ボクスホール 新型インシグニアを解説、日本導入の可能性や並行輸入車の価格情報も掲載。

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PSAグループ入りの発表以降、注目が集まっているボクスホール/オペル。同社のフラッグシップセダンであるインシグニア(Vauxhall Insignia)がフルモデルチェンジされました。

以前からコアカーズでは、インシグニアのノーマルモデルやスポーツモデルのVXRなどを紹介してきましたが、新型はどのように進化したのでしょうか?

今回はボクスホールのインシグニアを解説します。後半では日本未導入車種を日本で乗るための並行輸入情報も掲載しています。

モデルの概要

ボクスホール インシグニア(初代モデル)

ボクスホール インシグニア(初代モデル)

ボクスホール/オペル インシグニアは、欧州Dセグメントに属する同社のフラッグシップモデルです。

初代モデルは2008年にイギリス国際モーターショーで発表されました。ディプロマートや、セネター、オメガなどの系譜を受け継ぎますが、事実上はベクトラの後継車種という位置づけです。

【並行輸入車】ボクスホール インシグニアを徹底解説。オペル インシグニアのイギリス仕様を右ハンドルで並行輸入します。

ボクスホール インシグニア(Vauxhall Insignia)は、Dセグメントに属するミドルサイズの5ドアハッチバックモデルです。 「ボクスホール」という名前は、日本ではあまり耳慣れないかもしれま...

 

オペル ディプロマート(1972年)

オペル ディプロマート(1972年)

ボクスホール セネター(1987年)

ボクスホール セネター(1987年)

ボクスホール オメガ(2000年)

ボクスホール オメガ(2000年)

ボクスホール ベクトラ(2005年)

ボクスホール ベクトラ(2005年)

前モデルのベクトラをはじめ、ボクスホール/オペル車は全般的に実用重視の無国籍風なモデルが多かったのに対して、初代インシグニアは曲線を多用したスタイリッシュなデザインを採用し、ボクスホール/オペルのブランド価値を底上げした一台になりました。セールス面も好調で、ビッグサルーンの販売台数が少なくなるなか、モデル末期までコンスタントな販売実績を記録しました。

同社のほかのモデルと同じく、イギリスやアイルランドではボクスホール、それ以外の欧州市場ではオペルブランドで販売されたほか、オーストラリアではホールデンブランド、さらに中国や北米市場ではビュイックブランドでも販売されました。

オペル インシグニア(初代モデル)

オペル インシグニア(初代モデル)

ビュイック リーガル(中国仕様)

ビュイック リーガル(中国仕様)

2代目モデルは2017年のジュネーブモーターショーで発表されました。先代と同じくイギリスではボクスホールブランドで販売されており、現在はグランドスポーツと、スポーツツアラーの2種類がラインナップされています。先代モデルにあったサルーンや、ホットモデルのVXRはいまのところありません。

ボクスホール 新型インシグニア CM動画(約30秒)

 

ハイライト

エクステリア

スタイリッシュさに磨きがかかりました

インシグニア グランドスポーツ(リア)

インシグニア グランドスポーツ(リア)

英国仕様のインシグニアに設定されるボディタイプは2種類。新たにグランドスポーツと名付けられた5ドアハッチバックと、ステーションワゴンのスポーツツアラーです。スポーツツアラーには、近年流行しているクロスオーバー風の装飾がされたカントリーツアラーもラインナップされています。

エクステリアはシャープなラインを含めたグラマラスなデザイン処理が魅力で、特にグランドスポーツの流麗なルーフラインは、まるでクーペのような美しさです。

インシグニア グランドスポーツ(サイド)

インシグニア グランドスポーツ(サイド)

インシグニア スポーツツアラー(サイド)

インシグニア スポーツツアラー(サイド)

そして、インテリクス・ヘッドライトと呼ばれるシャープなデザインのLEDライトは、その鋭い眼光が印象的です。これは、オペルが2013年に参考出品したスタディモデル「モンツァコンセプト」をモチーフにしています。

インシグニア スポーツツアラー(リア)

インシグニア スポーツツアラー(リア)

オペル モンツァコンセプト(2013年)

オペル モンツァコンセプト(2013年)

 

インテリア

ウイークポイントをしっかり改善した上質なインテリア

インシグニアのインテリア

インシグニアのインテリア

インフォメーションディスプレイを中心になだらかな曲線を描くインパネは、スタイリッシュかつ機能的にまとまっています。ダッシュボード上部やセンターコンソール、ドアなどユーザーが触れる場所にソフトな樹脂素材を使用し、エクステリアと合わせて上質な仕上がりです。

92mm延ばされたホイールベースを活かし、ウイークポイントのひとつであった後席の居住性を改善しています。また、先代でも好評だった広いラッゲージスペースは、グランドスポーツで1,450L、ステーションワゴンのスポーツツアラーは1,665Lと納得の大容量です。

後席の居住性が改善されました

後席の居住性が改善されました

広いラゲッジスペース(グランドスポーツは1450L)

広いラゲッジスペース(グランドスポーツは1450L)

ボクスホール 新型インシグニア インテリア紹介動画(約1分30秒)

 

パワートレイン

ecoTECターボ/ディーゼルをそれぞれ設定

1.5L ecoTECターボエンジン

1.5L ecoTECターボエンジン

パワートレインは、ガソリンとディーゼルが設定されてます。(★はグランドスポーツのみに設定)

●ガソリンエンジン

排気量とチューニングの違いで3種類が設定されています。

  • 直列4気筒 1.5L ecoTECターボ 140PS
  • 直列4気筒 1.5L ターボ 165PS
  • 直列4気筒 2.0L ターボ 260PS

●ディーゼルエンジン

こちらも排気量とチューニングの違いで3種類が設定されています。

  • 直列4気筒 1.6L ecoTECディーゼルターボ 110PS(★)
  • 直列4気筒 1.6L ecoTECディーゼルターボ 136PS(★)
  • 直列4気筒 2.0L BlueInjectionディーゼルターボ 170PS

トランスミッションは6MTのほかに、6ATや、8ATも設定されています。

 

サスペンション

好評のFLEXRIDEは引き続き設定

サスペンションは、フロント:マクファーソンストラット、リア:マルチリンク(FFモデルは4リンク/AWDモデルは5リンク)の組み合わせ。駆動方式は基本FFですが、ガソリンの2.0LターボモデルのみAWDモデルが設定されます。

そして、先代でも好評であった電子制御の可変ダンパー「FLEXRIDE」は引き続き設定されています。「Normal」「Tour」「Sport」の3つのドライビングモードが用意されているだけでなく、マルチインフォメーションディスプレイから更に細かなカスタマイズが可能。あらゆる路面で最適な乗り心地を提供します。

 

参考スペック

ボクスホール インシグニア グランドスポーツ SRi 1.5 Manual


寸 法 ▶︎全長×全幅×全高=4,897×1,863×1,455mm
     ホイールベース:2,829mm トレッド前/後 - x -mm
エンジン▶︎水冷ガソリン 直列4気筒 DOHC フロント横置 直噴ターボ
     1,490cc - mm x – mm - :1 103kW/5600rpm 250Nm/2000-4100rpm 
駆動方式▶︎FF  6段MT
懸架装置▶︎前:マクファーソンストラット
    ▶︎後:マルチリンク
ブレーキ▶︎前:ベンチレーテッドディスク 後:ディスク
タイヤ ▶︎前:225/55R17 後:225/55R17
燃料容量▶︎60L 車両重量▶︎1,428kg 最高速度▶︎209km/h 0-100km/h加速▶︎9.3秒
燃 費 ▶︎16.9km/L(欧州複合基準)-m/L(JC08モード日本仕様参考値) 
価 格 ▶︎19,285ポンド(イギリス仕様車)

※その他の仕様のスペック詳細はカタログ情報(リンク)をご覧ください

 

ライバルモデル

Dセグメントクラスのライバルとして、シュコダ シュパーブと、ルノータリスマンを挙げます。

シュコダ シュパーブ

シュコダ シュパーブ

シュパーブはシュコダのフラッグシップモデルです。ボディタイプに5ドアとステーションワゴンがあることや、シュコダ自体がプレミアムな方向にシフトしようとしていることなど類似点が多く、インシグニアと真っ向から対峙するモデルです。アウディにも劣らない質感の高さ、走りの安定感、ラゲッジの使い勝手の良さなど、どの項目高いレベルにありますが、インシグニアと比べて全般的に高価です。

 

デザインの方向性はエスパスなどと共通

ルノー タリスマン

タリスマンはルノーのフラッグシップモデルです。4ドアセダンとステーションワゴンがあり、ダウンサイジングターボとクリーンディーゼルエンジンをラインナップしています。フランス車のなかでは大柄なモデルですが、同グループの日産自動車の技術を導入した走りの良さや、InitialParisグレードの色気や存在感が魅力的です。

 

バイヤーズガイド

自動車はモデルチェンジの度に価格が上がる傾向がありますが、今回インシグニアは旧型モデルと比べて価格を引き下げています。例えば量販グレードの価格は、Cセグメントのフォルクスワーゲン ゴルフに近い価格です。内容は先代より洗練されていながらの値下げですから、大きな魅力と言えます。

グレードは、ベーシックなDESIGNから、プレミアムなELITEまでありますが、選ぶならベーシックモデルに近い、SRiのガソリン1.5L ecoTECターボの6MTをおすすめします。本来ならプレミアムグレードをおすすめすべきかも知れませんが、ベーシックな1.5L ecoTECエンジンと6MTトランスミッションのそれぞれスイートなフィーリングは魅力的で、ぜひ味わっていだだきたい組み合わせです。ベーシックグレードがよくできているということは、インシグニアが良いクルマの証拠と言えるでしょう。

そして現在、VXRのようなスポーツモデルはありませんが、スポーティな装いのモデルをご希望の方には、VXRパックがオプションで用意されています。SRiにも設定可能ですので、こちらも合わせておすすめします。

今後PSAグループ入りするボクスホール/オペル。今後リリースされるクルマがどのように変化するかはわかりませんが、PSAグループ入りする前、最後の純血モデルとして新型インシグニアを選択してみるのも面白いかもしれません。

ボクスホール 新型インシグニア CM動画(約15秒)

 

2017年現在の新型インシグニアの日本仕様と今後の導入予想

ボクスホール自体が1970年代以降、日本に正規輸入された実績がないのに加え、オペルも日本市場撤退から10年が経っています。オペルがPSAグループ入りしたことで、今後日本市場に対してどのような動きがあるか未定ですが、現時点でインシグニアが正規輸入で再上陸する可能性は低いと考えられます。

 

並行輸入という選択肢

日本市場には正規輸入されていない新型インシグニアですが、並行輸入を行えば日本で所有することができます。

一例としてコアカーズを運営する並行輸入者販売店のYMワークスでは、最新の為替レートを反映したボクスホール インシグニア グランドスポーツ 1.5 SRi manualモデルと、同 1.5 design manualモデルの乗り出し価格を案内しています。下記表では最新の為替レートに基づいた価格を表示しています。

  • 車名
  • 2年保証付き
    国内乗り出し価格目安

  • (税込・諸費用込)

  • (税込・諸費用込)

国内乗り出し価格目安は、ご覧の時点での為替レートにて算出しております。 金額が表示されない場合は、しばらく経ってから再度アクセスをお願いします。

また並行輸入に関しては、関連記事も併せてご覧ください。

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車両詳細画像ギャラリー

 

関連リンク

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※本記事は2017年7月27日時点の情報を元に作成しております。最新の情報に関しては直接ご連絡にてご確認ください。また、記載情報の誤りがある場合はお知らせください。

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