ボクスホール ザフィーラツアラーを解説、日本導入の可能性や並行輸入車の価格情報も掲載。

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ボクスホール ザフィーラツアラー

日本市場撤退から10年以上経ち、路上で見かける機会も減りつつあるオペル(ボクスホール)ですが、欧州市場での販売は依然順調で、日本市場に入ってこないのが勿体ないと思える魅力的なモデルがいくつもあります。

今回は、かつて日本でも人気を得たザフィーラの最新モデル、ザフィーラツアラーを解説します。また、並行輸入の情報についても掲載します。

モデルの概要

オペル シントラ(1996年)

オペル シントラ(1996年)

ボクスホール/オペルザフィーラは、ミドルサイズの3列シートミニバンです。

ザフィーラ以前に、オペル初めてのミニバン「シントラ」がありました。1996年にデビューしたシントラは、同じGMグループのシボレーやオールズモビルとボディを共有したため大柄で、さらにアメリカで生産された際の品質問題などから、欧州市場で良い評判を得られず、早々に販売を終了した経緯があります。

そんなシントラでの経験を元に、アストラをベースに開発されたのが、1998年にデビューした初代ザフィーラ(ザフィーラA)です。コンパクトなボディサイズと優れた製造品質から、ザフィーラAは欧州市場でヒットしました。

ボクスホール ザフィーラ(A)(1998年)

ボクスホール ザフィーラ(A)(1998年)

スバル トラヴィック(2001年)

スバル トラヴィック(2001年)

ザフィーラAは、日本市場にもオペルブランドで導入されました。また、兄弟車としてスバル トラヴィックの存在があります。当時GMグループに属していたスバルが、タイ工場で生産したザフィーラの足回りに独自のチューニングを施し、スバルブランドで販売したモデルです。2001年にデビューしたトラヴィックは、パワフルな2.2Lエンジン(ザフィーラは1.8L)を積みつつも、ザフィーラより手頃な価格設定がされ、スバルユーザーだけでなく、欧州車ファンからも一定の支持を得ました。

2005年にデビューした2代目モデルのザフィーラBも日本市場に導入されました。初代に比べ質感が向上し、ミニバンが人気の日本市場でも好意的に受け入れられました。しかし、2006年にオペルが日本市場から撤退することに伴い販売を終了。日本での販売期間は1年少々しかなく、販売台数は相当少なかったようです。

ボクスホール ザフィーラ(B)(2005年)

ボクスホール ザフィーラ(B)(2005年)

ボクスホール ザフィーラツアラー(C)(2011年:初期型モデル)

ボクスホール ザフィーラツアラー(C)(2011年:初期型モデル)

現行モデルとなる3代目のザフィーラCは、2011年のジュネーブモータショーでザフィーラツアラーコンセプトとして参考出品され、市販モデルは同年のフランクフルトモーターショーで発表されました。そして同年に欧州市場で販売開始され、車名が「ザフィーラツアラー」に変更されました。ボディが大型化されたこともあり、旧型のザフィーラBが「ザフィーラファミリー」の名前で2014年まで併売されています。

ザフィーラツアラーは、アストラJをベースにし、GM DeltaIIプラットフォームを使用しています。また、ほかのオペル車と同じくイギリスではボクスホールブランドで販売されています。

ボクスホール ザフィーラツアラー インテリジェントセーフティ紹介動画(約1分40秒)

 

ハイライト

エクステリア

マイナーチェンジで精悍なデザインに

ボディサイズは 全長4,666mm×全幅1,884mm×全高1,685mmと、ザフィーラBと比べて大きくなりました。このサイズは前述のシントラに近いものです。

最近のボクスホール/オペル車らしい、曲線を活かしたグラマラスで有機的なエクステリアデザインが印象的です。2016年のマイナーチェンジでは、少々アクの強かったフロントセクションを、アストラやインシグニアのようにシャープなデザインに変更しました。新たに採用された「SMART LIGHTS」と呼ばれるLEDヘッドライトも、マイナーチェンジで生まれ変わったデザインの精悍さに寄与しています。

ボクスホール ザフィーラツアラー

ボクスホール ザフィーラツアラー

ボクスホール ザフィーラツアラー

ボクスホール ザフィーラツアラー

ボディカラーは12色から選べます。落ち着いたダーク系カラーがメインですが、鮮やかなレッドも用意されています。

 

インテリア

3列目シートも十分な広さを確保

マイナーチェンジでインパネのデザインも変更され、アストラに近いものになりました。向上した質感はライバルに対してのアドバンテージになっています。トリムはベーシックなファブリックから、上級グレードのフルレザーまで色調にも富んだ5種類が設定されています。

ボクスホール ザフィーラツアラー(インテリア)

ボクスホール ザフィーラツアラー(インテリア)

2列目中央シートを倒せばキャプテンシートのようにもなる

2列目中央シートを倒せばキャプテンシートのようにもなる

このクラスのミニバンは3列目シートが小さく狭くなりがちですが、ザフィーラツアラーは3列目シートに大人二人が座っても、しっかり実用となる空間を確保しています。

FLEX7と名付けられた7人乗りシートは、3列目をボタンひとつで床下格納できるのをはじめ、片側シートを倒して長尺の荷物を積んだり、二列目中央シートを畳んでキャプテンシートのようにできるなど、機能性の高さが魅力です。メーカーは、ザフィーラツアラーのコンセプトを「ラウンジ オン ホイール」と発表しています。その名のとおり、ラウンジのような質感とくつろぎを、しっかり実現しているようです。

ボクスホール ザフィーラツアラー FLEX7シート紹介動画(約1分30秒)

 

パワートレイン

魅力的な3種類のエンジンを用意

低燃費のecoTECエンジン

低燃費のecoTECエンジン

エンジンは、ガソリンとディーゼルの両方が設定されています。

●ガソリンエンジン

  • 直列4気筒 1.4L ecoTECターボ 140PS

1.4Lのダウンサイジングターボエンジンは、大きなボディに対しても十分なパワーを発揮します。

●ディーゼルエンジン

  • 直列4気筒 1.6L CDTi ecoTEC BlueInjection ディーゼルターボ 140PS
  • 直列4気筒 2.0L CDTi ecoTEC BlueInjection ディーゼルターボ 170PS

モデル途中で追加になった1.6L ecoTEC BlueInjectionエンジンは、ボクスホール/オペル史上最もクリーンなエンジンで、静かで低振動との評価を得ています。

トランスミッションは6速MTが基本ですが、ガソリンと2.0Lディーゼルには6速ATも用意されています。

 

サスペンションと足回り

秀逸なサスペンションチューニング

フロントにマクファーソン・ストラット、リアはマルチリンクを採用しています。イギリスで多く見かけるスピードバンプ(スピード抑止のための段差)などの路面の凹凸もスムーズにクリアします。

辛口で有名な元TopGear司会者、ジェレミー・クラークソンがザフィーラツアラーを高く評価していることからも、実力の片鱗が伺えます。

高い評価を受ける走行性能もザフィーラツアラーの魅力

高い評価を受ける走行性能もザフィーラツアラーの魅力

参考スペック

ボクスホール ザフィーラ・ツアラー SRi 1.4i Turbo Auto


寸 法 ▶︎全長×全幅×全高=4,666×1,884×1,685mm
     ホイールベース:2,760mm トレッド前/後 1,584 x 1,588mm
エンジン▶︎水冷ガソリン 直列4気筒 DOHC フロント横置 直噴ターボ
     1,364cc 72.5 mm x 82.6 mm 9.5 :1 103kW/4900-6000rpm 200Nm/1850-4900rpm 
駆動方式▶︎FF  6段AT
懸架装置▶︎前:マクファーソンストラット
    ▶︎後:マルチリンク
ブレーキ▶︎前:ベンチレーテッドディスク 後:ディスク
タイヤ ▶︎前:235/45R18 後:235/45R18
燃料容量▶︎58L 車両重量▶︎1,428kg 最高速度▶︎195km/h 0-100km/h加速▶︎10.2秒
燃 費 ▶︎14.4km/L(欧州複合基準)-m/L(JC08モード日本仕様参考値) 
価 格 ▶︎20,383ポンド(イギリス仕様車)

※その他の仕様のスペック詳細はカタログ情報(リンク)をご覧ください

 

ライバルモデル

フォルクスワーゲン シャランとフォード S-MAXの2台を挙げます。

フォルクスワーゲン シャラン

フォルクスワーゲン シャラン

フォルクスワーゲンのミドルクラスミニバンには、トゥーラン(日本ではゴルフ・トゥーラン)とシャランがありますが、ザフィーラツアラーにサイズが近いのはシャランです。フォルクスワーゲンらしい質実剛健な作りや、TSIエンジンの燃費の良さが魅力ですが、モジュラー設計ではない旧世代のプラットフォームを使用しており、フルモデルチェンジはそう遠くないかも知れません。

 

フォード S-MAX タイタニアム

フォード S-MAX

フォードにはミドルサイズのミニバンとしてC-MAX/グランドC-MAXもありますが、サイズ的にザフィーラツアラーに近いのはS-MAXでしょう。欧州フォード車ならではの走りの良さはミニバンでも健在。低燃費なエンジンだけでなく、ツインターボを積むハイパワーなモデルもラインナップされており、ドライビングを楽しめる点が魅力です。

 

走りの楽しいラージミニバン フォード S-MAXを徹底解説。日本未導入仕様で並行輸入します。

「ユーティリティに優れた」「走りの楽しい」「ラージミニバン」この3つの要素、一見それぞれ相反するもののように感じるかと思います。日本では大人気のミニバン。国産車でもさまざまな車種がラインナップされてい...

バイヤーズガイド

ザフィーラツアラーには、ベーシックなDESIGNから最上級グレードのELITEまで6グレードが設定されています。もっともベーシックなDESIGNでも17インチアロイホイール、デジタルオーディオ、6エアバッグ、クルーズコントロールなど装備は充実しており、それでいて20,000ポンドを下回るリーズナブルな価格設定は魅力です。

ザフィーラツアラーを選ぶなら、SRiのガソリン1.4iターボにATの組み合わせをおすすめします。SRiは走りも楽しめるザフィーラツアラーのキャラクターに合わせ、18インチアルミホイールやスポーツシートなどスポーティなアイテムを装備したグレードです。エンジンは評判のCDTi ecoTECディーゼルもいいですが、1.4Lガソリンモデルは本体価格が安く、日本の自動車税の面で有利なことも魅力です。さらに2ペダルも選択できます。

ボクスホールのモデルには走りを極めたVXRレンジがありますが、残念ながらザフィーラツアラーには設定されていません。しかし、オプションで専用フロント/リアスポイラーや、サイドシルがセットになった「VXRスタリングパック」が用意されていますので、スポーティなスタイルが好みならおすすめです。

ボクスホール ザフィーラツアラー

ボクスホール ザフィーラツアラー

 

2017年現在のザフィーラツアラーの日本仕様と今後の導入予想

走りもユーティリティも優れたザフィーラツアラーは、ミニバン大国の日本でも支持を得られそうなモデルです。しかし、オペルは日本市場から撤退しており、ほかのボクスホール/オペル車と同じくザフィーラツアラーが再導入される可能性は少ないでしょう。

 

並行輸入という選択肢

日本市場には正規輸入されていないザフィーラツアラーですが、並行輸入を行えば日本で所有することができます。

一例としてコアカーズを運営する並行輸入者販売店のYMワークスでは、最新の為替レートを反映したボクスホール ザフィーラ・ツアラー SRi 1.4i Turbo Autoモデルの乗り出し価格を案内しています。下記表では最新の為替レートに基づいた価格を表示しています。

  • 車名
  • 2年保証付き
    国内乗り出し価格目安

  • (税込・諸費用込)

国内乗り出し価格目安は、ご覧の時点での為替レートにて算出しております。 金額が表示されない場合は、しばらく経ってから再度アクセスをお願いします。

また並行輸入に関しては、関連記事も併せてご覧ください。

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※本記事は2017年8月25日時点の情報を元に作成しております。最新の情報に関しては直接ご連絡にてご確認ください。また、記載情報の誤りがある場合はお知らせください。

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