廉価グレードではオプションとなる装備や、「Laurin & Klement」限定の装備もあり満足度の高いモデルです。

シュコダ オクタビア Laurin & Klement (左ハンドル仕様)

シュコダ オクタビア Laurin & Klement (左ハンドル仕様)

このグレードには先ほど紹介した標準装備のほか、以下の装備が追加されます。

【Laurin & Klementの主な追加装備】

  • 助手席シートリフター&フロントシートのランバーサポート
  • リアアームレスト(カップホルダー付き)
  • リアシートの背もたれを荷室側から倒せる機能
  • 18インチアルミホイール
  • コーナリングフロントフォグ
  • 電動格納ドアミラー(ヒーター&自動調光機能付き)
  • LEDテールライト
  • バイキセノンヘッドライト
  • 運転席パワーシート(メモリー機能付き)
  • 前席シートヒーター
  • アダプティブ・クルーズコントロール
  • レーンキープアシスト
  • インテリジェントパーキングアシスト
  • ヘッドライトウォッシャー

など

 

注目の並行輸入、シュコダ オクタビア ハッチの日本での乗り出し価格は?

シュコダ オクタビア ハッチのイギリスでの販売価格は、おすすめグレードの1.8TSI Laurin & KlementのDSG仕様で£27,980です。イギリスより並行輸入した場合の日本国内の乗り出し価格は、諸経費込で、520-550万円(2016年4月22日為替レート1ポンド165円にて計算)くらいになりそうです。下に、最新為替連動による日本国内での乗り出し価格の目安を表示させていますので、ご参考にしてください。

現在日本にはシュコダの正規ディーラーがありませんので、入手するには並行輸入が現実的な方法です。

 

国内乗り出し価格の目安:(税金・諸費用込)

※表示金額はご覧になっている時点での為替レートにて算出しております。
※輸入国からの輸送料、各種税金、検査費用、登録諸費、納車費用(大阪近郊)は全て含まれています。
※正式なお見積り、遠方への納車費用など、改めてご提示いたしますのでお問い合わせください。

 

シュコダ オクタビア プロモーションビデオ(約3分)

スペック表

シュコダ オクタビアのスペックは以下をご確認ください。+ボタンで詳細が表示されます。

シュコダ オクタビア ハッチ 1.8TSI Laurin & Klement £27,980
車名 シュコダ オクタビア ハッチ / Skoda Octavia Hatch
エンジン、サンプルグレード 1.8TSI Laurin & Klement
英国販売価格 £27,980
型式
初度登録 国内未登録新車
車検 受け渡し
走行距離
ハンドル
ドア数 5
カラー キャンディホワイト(標準色)
ブラックマジック(OP/PAL)
ムーンホワイト(OP/MTL)
カプチーノベージュ(OP/MTL)
トパーズブラウン(OP/MTL)
リオレッド(OP/MTL)
ブリリアントシルバー(OP/MTL)
レースブルー(OP/MTL)
クォーツグレー(OP/MTL)
デニムブルー(OP/MTL)
※OP:有料オプション
※MTL:メタリック塗装
※PAL:パール塗装
全長x全幅x全高 4,659mm x 1,814mm x 1,461mm
ホイールベース 2,686mm
トレッド(前/後) 1,549mm / 1,520mm
車両重量(推定) 1,260kg
乗車定員 5名
トランスミッション 7DSG
エンジンタイプ 水冷直列4気筒DOHC 直噴ターボ
総排気量/内径x行程 1,798cc/81.0 x 86.4mm
圧縮比 9.6
最高出力 132kW(180ps)/5,100-6,200rpm
最大トルク 250Nm(25.5kg-m)/1,250-5,000rpm
燃料タンク容量 50L
燃費 17.8km/L(欧州複合基準)
ブレーキ形式(前/後) ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤ/ホイール 225/40R18
最高速度 232km/h
0-100km/h加速 7.4秒
特記事項 ※一部推定値、非公式情報を含んでいる場合があります。

 

車両詳細画像ギャラリー

 

シュコダ オクタビアをもっと知りたい方はこちら

シュコダ英国 オクタビア ハッチのオフィシャルサイト
シュコダ英国 オクタビア ハッチのコンフィグレーションサイト
シュコダ英国 オクタビア ハッチのカタログダウンロード

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