ランドローバー ディスカバリースポーツを解説、日本未導入のイギリス本国仕様や並行輸入の情報も掲載

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ランドローバー ディスカバリースポーツ

ランドローバー ディスカバリースポーツは、2014年10月にデビューしたランドローバーのコンパクトSUVです。日本にも導入されているディスカバリースポーツですが、イギリス本国仕様には日本未導入の仕様がいくつも存在します。それらをこの記事でご紹介するとともに、並行輸入する方法についても触れていきます。

モデル概要

ランドローバー ディスカバリースポーツは、横置きFFエンジンのプラットフォームを採用したレンジローバー イヴォークと設計を共有しています。ディスカバリーの名が入っていますが、縦置きエンジンの現行ディスカバリー(ディスコ5)とは基本設計が全く異なります。ランドローバーとしてはコンパクトなサイズながら、5+2の7人乗り(3列目は補助席の意味合いが強い)を選べるのが特徴です。

プラットフォームを共有する レンジローバー イヴォーク

設計を共有する レンジローバー イヴォーク

ランドローバー ディスカバリースポーツ

ランドローバー ディスカバリースポーツ

現在日本で販売されているのは「PURE」「SE」「HSE」「HSE LUXURY」の4グレードで、それぞれ5人乗り・7人乗りを選べるようになっています。エンジンは2.0L TD4 ディーゼル(180ps)と2.0L Si4 ガソリン(240ps)の2種類で、駆動方式はすべて4WD、トランスミッションは9速ATとなっています。

イギリス本国では、上記に「SE TECH」「HSE BLACK」「HSE DYNAMIC LUX」の3つを加えた全7グレード、ディーゼルに150psと240ps、ガソリンに290psを加えた全5種類のエンジン、そして一部のエンジンではFF(前輪駆動)やマニュアルトランスミッション(MT)も用意され、ユーザーの多様な好みに応えられるようになっています。

ハイライト

エクステリア

先進性と実用性を併せ持ったスタイリッシュな外観

レンジローバー イヴォークの先鋭的な外観と比較すると、ランドローバー ディスカバリースポーツのエクステリアは実用性をより考慮したものと言えるでしょう。イヴォークが5ドアを中心に3ドアクーペやコンバーチブルモデルを用意しているのに対し、ディスカバリースポーツは5ドアのみ、ボディサイズもディスカバリースポーツの方が全長で255mm、ホイールベースで80mm長く、サイドやリアのガラスエリアを大きくとっているため視界も良好です。

イギリス仕様のグレードによる外観の主な違いをご紹介すると、PURE~SE TECHは18インチ、HSEは19インチ、HSE BLACK~HSE DYNAMIC LUXは20インチのアルミホイールが標準です。HSE BLACKとHSE DYNAMIC LUXはグロスブラック塗装された5スプリットのスポーティなホイールとなります。またHSE BLACKはルーフのカラーがブラックに、HSE LUXURYとHSE DYNAMIC LUXはボディ同色かブラックを選ぶことができ、そのほかのグレードはボディ同色です。HSE以上のグレードはパノラミックルーフが標準となります。ヘッドライトはPURE~SE TECHがハロゲン、HSE以上はLEDシグネチャー付きキセノンとなります。このほかに前後スカッフプレートやサイドミラー、フロントグリルのカラーが異なるほか、HSE DYNAMIC LUXのガソリン290ps仕様は前後バンパーのデザインが異なり、アグレッシブな雰囲気となっています。

ランドローバー ディスカバリースポーツ

ランドローバー ディスカバリースポーツ

ランドローバー ディスカバリースポーツ

ランドローバー ディスカバリースポーツ

インテリア

近年のランドローバーに見られる上質で使い勝手の良いインテリア

インテリアはランドローバーらしい水平基調のシンプルなデザインですが、素材の良さと緻密な仕上げで上質な雰囲気を演出しています。ATのセレクターは、レバーではなく左からP/R/N/D/Sと並ぶダイヤル式。イグニッションONと同時に自動で持ち上がるこのダイヤルのおかげでセンターコンソールがすっきりしています。後席の居住空間は170cm台の大人4名が乗車しても膝先に握りこぶし2つ分の余裕があるほど。3列目はさずがに狭いですが、短時間の移動なら十分こなせます。

イギリス仕様の場合、150psのディーゼルエンジン搭載車は5人乗りのみで、その他のエンジンではすべて標準で+2シートが装備されますが、5人乗りを選択することもできます。PURE、SE、SE TECHはレザーとファブリックのコンビシート、HSEとHSE BLACKはグレインレザー、HSE LUXURYとHSE DYNAMIC LUXがウインザーレザーのシートとなります。ウインザーレザー仕様はヒーター&クーラーとメモリー機能の付いた12way電動フロントシート、リアシートにもヒーターが付きます。エアコンはPUREがマニュアル、SEとSE TECHが2ゾーン、HSE以上はキャビンまで含めたクライメートコントロール付きのオートエアコンとなります。荷室容量は5+2のフル乗車時が194L、サードシートを使わない時が981L、後席をすべて倒すと1,698Lと必要に応じたスペースを確保することが可能です。

ランドローバー ディスカバリースポーツ インテリア

ランドローバー ディスカバリースポーツ インテリア

ランドローバー ディスカバリースポーツ インテリア

ランドローバー ディスカバリースポーツ インテリア

パワートレイン

日本未導入のハイパワーエンジン2種が存在

日本に導入されていないディスカバリースポーツの仕様は、eD4(150ps/2WD・MTのみ)、TD4(150ps/4WD・MTのみ)、TD4(180ps/4WD・MT)、SD4(240ps/4WD・AT)のディーゼル4種、Si4(290ps/4WD・AT)のガソリン1種、計5種類(排気量はすべて2.0L)。このうち180psのTD4は、オートマが日本に導入されています。

150psのeD4と組み合わされるのは、6速MTとFFのみで、テレインレスポンスやヒルディセント・コントロールなどオフロードで活用できる機能は装備されません。パワー/トルクは150ps/380Nm、欧州複合基準の燃費は25.6km/Lと経済性を重視した仕様です。150psのTD4は、パワー/トルクこそeD4と同じ150ps/380Nmですが、インジニウムと呼ばれるランドローバーの新世代エンジンとなっています。180ps仕様との違いはターボの過給圧で、より経済性に重きを置いたエンジンと言えるでしょう。

SD4はツインターボで過給することで240ps/500Nmを発揮するディーゼルエンジンのトップエンドとなります。ガソリンのトップエンドである290psのSi4は、過給システムの見直しにより1,500回転で400Nmの最大トルクを発揮します。

AT車に搭載されるのは9速オートマチックトランスミッションで、1速をウルトラローギア化することで低グリップ時や牽引時のコントロール性を向上。同時にトップギアをハイギア化して高速巡航時の燃費向上と騒音の抑制を図っています。中間ギアはクロスレシオで非常に滑らかな変速が特徴です。テレインレスポンスは4WD全車に標準。過酷な条件下において一定速度(1.8km/h~30km/h)で走行できるATPC(オールテレイン・プログレス・コントロール)は、SD4とSi4(240ps・290ps)に標準装備となります。

ランドローバー ディスカバリースポーツ エンジンルーム

ランドローバー ディスカバリースポーツ エンジンルーム

サスペンション

オン・オフともに乗り心地と走破性を高い次元で両立

ランドローバー ディスカバリースポーツの足回りは、フロントがストラット、リアがインテグラルリンクです。フロントのストラットには、大きな段差などで生じた衝撃による入力に対処するための油圧式リバウンドストッパーが取り付けられ、オンロード・オフロードいずれも安定性を保ちます。リアはマルチリンクを発展させたディスカバリースポーツ専用設計。前後左右の剛性を高めると同時にコンパクトな形状とすることで、室内スペースを広げることに成功しています。

4輪のトルク配分を走行条件に合わせて常にモニタリングし最適化するトルクベクタリングや、急勾配の下り坂で4輪個別にブレーキをかけながら一定の速度を維持して車の姿勢を保つヒルディセント・コントロールはeD4エンジン搭載車以外に全車標準装備。オプションのアダプティブ・ダイナミクスは、車両の動きを1秒間に1,000回以上モニタリングし、MagneRideダンパーが最適な減衰力を瞬時に提供することでフラットで安定した乗り心地を実現します(HSE以上のTD4/180ps・SD4・Si4に装着可能)。

ディスカバリースポーツは本格的なオフロード性能も持ち合わせる

ディスカバリースポーツは本格的なオフロード性能も持ち合わせる

参考スペック

ランドローバー ディスカバリースポーツ HSE DYNAMIC LUX 2.0L Si4 9速AT(290ps)


寸    法  ▶︎全長x全幅x全高 = 4,599 x 1,895 x 1,724 mm
             ホイールベース:2,741mm    トレッド:前/後 1,621 mm/ 1,630 mm
エンジン▶︎2.0L 直列4気筒ガソリンターボ
     1,997cc 290ps/5,500rpm    400Nm/1,500rpm
駆動方式▶︎4WD(四輪駆動)9速ATオートマチックトランスミッション
懸架装置▶︎前:ストラット
             後:インテグラルリンク
ブレーキ▶︎前:ベンチレーテッドディスク    後:ディスク
タイヤ   ▶︎前:245/45 R20    後:245/45 R20
燃料容量▶︎68.5L    車両重量:1,947kg    最高速度:217km/h    0-96km/h加速:6.5 秒
燃    費  ▶︎14.3km/L(欧州複合基準) -m/L(JC08モード日本仕様参考値)
価    格  ▶︎49,395ポンド(イギリス仕様車)

※その他の仕様のスペック詳細はカタログ情報(関連リンク)をご覧ください

 

ライバルモデル

ランドローバー ディスカバリースポーツとコンセプトが近いライバル車には、ジープ チェロキーやフォード クーガ、7人乗りSUVとしてプジョー 5008などが挙げられます。

ジープ チェロキー

ジープ チェロキー

XJ型のジープ チェロキーは角ばった武骨なイメージでしたが、現行チェロキーはスタイルを一新しインテリアも上質です。日本ではLIMITEDとTRAILHAWKの2グレード・3.2L V6ガソリン4WDのみの設定ですが、イギリス仕様は2.0Lと2.2LのターボディーゼルやFFもあり、グレードはLIMITED、LONGITUDE+、OVERLAND、TRAILHAWKと4グレード構成です。JEEP ACTIVE DRIVEと呼ばれる4WDシステムで悪路走破性を高めています。

 

フォード クーガはFFのフォーカスをベースにしたクロスオーバーSUVです。2代目後期に当たる現行型は、4WDとFF、2.0Lのターボディーゼル、1.5Lと2.0Lのガソリンターボが用意されています。全長は4,540mmでディスカバリースポーツよりひと回りコンパクト。本格的なオフロード志向ではなく、街乗り重視で高い経済性と使い勝手を両立したSUVです。

フォード クーガを徹底解説。イギリス仕様、右ハンドルで並行輸入します。

セダンやハッチバックといった乗用車のプラットフォームをベースとしたクロスオーバーSUVは、日本のみならず世界的に人気のカテゴリです。それだけにあらゆるメーカーが様々な特色を持った車種をラインナップして...

プジョー 5008の初代モデルはミニバンでしたが、現行型となる2代目モデルからクロスオーバーSUVにスタイルを一新しました。FFのみの設定で、ガソリン2種、ディーゼル3種のエンジンがラインナップされています。ディスカバリースポーツと同じく+2シートを備えた7人乗りで、プジョーらしいスタイリッシュな内外装が魅力です。路面状況に応じて4モード切替が可能な最新のトラクションコントロールシステム「グリップコントロール」を採用し、安全で安定したドライブを楽しめます。

プジョー 5008を徹底解説。SUVへと変貌を遂げた最新モデルを並行輸入します。

近年、乗用車をベースにしたクロスオーバーSUVの人気は凄まじいものがあり、世界中のメーカーが続々とニューモデルを投入しています。その中で、今回はプジョー 5008をご紹介します。 プジョーが所属する...

このほかにも、オンロード性能をより重視する場合にはメルセデスベンツ GLC、BMW X3、アウディ Q5などのドイツ勢もあります。これらのライバルと比較して、ランドローバー ディスカバリースポーツは、本格オフロード性能とミニバンの要素を併せ持つ希少なモデルと言えます。いざという時に7人乗れることや後席の居住性はファミリーユースにも適していますし、ランドローバーの4WDシステムは他の追随を許さない領域に達し、最大600mmの渡河性能を含め抜群のオフロード性能を誇ります。アウトドアの趣味をお持ちで多人数乗車可能の上質な車をお探しの方にうってつけの1台です。

バイヤーズガイド

日本で手に入らないランドローバー ディスカバリースポーツなら、HSE DYNAMIC LUX Si4 290ps仕様をおすすめします。この2.0Lガソリンターボエンジンは、4.0L NAエンジンと同等以上の400Nmという最大トルクを1,500回転で発揮しますので、2トン近い車重を感じさせないパワフルな走りを味わえます。大開口のエアインテークを備えた専用フロントバンパー、ブラックアウトされたフロントグリル、ブラックの20インチホイールなど非常に精悍な外観です。内装もウインザーレザー仕様で文句なく上質。もちろん最高峰の悪路走破性は一切犠牲になっていません。

このほかに、ディスカバリースポーツを本格クロカンとして使いたい方には、2.0L ディーゼルのTD4/150ps/4WDの6速マニュアル仕様もおすすめです。このサイズのMT車は日本でまず見かけませんし、マニュアルならではのダイレクト感溢れるドライビングが楽しめるでしょう。この仕様はSE、SE TECH、HSEで選ぶことができます。

日本未導入の HSE DYNAMIC LUX Si4 はパワフルな動力性能が魅力

日本未導入の HSE DYNAMIC LUX Si4 はパワフルな動力性能が魅力

2018年現在のランドローバー ディスカバリースポーツ イギリス仕様の日本導入の可能性

日本における現在のランドローバーは、ラグジュアリーSUVブランドの路線で展開していますので、まずMT仕様の導入は考え辛いでしょう。ガソリンとディーゼルのハイパワーモデルについては、例えば価格帯が上のディスカバリーとパワーが拮抗してしまい差別化が難しくなります。これらの理由から、本記事でご紹介したイギリス本国仕様が日本に導入される可能性は限りなく低いと思われます。

並行輸入という選択肢

日本市場に正規輸入されていないモデルも、並行輸入を行えば日本で所有できます。一例としてコアカーズを運営する並行輸入車販売店のYMワークスでは、最新の為替レートを反映したランドローバー ディスカバリースポーツ HSE DYNAMIC LUX 2.0L Si4(290ps – 9速AT)の乗り出し価格を案内しています。下記表では最新の為替レートに基づいた価格を表示しています。

  • 車名
  • 2年保証付き
    国内乗り出し価格目安

  • (税込・諸費用込)

国内乗り出し価格目安は、ご覧の時点での為替レートにて算出しております。 金額が表示されない場合は、しばらく経ってから再度アクセスをお願いします。

また並行輸入に関しては、関連記事も併せてご覧ください。

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関連リンク

現地法人公式サイト・コンフィギュレーター

ランドローバー 英国 ディスカバリースポーツ オフィシャルサイト(LANDROVER UK DISCOVERY SPORT)
ランドローバー 英国 ディスカバリースポーツ コンフィギュレーター(LANDROVER UK DISCOVERY SPORT)

※本記事は2018年1月16日時点の情報を元に作成しております。最新の情報に関しては直接ご連絡にてご確認ください。また、記載情報の誤りがある場合はお知らせください。

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