フォルクスワーゲン キャディ ライフ(Volkswagen Caddy Life)は、Cセグメントに属するコンパクトMPVです。
キャディ ライフのベースとなるのは商用車「キャディ」の3代目モデルです。3代目キャディは程よいサイズ感と使い勝手の良さが支持され、2004年から2015年までの11年間で、シリーズ通算150万台を販売するベストセラーモデルとなりました。そして2015年に、デザインを最新のフォルクスワーゲン各車種と揃えるビッグマイナーチェンジを受け、4代目と呼べる新世代へ移行しています。
今回は、使い勝手がよく魅力的なポイントの多いモデルにもかかわらず、日本へは一度も正規輸入されたことのないキャディ ライフと、その7人乗り仕様のキャディ マキシ ライフ(Caddy Maxi Life)を徹底解説します。さらに磨きをかけた新型キャディ ライフ/キャディ マキシ ライフを、英国仕様の右ハンドルで並行輸入してみませんか?
この記事の目次
フルクスワーゲン キャディ ライフの歴史と特徴
キャディ ライフのベースとなるキャディは、1979年の初代が当時のゴルフをベースにしたピックアップトラック、1996年の2代目が当時のポロをベースにした運転席と荷室の間に段差があるフルゴネット、そして2004年の3代目でルノー カングーのような一体のフォルムを持つ専用ボディの新世代のフルゴネットへと、時代にあわせてその姿を変化させてきました。プラットフォームは、ゴルフVと同じA5(PQ35)プラットフォームが採用され、初代同様のCセグメントに回帰しています。そんな3代目の広い室内空間を活かして、乗用車仕様として仕立てられたのが、キャディ ライフです。
以来設計を変更しながらキャディ ライフは販売が続けられており、2016年秋には丸12年を迎えます。ここではそんなキャディ ライフの歴史に絞って簡単にご紹介します。その歴史は、まさに2000年代における「VW乗用車デザイン言語変遷の歴史」とも言えます。
2004年発売当時のキャディ ライフのエクステリアは、同時期のゴルフVよりも、その先代のゴルフIV世代のデザイン言語に基づいたものです。そしてフロントマスクからフロントドアにかけては、ゴルフVに先行して2003年に登場した初代トゥーラン(前期型)のものを、ほぼそのまま流用していました。
このように書くと、いかにもキャディが突貫工事で急造開発されたような印象を受けますが、初代トゥーランは2003年2月、3代目キャディは2004年10月にデビューしていますから、初代トゥーランとキャディ/キャディ ライフは、トゥーランがやや先行しつつも、同時に開発されていたと考えるのが妥当です。
つまりキャディ/キャディ ライフの設計では、ミニバンである初代トゥーランをベースにフロントドアまでをほぼそのまま使用し、専用設計とした荷室部分をドッキングさせ、商用・乗用の両方の用途に対応できるモデルとして開発されたという見方が正しいと思われます。これは言うほど簡単なことではなく、拡張性と汎用性に優れたプラットフォームと、それを自在に使いこなすフォルクスワーゲンの開発力の高さを裏付けるものです。
登場から6年が経過した2010年には、最初のフェイスリフトを実施。ゴルフVIなどと共通言語を持つ、後期型トゥーランと同じフロントマスクを採用し、デザイン世代的に約2世代分取り残されていたキャディ・ライフもグッと新鮮さが増しました。
そして2015年にはより盤石なポジションを確立するために、再度のフェイスリフトを実施。ゴルフVIIなどと同じ方向性のデザインとなっています。さらに今回はインテリアも変更されたビッグマイナーチェンジとなり、最新のMQBプラットフォームではなくA5プラットフォームベースであるとはいえ、一見すると新型車と呼べるほどの大幅なアップデートとなりました。
ゴルフやティグアンなど、乗用専用車と比較しても見劣りしないだけのデザインクオリティを手に入れたキャディ ライフは、ますます魅力に磨きがかかっています。
キャディ ライフ / キャディ マキシ ライフ TVCM(32秒)
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専用デザインで商品性を高めたエクステリア
新型キャディ ライフは、前述のとおり実質的には先代キャディの超大型フェイスリフトではあるのですが、簡単に変更できないボディ骨格を形成しているアウターボディ以外のエクステリアパーツは全て新しくデザインされており、「変えられる部分は全て刷新した」というレベルに達しています。通常のフェイスリフトの範疇を大きく超えたため、フォルクスワーゲンではベースのキャディについて「4th Generation Caddy」と称し、公式にフルモデルチェンジと同等の扱いとしています。
新型キャディ ライフのボディサイズは、全長4,408mm x 全幅1,793mm x 全高1,858mm 、ホイールベース2,682 mmと、従来からほとんど変更ありません。全高は36mm高くなっていますが、これはルーフレールが標準装備されたためで、ボディそのものの全高は同じです。取り回しの良さと積載性や居住性を考慮して、CセグメントのMPVはどのメーカーも概ねこのくらいのサイズに落ち着いています。たとえばルノー カングーの標準ボディに比べると、全長は約12cm長く、一方全幅は約4cm狭い程度で、日本国内でも使いやすいサイズと言えるかもしれません。
今回のアップデートでは、フロントのドアパネルとリアのテールゲートのデザインが変更されています。ドアパネルには、ヘッドライト外側の上部コーナーの頂点から発生した二本のショルダーラインがフロントフェンダーを経てドアパネルへと続き、リアのスライドドアの手前でそれぞれ収束する処理が施されており、面をシャープに折ることで、パネルにコントラストをつけ、フロントマスクからフェンダーにかけてあった厚ぼったさを解消する効果もあります。
そして、遂に新型からはトゥーランからの流用ではなく、キャディ/キャディ ライフ専用のフロントマスクが与えられました。キャディの顔として完全なオリジナルになっていますが、ヘッドライトやフロントグリル、フロントバンパーのエアダムに入る横一文字のクロームバーなどのデザイン処理は、商用車の上位モデルにあたるトランスポーター T6とのデザイン的な共通性も考慮され、VWの商用車ファミリーとしてのアイデンティティも意識されています。
ドアミラーも変更され、従来は商用車であるキャディと、乗用車であるキャディ ライフで共用の大型で縦長のデザインでしたが、新型キャディ ライフでは、空力も考慮した上で乗用車ライクな横長デザインに変更されました。
テールゲートはリアウィンドウがテールゲートの横幅まで目一杯拡大され、乗用車らしい雰囲気に。また、リア周りのデザインもフロント周りと同じく、商用車の上位モデルにあたるトランスポーター T6のデザインに近いシンプルでプレーンなテイストのものが与えられ、空力特性の向上を狙ったルーフエンドスポイラーも新たに追加されています。
リアコンビネーションランプは、最新のVW乗用モデルやトランスポーター T6と同じく、L字に発光する新グラフィックスを採用。従来の灯体として必要最低限の素朴なデザインから、乗用車モデルに採用されているデザインの共通性を引用し、モダンなテイストを引き出すことに成功しています。
一新されたモダンなインテリア
インテリアに目を移してみましょう。エクステリアで行われたモダナイズの勢いはインテリアにも及び、インパネやドアトリムもデザインが一新されました。従来は丸型のエアアウトレットがデザイン上のポイントで、操作形も含め全体的に丸型の反復で構成されていました。
新型では「手に触れる部分は丸型」、「目に触れる部分は角を落とした角形」に変わっています。インパネ全体を見回してみると、T字やL字、ロの字型にキャラクターラインが走っている部分の角は斜めに落とされ、ピークがふたつある処理が随所に施されていることに気がつきます。
これは、最新フォルクスワーゲン各車のエクステリアのデザインテーマと共通している部分で、パキっとしたシャープ感のあるイメージをインテリアにも反映させています。わかりやすい一例としては、インパネ両サイドにあるエアアウトレットの形と、ドアガラスを挟んですぐ外にあるドアミラーハウジングの外形線が相似形を成しているところが挙げられます。これはエクステリアとインテリアの関係は別々にあるものではなく、統一したテイストを用いて総合的にデザインが施されていることを如実に示しています。
レジャーで使用されることを想定しているだけに、小物入れなどのユーティリティも充実しています。前席頭上にはルーフを跨ぐように大きめのオーバーヘッドコンソールが用意されており、ここにはタオルやポーチ、バッグなどをスッポリと収納できます。また、センタコンソール下の小物入れには、スマートフォンの充電も可能なUSBとアクセサリーソケットを完備しています。
シートアレンジは多彩で、リアシートは60:40で分割して背もたれを簡単に倒せますできます。水平に置きたい長尺物などを積む場合は、ダブルフォールディング(座面ごと引き起こすタンブル方式)で広くてフラットな荷室を作り出せます。さらに後部座席を丸ごと取り外せば、完全フルフラットな床面で最大容積3,030Lものラゲッジスペースが生まれます。
この容量なら例えばマウンテンバイクを立てたままで搭載でき、その上でメンテ工具や着替えの服なども余裕をもって積載可能です。このように荷物の大きさに応じて多彩なシートアレンジが可能な点は、商用車ベースならではの長所だと言えます。
マキシ仕様なら、人も荷物もどんと来い!
「キャディ ライフ」は標準仕様では5人乗りですが、さらに大型な7人乗りのロングホイールベース(LWB)仕様「キャディ マキシ ライフ」も用意されています。
キャディ マキシ ライフは、キャディ ライフから全長を470mm、ホイールベースを324mm延長したストレッチ仕様です。定員が増えるだけでなく、ラゲッジルームも340L拡大されるため、7名乗車に加え人数分の大型スーツケースがあっても余裕を持って積載できるキャパシティを持っています。
2列目以降のシートを全て取り外した状態での最大容量は3,370L、2列目シートを畳んだ状態の荷室長は1,823mmとなっており、助手席背もたれの前倒し機構をメーカーオプションで装備すれば、2mオーバーの長尺物も積むこともできます。
7人乗車が可能なクルマというと、やはりミニバンが思い浮かびますが、7人全員が快適に乗車でき、全員分の荷物も積載することを想定しているミニバンは、意外にもあまり多くありません。国産で最大級の大型ミニバンでさえ、3列目で大人が座れるスペースを確保してしまうと、人数分の荷物を積載できるラゲッジスペースは確保できていないことが多く、長期旅行では積載性に難が出るために、事実上は5人乗りというモデルも多いのです。そんな中でキャディ マキシ ライフは、大人7人でフル乗車しても快適に移動できるだけの空間と、人数分の荷物が積めるラゲッジルームを両立した、数少ないモデルと言えそうです。
エンジンはフォルクスワーゲンの最新世代に統一
イギリス仕様のキャディ ライフに搭載されるエンジンは、下記の通り「TSI」と呼ばれるガソリンエンジン2種類と、「TDI」と呼ばれるディーゼルエンジン2種類の合計4種類です。
【ガソリンエンジン(TSI)】
- 1.2TSI 84ps / 160Nm 5MT
- 1.4TSI 125ps / 220Nm 6MT & 7DSG
ガソリンエンジンの排気量は1.2Lと1.4Lの2種類で、ダウンサイジングターボ搭載のTSIエンジンです。どちらも日本へ正規輸入されているフォルクスワーゲンとしては過去数年来お馴染みの排気量ですが、1.4L TSIの正確な排気量が1,395ccであることからも分かるように、日本仕様のゴルフと同じ、最新世代のEA211型が採用されており、アルミブロックの恩恵で軽量化に貢献しています。2ペダルの7DSG(7速デュアルクラッチトランスミッション)は、1.4L仕様のみで選択可能ですが、これも日本仕様のフォルクスワーゲン各車で採用されているものです。
なお、EA211は前方吸気・後方排気のレイアウトを採用しています。これまでのキャディ ライフは、少し前まで主力だったEA111を搭載しており、こちらは後方吸気・前方排気なので、エンジンルームのレイアウトが大きく変わったことになります。とはいえディーゼルエンジンでは前方吸気・後方排気というガソリンとは逆のレイアウトが以前より採用されており、またA5プラットフォームはV6エンジンの搭載にも対応しているなど、最新のMQBプラットフォームよりも冗長性には富んだ設計がアップデートを可能にしたと考えられます。
【ディーゼルエンジン(TDI)】
- 2.0TDI 102ps / 250Nm 5MT & 6DSG
- 2.0TDI 150ps / 340Nm 6MT & 6DSG
ディーゼルエンジンも最新のEA288で、排気量は全て2.0Lですが、出力とトルクのチューニングが異なります。トランスミッションは、3ペダルは102ps仕様は5速MT、150ps仕様は6速MTとなり、後述するBlueMoiton(ブルーモーション)以外では2ペダルの6DSG(6速デュアルクラッチトランスミッション)も選択できます。この6DSGは、より大きなトルクに対応するため、ゴルフGTIなどのスポーツモデルでも採用されている湿式多板クラッチのものが採用されています。
なお、車体の大きなキャディ マキシ ライフでも基本的にパワートレインは一緒ですが、最小のエンジンとなる1.2TSIは選択できません。
BlueMotion Technologiesが実現する高い経済性
エンジンラインアップを最新のものに刷新した結果、キャディ ライフは環境負荷を他のフォルクスワーゲンの各モデル同様に低減することに成功しています。もちろんこれは、燃費の良さにも繋がるので、経済性も向上させています。またすべてのエンジンには、BlueMotion Technology(ブルーモーションテクノロジー)が採用されています。
燃費は欧州複合モードで、ガソリンエンジンのTSIが16.6〜17.8km/L、ディーゼルエンジンのTDIが19.2〜21.7km/Lです。同一エンジンで比較すると車体の大きなキャディ マキシ ライフの方が、キャディ ライフよりも僅かに燃費が低下していますが、空気抵抗の少ないボディ形状の恩恵か、その差はほとんどありません。
絶対的な燃費はディーゼルエンジンに優位性がありますが、ティグアン同様にキャディ ライフのディーゼルエンジンはAdBlueと呼ばれる尿素水溶液を使ったNOxの分解システムを持っており、このために尿素水の定期的な補充を必要としている点は留意が必要です。
また、21.7km/Lをマークするもっとも低燃費な仕様として「BlueMotion(ブルーモーション)」という特別なグレードが、標準サイズのキャディ ライフのみに設定されています。この仕様は、車体の軽量化やエアロパーツなどによる空力特性の向上、トランスミッションのギヤ比の変更、エンジンのセッティングの変更など行っており、通常のTDIの102ps/250Nm仕様とエンジンスペックは同一ながら、CO2排出量を15%程度低減、燃費も7%程度向上させています。このようなコンセプトを持つモデルとしては、ゴルフ マッチ ブルーモーション エディション(Golf Match BlueMotion Edition)などがあります。
このような自動車全体で効率向上を徹底した「BlueMotion」、そして通常のモデルにも対応する環境技術の「BlueMotion Technology」をまとめて、フォルクスワーゲンは「BlueMotion Technologies」と呼称しています。
新世代モデルを名乗るに足る進化したスペックと変わらぬユーティリティ
新型キャディ ライフとキャディ マキシ ライフは、今までどおり商用車をベースとしながらも、スタイリッシュで上質なエクステリアと、機能的なインテリアをもち、さらに大幅に性能アップを果たした新エンジンを揃えるなど、ビッグマイナーチェンジの範疇を超え「4代目」を名乗るに相応しい進化を確かに遂げています。
ファミリーカーとして家族との快適な移動手段にするもよし、仲間とワイワイしながら長期旅行や遊びに行くもよし、趣味の道具を満載して海へ山へ行くもよしと、あらゆるシチュエーションに応えてくれるMPVらしい懐の深さが、キャディ ライフとキャディ マキシ ライフにおける最大の魅力といえるでしょう。
キャディ ライフ / キャディ マキシ ライフのライバルは?
キャディ ライフとキャディ マキシ ライフのライバルをピックアップしてみましょう。
まず、このカテゴリーのパイオニアとなったルノー カングーとシトロエン ベルランゴ/プジョー パートナーの存在は見逃せません。
ルノー カングーは1997年に登場、フルゴネットにリアスライドドアを装備して使い勝手を大幅に向上させ、ヨーロッパ中で大ヒットし、他社の車種に大きな影響を与えました。現行モデルは2007年に発表された2代目で、居住性と積載性の向上のために初代のBセグメントからCセグメントにボディサイズを拡大しましたが、変わらぬ人気を集めています。
またカングーは日本にも2002年から正規輸入され人気を獲得し、フルゴネットの代名詞的な存在になりました。ルノーは日本市場を重視しており、2011年にショートホイールベース仕様をベースにしたカングー ビボップ(Kangoo Bebop)で日本市場だけのために右ハンドルを用意したり、2016年には1.2Lの直列4気筒ターボと6EDC(デュアルクラッチトランスミッション)との組み合わせを日本市場の要望に合わせて投入したというエピソードもあります。
また、日本へは正規輸入されていませんが、カングーにも「キャディ マキシ ライフ」のようなロングホイールベース(LWB)仕様のグランカングーが設定されています。しかも、LWB仕様で5人乗りと7人乗りのモデルがあるところもキャディ マキシ ライフと同じです。
キャディ ライフとカングーを比べた場合、ガソリンエンジンでは動力面で大きな差異はなくなっています。一方ディーゼルエンジンではキャディ ライフの方が排気量が大きく出力が高いことに加えて、こちらでも2ペダルが選べる点で優位性があります。
また室内のパッケージングにカングーは特色があり、このクラスの欧州車としては珍しく、2列目にダイブダウンする機構のシートを備えています。格納の簡単さではカングーに、座面や背もたれの長さではキャディ ライフに優位性があります。グランカングーとキャディ マキシ ライフに備わる3列目を比較すると、キャディ ライフが左右一体型のベンチシートなのに対して、グランカングーは左右で独立しています。シートアレンジや着脱時の持ち運びのしやすさなどの点では、グランカングーに優位性があります。
ちなみにカングーにはメルセデス・ベンツ シタン(Mercedes Benz Citan)という兄弟車も存在します。ルノーの工場で作られるシタンですが、”ドイツ車化”にあたって大幅な設計変更が加えられており、単純なOEM車とは少し異なる存在です。
カングーの一番の弱点は、イギリスで乗用グレードが展開されていないために、右ハンドル仕様が存在しないことかもしれません。日本仕様の充実と引き換えに、日本未導入の乗用カングーを並行輸入する場合は、左ハンドルが前提となってしまいます。
そしてもうひとつのフランスのライバルが、シトロエン ベルランゴとプジョー パートナー(パルトネールとも)の兄弟車の存在があります。キャディ ライフのライバルに相当する乗用グレードは、それぞれベルランゴ マルチスペース、パートナー ティピーとしてサブネームが付加されています。
ベルランゴとパートナーは日本での知名度が低く、カングーに対して後発であるかのように誤解されることもありますが、実は発表は1996年とカングーに対して先行しており、ルーフが前から後ろまでなだらかに繋がる新世代のフルゴネットとして最初に世に出たモデルです。ただし初期型はリアスライドドアがなかったために、後発のカングーにシェアを先行されてしまったという経緯がありました。2008年には2代目が登場、直近のフェイスリフトは2015年に行われています。
ベルランゴ マルチスペースとパートナー ティピーでもキャディ マキシ ライフのような7人乗りを選択できますが、LWB仕様のボディはなく、フル乗車時のスペースにはキャディ マキシ ライフに優位性があります。また、2ペダルが(カングーとは対象的に)ディーゼルでしか選べないのも惜しまれるところです。
一方、上位グレードに装備される独立して開閉可能なリアウィンドウのガラスハッチや、巨大なオーバーヘッドコンソールと気持ちの良いガラスルーフのオプションなど、フランス車らしい楽しいアイディアが満載されていることや、ベルランゴではクロスオーバーのXTRの設定があることなどが、魅力となっています。
イタリアのフィアット ドブロも強力なライバルです。初代は2000年にデビュー、ピックアップからロングのパネルバンまで幅広いバリエーションを揃えています。2代目は2009年に発表、2015年にはフェイスリフトが行われました。また、ドブロはボクスホール|オペル コンボ(Vauxhall | Opel Combo)、ラム プロマスター シティ(Ram ProMaster City)としても販売されています。
同じホイールベースで5人乗りと7人乗りが選択できること、2ペダルの設定がディーゼルに限られること、クロスオーバーモデルとしてトレッキングを設定していることなど、そのコンセプトはシトロエン ベルランゴ マルチスペースとよく似ています。ただガソリンエンジンが伝統のFIREエンジンしか選べないのは、魅力であると同時に、ガソリンターボを用意しているライバルに対しては弱点かもしれません。
ドブロではライバルにない面白いオプションとしてハイルーフ仕様があります。これは、標準のルーフパネルとテールゲートを丸ごと取り去った上で、嵩上げした別体のルーフパネルと観音開きテールゲートを装着し、容積を拡大したものです。ノーマルのボディパネルとの連続性を敢えて無視した後付感アリアリなその様は、かつてのフルゴネットの様式をそのまま現代版として残していて、ノスタルジーと「特装車」感を味わえるめずらしい選択肢と言えるかもしれません。
なお、商用バンのドブロにはLWB仕様があるのですが、乗用仕様にはラインナップされていないのが大変惜しいところです。
フォルクスワーゲンと同様にドイツに本拠地を置きながらも、イギリスでも積極的な開発を行いイギリス車としての色合いも強い欧州フォードは、トルネオ コネクト(Tourneo Connect)をラインアップしています。ベースは商用モデルであるトランジット コネクト(Transit Connect)で、いずれも2002年のデビューからイギリス市場で先行投入されました。
2012年にデビューした2代目では欧州フォード車らしいキネティックデザインによるスポーティーで前進感の強いデザインが施されています。
トルネオ コネクトには、キャディ マキシ ライフやグランカングーと同様のコンセプトでLWB、7人乗りとしたグランド トルネオ コネクトも設定されています。グランド トルネオ コネクトは3列化にあたって通常のトルネオ コネクトとは設計を変更しており、トルネオ コネクトではタンブル式の2列目は、グランド トルネオ コネクトではカングー同様のダイブダウンシートとなっています。そして3列目を折りたたむと、2列目の背もたれと連続してフラットな床面を実現します。そのため「荷室を拡張したければ3列目シートを畳めばよい」ということから、グランド トルネオ コネクトでは5人乗りはオプション扱いです。B-MAXなど個性的なミニバンを開発し、巧みなフォールディング機構で実用性の高いシートアレンジ設計を施す欧州フォードらしいつくりです。
こうしてライバルをピックアップしてみると、ボディサイズやパワーユニットはほぼ似たような構成ですが、デザインやユーティリティには、それぞれオリジナリティがあり、各メーカーのスタンスが色濃く反映されていることがわかります。どれも甲乙つけがたいものとなっており、欧州ではこのジャンルの市場が一定の支持を受けているということの証左でもあると言えます。
なお、キャディ ライフ/キャディ マキシ ライフは唯一全幅が1,800mmを下回るモデルです。駐車場環境などによっては、この全幅がキャディ ライフの大きな優位性になる方もいらっしゃるかもしれません。
主要装備とオプション
イギリス仕様のキャディ ライフとキャディ マキシ ライフは低環境負荷モデルの「BlueMotion」を除けば実質的なモノグレードで、基本的な装備は全て揃っています。
ただ選択するエンジンや車体仕様によって、タイヤとホイールの仕様が異なります。
キャディ ライフではスチールホイールにホイールキャップの組み合わせが標準となり、TSI 84psとTDI 102psでは15インチ、TSI 125psとTDI 150psでは16インチとなります。一方キャディ マキシ ライフは全ての構成でアルミホイールが標準となり、サイズは16インチです。
その他の主な装備については下記をご覧ください。+ボタンで詳細が表示されます。
- 光軸調整付ハロゲンヘッドランプ&デイライト付
- リモートキー・ドアロック
- カラードバンパー(前後)
- カラードドアミラー
- カラードドアハンドル
- 電動ドアミラー(ヒーター付)
- フロントフォグランプ
- リアウィンドウデフォッガー&リアワイパー
- ブラックサイドステップ
- ルーフレール
- フロアカーペット
- センターアームレスト
- マニュアルエアコン(ダスト&花粉フィルター付)
- デジタル時計
- メーター照度調整
- 電動調整・熱線入りドアミラー
- 運転席8ウェイシート(手動、高さ調節&ランバーサポート付)
- 前席パワーウィンドウ
- 後席スライドウィンドウ
- ドリンクホルダー(4本分)付きセンターコンソール
- 本革巻きステアリング&シフトノブ
- ロック付きグローブボックス(照明付き)
- チルト&テレスコピック付ステアリング
- 速度感応式パワーステアリング
- トリップコンピューター(マルチファンクションディスプレイ内表示)
- 4:6分割可倒・独立脱着式セカンドシート
- 脱着式サードベンチシート(キャディ マキシ ライフのみ)
- フロアカーペット
- 収納式リアトレイ
- 天吊り式カーゴネット
- 荷物固定用アンカー(6個)
- フルサイズスペアタイヤ(キャディ マキシ ライフのDSG搭載車を除く)
- パンク修理キット(キャディ マキシ ライフのDSG搭載車)
- AUX、SDカード、Bluetooth、CD、ラジオ対応ディスプレイオーディオ(5インチ)
- 6スピーカー
- クルーズコントロール(スピードリミッター付き)
- 運転席&助手席エアバッグ(助手席キルスイッチ付)
- カーテンエアバッグ(前席&セカンドシート)
- ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)
- TCS(トラクション・コントロール・システム)
- ESP(横滑り防止機構)
- ESS(エマージェンシー・ストップ・シグナル)
- EBD(ブレーキ圧適正配分機構)
- EDL(電子制御ディファレンシャルロック機構)
- MSR(エンジンブレーキトルク制御機構)
- イモビライザー
- 追突回避自動ブレーキシステム
- 自動防眩ミラー&オートライト&オートワイパー
- ドライバーアラートシステム(DSG搭載車のみ)
なお、「BlueMotion」では以下の点が通常モデルと異なります。
- “BLUEMOTION”バッジ
- パンク修理キット
- 専用エンジンマネージメントソフトウェア
- ルーフバーレス
- 専用エアロドアミラー
また「BlueMotion」を含む全てのモデルでは、BlueMotion Technology(BMT)として、以下の周辺技術が装備されています。
- アイドリング・ストップ・システム(Start&Stopシステム)
- ヒルホールド・アシスト・システム
- 回生ブレーキ機構
- 低転がり率専用タイヤ
これらの装備は、日本車でもハイブリッド車をはじめとして一般車種にも普及が進みつつあります。5年ほど前までは路上でエンジン始動すると周囲のドライバーから不思議がられたものですが、その後急速に普及し、今では信号が青になると前後からセルの回る音が聞こえてくることも多くなりました。こうした機能の有用性を実感している人が確実に増えている証拠でしょう。
この中で環境装備と関係なさそうに見えるのが「ヒルホールド・アシスト・システム」です。これは、登り坂でアイドリング停止状態から発進する際に、不意に車体が下がってしまうのを防止するもので、アイドリングストップ機能搭載車では安全性を考慮してセットで装備されていることが多い装置です。環境性能とは無縁でも、安全に環境性能を享受するには必要なので、BMTに含まれる装備として取り扱われています。ただし、作動基準となる勾配の大きさが設定されていますので、その点に関しては注意が必要です。
主なオプションとおすすめについて
キャディ ライフ/キャディ マキシ ライフはフォルクスワーゲンの商用車部門が担当しており、トランスポーター T6などと同様に多彩なオプション群が設定されています。以下では注文時にしか設定できないメーカーオプションについて、主なものを紹介します。
726ポンドのバイキセノンヘッドランプは、ハイロービーム両方でキセノンを活用できるバイキセノンヘッドランプと、コーナリングランプ、ダークテールランプがセットになったオプションです。明るいライトは夜間走行での疲労軽減に繋がりますので、装備しておきたいものです。
180ポンドの観音開きテールゲートは、日本ではカングーでもお馴染みのものです。標準の一枚縦開きのテールゲートは雨よけに使えるなどのメリットがありますが、駐車環境などが理由でその大きさや開けた時の高さで、後ろの壁とのクリアランスも気になる場合には、観音開きのテールゲートがおすすめです。ほぼ半分ずつ開けられるので、軽い力で開閉できるのも魅力の一つです。
522ポンドのオートエアコンは、空間の広い室内で温度管理は自動制御できると何かと便利でしょう。空調関連では後席向けに天井に追加される電動ファン付きのベンチレーター(588ポンド)もおすすめです。
270ポンドの前席シートヒーターは真冬の雪国では大変ありがたい装備です。シートヒーターにヘッドライトウォッシャーやウィンドウウォッシャーヒーターをセットにした558ポンドのウィンターパックは、お買い得なセットオプションです。
アダプティブクルーズコントロール(ACC)は近年普及が進んでいる、前車追従式のクルーズコントロールです。単品では298ポンドとそれほど高くありませんが、マルチファンクションステアリングやACC対応追突回避自動ブレーキが必須装備となり、さらにそのマルチファンクションステアリングでは純正カーナビゲーションシステムの”Discover Media”か、ドライバーアラートシステムのいずれかとの組み合わせが必須です。しかしDiscover Mediaは日本の地図が入っておらず(配線解析等で表示できる場合はあります)、他にもセットで装着しなければならない周辺オプションが多く高価になってしまうので、基本的にはドライバーアラートシステムとの組み合わせをおすすめします。この場合、ACC追加時の総額は570ポンド(DSG搭載車では516ポンド)となります。
なお、縦列駐車をアクセルとブレーキ操作だけで行えるパークアシストシステムの設定もありますが、こちらは必ずDiscover Mediaとの組み合わせなければいけません。総額約2,000ポンドのオプションとなってしまいますのでご注意ください。
また、工場装着オプション以外にもキャディシリーズには豊富なオプションが用意されています。
各種オプションの詳細は以下もご覧ください。+ボタンで詳細が表示されます。
- アンダーボディープロテクター – 24ポンド
- 追加アンダーボディープロテクター(キャディ ライフ) – 270ポンド
- 底床サスペンション(キャディ ライフ) – 222ポンド
- リアバンパーカバー – 132ポンド
- リア観音開きドア – 180ポンド
- キャディ ライフ用強化サスペンション – 156ポンド
- キャディ ライフ用強化サスペンション&ショックアブソーバー – 216ポンド
- キャディ マキシ ライフ用強化サスペンション – 312ポンド
- シルバールーフレール – 282ポンド
- ESP拡張機能付き純正トウバー – 426ポンド
- 16インチアルミホイール(キャディ ライフ) – 912ポンド
- 16インチホイール別デザイン(キャディ マキシ ライフ) – 無償
- 17インチアルミホイール(キャディ ライフ) – 552〜648ポンド
- 17インチアルミホイール(キャディ マキシ ライフ) – 1,308〜1,404ポンド
- (低転がりタイヤに代えて)オールシーズンタイヤ – 120ポンド
- バイキセノンヘッドライト(コーナリングライト、ダークテールライト付き) – 726ポンド
- コーナリングライト(単品) – 246ポンド
- ヘッドライトウォッシャー – 192ポンド
- ウィンドウウォッシャーヒーター – 30ポンド
- プライバシーガラス – 168ポンド
- 7人乗り仕様(キャディ ライフ) – 552ポンド
- 5人乗り仕様(キャディ マキシ ライフ) – 無償
- 助手席可倒機構付き前席コンフォートシート – 294ポンド
- 前席シートヒーター – 270ポンド
- 脱着式バルクヘッド – 732ポンド
- オートエアコン – 522ポンド
- 後席向けルーフベンチレーター – 588ポンド
- グローブボックス冷却機能 – 120ポンド
- テールゲートスポットライト – 120ポンド
- 電動格納ドアミラー – 132ポンド
- バイキセノンヘッドライト(コーナリングライト、ダークテールライト付き) – 726ポンド
- ヘッドライトウォッシャー – 192ポンド
- ウィンドウウォッシャーヒーター – 30ポンド
- ACC(前車追従式クルーズコントロール) – 258ポンド
※レザーマルチファンクションステアリングとACC対応衝突防止ブレーキと同時装着必須 - ACC対応衝突防止ブレーキ – 60ポンド
- レザーマルチファンクションステアリングホイール – 198ポンド
※Discover Mediaナビゲーションシステムもしくはドライバーアラートシステムとの同時装着必須 - ハイビームアシスト – 138ポンド
※Discover Mediaナビゲーションシステムもしくはドライバーアラートシステムとの同時装着必須 - ドライバーアラートシステム – 54ポンド(DSG搭載車には標準装備)
キャディ ライフ ACC紹介映像(約33秒)
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キャディ ライフ / マキシ ライフのオススメグレードは?
キャディ ライフ/キャディ マキシ ライフを並行輸入する場合、パワートレインとボディタイプ(ライフか、マキシ ライフか)の2つの要素について組み合わせを選ぶことになります。
パワートレインは、ガソリンのTSIとディーゼルのTDIがありますが、いずれも高出力仕様を選ぶことをおすすめします。キャディ ライフはこのクラスでは比較的車重が重く、マキシではそこからさらに重くなります。加えてキャディ ライフ/キャディ マキシ ライフを選択肢として検討する場合は、日常生活の中で人を乗せたり荷物を積む機会が多いと考えられ、さらに走行時の重量は重くなるので、出力に余裕が欲しいところです。特に2.0 TDI、150ps仕様に6DSGの組み合わせならば、自然吸気の3.5Lエンジン級のトルクで、走りで痛痒を感じるシーンは少ないでしょう。
ボディタイプについては、キャディ ライフでも積載性は優れており、5名フル乗車しても通常の用途では必要十分な荷室容量を持っており、不足はありません。
一方で6名以上の乗車を日常的に行う場合は、キャディ マキシ ライフの方がおすすめです。オプションでキャディ ライフに3列目のシートを追加する方法もありますが、この場合6名以上乗車時の荷室容量がゼロに近くなるので、臨時用だと考えられた方が良いかもしれません。
また、キャディ マキシ ライフについては見た目から感じられる全長の長さに、取り回しの不安を感じられる方もいるかもしれません。実際小回りは苦手で、最小回転半径は6.1mに達します。一方で実はキャディ マキシ ライフは、例えばトヨタ アルファード/ヴェルファイアや日産 エルグランドのような大型のミニバンと比較するとホイールベースがほぼ同じ長さで、全長も全幅も全高もコンパクトです。したがってアルファードやエルグランドが入れる道ならば基本的には問題なく走ることができます。
確かに苦手な部分がある一方で、キャディ マキシ ライフならば大人7人がしっかり座れて、荷物もきちんと積めるのです。人も乗せるし、荷物も積むけど、どうせなら人と違うクルマに乗りたい、そう思っている方なら、きっと長く乗り続けられる、良きパートナーとなってくれることでしょう。
注目の並行輸入、日本での乗り出し価格は?
キャディ ライフ(Caddy Life)
現在、英国内のグレード整理・価格改定に伴う調整作業中です。日本国内での乗り出し価格の目安はお問い合せ下さい。
キャディ マキシ ライフ(Caddy Maxi Life)
※国内乗り出し価格目安は、ご覧の時点での為替レートにて算出しております。 金額が表示されない場合は、しばらく経ってから再度アクセスをお願いします。
キャディ ライフ / マキシ ライフの輸入中古車もおすすめ
新車よりも乗り出し価格を抑えたいという方への選択肢として、輸入中古車もご案内しています。画像の個体は記事掲載時にフォルクスワーゲンの公式中古車サイトに掲載されていた個体で、走行距離3,000マイル以下のキャディ マキシ ライフ 2.0TDI 150PS 6DSG仕様にオプションの17インチホイールやDiscover Mediaなどをオプションなど高価なオプションを装備しながら、価格は新車本体価格よりも約1,600ポンドほど低価格でした。
なおイギリスでは7人乗りのキャディ マキシ ライフの方が中古車としての流通量が多く、またそのほとんどが2.0TDIと6MTの組み合わせが多く、特にその構成で並行輸入を検討する場合、輸入中古車は有意義な選択肢かと考えられます。一方、それ以外の構成の場合は、お探しするのにある程度お時間をいただく場合や、条件によっては見つからない場合もございます。
またキャディ マキシ ライフの中古車は、他車種と比べると比較的5,000マイル以下の個体の流通数が少なく、登録から1年以内で10,000マイル前後に達している個体も多く見られます。実用車の場合、距離からイメージするよりも想定外に傷んでいることもあり、日本に輸入すると思わぬ整備費用がかかるケースも想定されるので、新車販売中のモデルを並行輸入する場合は、できる限り低走行の個体をおすすめしています。
スペック表
フォルクスワーゲン キャディ ライフ/キャディ マキシ ライフのサイズやカラーなどスペックは以下をご確認ください。+ボタンで詳細が表示されます。
車名 | フォルクスワーゲン キャディ ライフ[マキシ ライフ] / Volkswagen Caddy Life[Caddy Maxi Life] |
エンジン、サンプルグレード | 1.4TSI 125PS EU6 BMT 7-speed DSG |
英国販売価格 | £22,041[£23,747] |
型式 | – |
初度登録 | 国内未登録新車 |
車検 | 受け渡し |
走行距離 | – |
ハンドル | 右 |
ドア数 | 5 |
カラー | キャンディホワイト(標準色/SOL) チェリーレッド(標準色/SOL) サンドストームイエロー(標準色/MTL) インジウムグレー(標準色/MTL) リフレックスシルバー(OP/MTL) フォルタナレッド(OP/MTL) ブラックベリー(OP/MTL) チェストナットブラウン(OP/MTL) バイパーグリーン(OP/MTL) バンブーガーデングリーン(OP/MTL) スターライトブルー(OP/MTL) アカプルコブルー(OP/MTL) ディープブラック(OP/P) ※OP:有料オプション £468 ※SOL:ソリッド塗装 ※MTL:メタリック塗装 ※P:パール塗装 |
全長x全幅x全高 | 4,408[4,878] x 1,793 x 1,858 mm |
ホイールベース | 2,682[3,006] mm |
トレッド(前/後) | – / – |
車両重量 | 1,575[1,694] kg |
乗車定員 | 5[7]名 |
トランスミッション | 7DSG(デュアルクラッチトランスミッション) |
エンジンタイプ | 直列4気筒16Vガソリン直噴ターボ |
総排気量/内径x行程 | 1,395 cc / 74.5 x 80.0 mm |
圧縮比 | 10.0(参考値) |
最高出力 | 125ps / 5,000-6,000rpm |
最大トルク | 220Nm / 1,500-3,500rpm |
燃料タンク容量 | 55L |
燃費 | 約17.2km/L(欧州複合基準) |
ブレーキ形式(前/後) | ベンチレーテッドディスク/ディスク |
タイヤ/ホイール | 205/55R16 6J x 16 |
最高速度 | 約183km/h |
0-100km/h加速 | 10.9秒 |
特記事項 | ※[ ]内はキャディ マキシ ライフのスペックです。 |
車名 | フォルクスワーゲン キャディ ライフ[マキシ ライフ] / Volkswagen Caddy Life[Caddy Maxi Life] |
エンジン、サンプルグレード | 2.0TDI 150PS EU6 BMT 6-speed DSG |
英国販売価格 | £24,048[£26,567] |
型式 | – |
初度登録 | 国内未登録新車 |
車検 | 受け渡し |
走行距離 | – |
ハンドル | 右 |
ドア数 | 5 |
カラー | キャンディホワイト(標準色/SOL) チェリーレッド(標準色/SOL) サンドストームイエロー(標準色/MTL) インジウムグレー(標準色/MTL) リフレックスシルバー(OP/MTL) フォルタナレッド(OP/MTL) ブラックベリー(OP/MTL) チェストナットブラウン(OP/MTL) バイパーグリーン(OP/MTL) バンブーガーデングリーン(OP/MTL) スターライトブルー(OP/MTL) アカプルコブルー(OP/MTL) ディープブラック(OP/P) ※OP:有料オプション £468 ※SOL:ソリッド塗装 ※MTL:メタリック塗装 ※P:パール塗装 |
全長x全幅x全高 | 4,408[4,878] x 1,793 x 1,858 mm |
ホイールベース | 2,682[3,006] mm |
トレッド(前/後) | – / -mm |
車両重量 | 1,665[1,783] kg |
乗車定員 | 5[7]名 |
トランスミッション | 6DSG(デュアルクラッチトランスミッション) |
エンジンタイプ | 直列4気筒16Vディーゼル コモンレール付き直噴ターボ |
総排気量/内径x行程 | 1,968 cc / 81.0 x 95.5 mm |
圧縮比 | 18.1(参考値) |
最高出力 | 150ps / 3,500-4,000rpm |
最大トルク | 340Nm / 1,750-3,000rpm |
燃料タンク容量 | 60L |
燃費 | 約19.6[19.2] km/L(欧州複合基準) |
ブレーキ形式(前/後) | ベンチレーテッドディスク/ディスク |
タイヤ/ホイール | 205/55R16 6J x 16 |
最高速度 | 192km/h |
0-100km/h加速 | 9.9[10.3]秒 |
特記事項 | ※[ ]内はキャディ マキシ ライフのスペックです。 |
車両詳細画像ギャラリー
フォルクスワーゲン キャディ ライフ/マキシ ライフをもっと知りたい方はこちら
・フォルクスワーゲン 英国 キャディ ライフのオフィシャルサイト(VW-Vans UK Caddy Life)
・フォルクスワーゲン 英国 キャディ マキシ ライフのオフィシャルサイト(VW-Vans UK Caddy Maxi Life)
・フォルクスワーゲン 英国 キャディ ライフ/マキシ ライフのコンフィギュレーター(VW-Vans UK Caddy Life)
・フォルクスワーゲン 英国 キャディ ライフ/マキシ ライフのカタログダウンロード(VW-Vans UK Caddy Life)
・フォルクスワーゲン 英国 キャディ ライフ/マキシ ライフの価格表・オプションリスト(VW-Vans UK Passanger carriers)
※本記事は2016年9月14日時点の情報を元に作成しております。最新の情報に関しては直接ご連絡にてご確認ください。また、記載情報の誤りがある場合はお知らせください。